テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
“もし、この世界が“夢”で、目覚めなきゃいけないってなったら君はどうする──?”
どうして、こんな質問をしてしまったのか、すまないはそれを言った後に疑問がよぎる。
慌てて別の話題に変えようとした。だが、
「・・・そうですね・・・私は、“目覚めるべき”だと思います」
その言葉に、どうしてか心臓を強く掴まれたようなガツンとした衝撃を感じた。
「・・・な、んで・・・?」
自分から零れた声が、あまりに弱々しく、か細いことに驚いた。
エウリは、答えた。
「例え、その夢の世界で幸せでも、楽しくても、夢はいつか覚めてしまうもの。いつかは目覚めないと、その夢の外に置いてきてしまった友人や家族、大切な人を困らせてしまうでしょう?・・・私は、もし、これが夢であるならば、目を覚ましたい。と思います」
エウリの言葉に、どうしてか、頭がチカチカする、酷い頭痛に気持ち悪くなる。
すると、エウリがすまないと目を合わせた。
「・・・すまないさん」
──辞めて、それ以上、何も言わないで
──お願い、止めないで
「・・・あなたは・・・」
どうしてか、ズキズキ頭が痛む、視界がチカチカする。
さっきから、矛盾した考えばかり、頭に過ぎる。
「・・・私が知っている、“すまないさん”ではないですよね?」
92
249
663