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らび
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赫
彼には元々持病があった 。
癌程重い病気では無いが、
常に入院と退院を繰り返していた。
そして俺はそんな彼に宿題とかを届ける為の
゛都合の良い奴 ゛
なのだろう
ただ彼は、俺のことを1人にしないでずっと笑っていてくれた 。
ここまでで見れば幸せな話 。
彼には愛してくれている親がいる 。
困った時はいつも親が何とかしてくれているのだろう 。
一方俺の方は毎日暴力を振るうような、
簡単に言えば 毒親というものだ 。
1度持病を抱えてでもいいから俺は誰かに愛して欲しかった 。
瑞 あ、赫さん、! 今日はありがとうございます ! また 来てください、 !
現時点で俺のことを理解してくれているのは瑞だけだろう 。
俺なんて社会のゴミでしかなくて
本に書かれているような生き方とか全くわからなくて、
そんな俺にも
頼れる人が欲しい
幸せにしてくれる人が欲しい
俺のことを見てくれている人か欲しかった 、
俺も、彼のように
幸せと思える環境が欲しかった 。
大好きと思える人に出会いたかった 。
もし俺が瑞だったら 。
そんな妄想をしてしまう 。
俺の全てが瑞だったらいいのに 。
赫 瑞、咳はもう止まったのか?
瑞 あ、うん! 薬変えてからだいぶ良くなったんだよ!
赫 それは良かった 。
瑞 ねぇ、 赫くん 。
瑞 なんで左頬にずっとガーゼつけてるの?
瑞 怪我してるの? それとも、、、
赫 黙れ 。
彼の問いかけについ怒りが溢れてしまい 。
棘のように言葉を発した 。
その時君は 驚いたような顔をして、
さっきまで大きく可愛らしい目が
小さくて驚いたような目に変わった 。
瑞 そうだね ごめんね 。
瑞 あ、これから検査だからもう帰って 。
そう言って、診察室へと向かって行った 。
多分怒っているのだろう 。
でも これは ゛お前の方が悪い ゛
お前はなんにも俺のことをわかっていないくせに 。
どうせ親に愛され、友達に愛されて幸せなのだろう 。
もう放っておいて欲しかった 。
゛来世はお前みたいに愛される人になれますように ゛
自殺をする訳では無いが、
不意にカッターに手を差し伸べた 。
瑞
大好きな人を怒らせた 。
そう思ってしまったのは 今日の出来事 。
瑞が誤って赫くんを怒らせてしまった 。
あんなことを聞くんじゃなかった 。
今頃反省をしている 。
今日はあんまりご飯食べれそうにないな 。
テンションも体の体温もいつもよりだいぶ低くて、
医師に心配される程だった 。
瑞 赫くんとお話したいな〜 。
赫 呼んだ?
瑞 うん、 呼んだ
〜
瑞 でね、それでね〜
吐かなくちゃ
吐かなくちゃ 。
相手に信用されるように、
赫くんがまた瑞にふりかえってくれるように吐かなくちゃ
ねぇ、
なんでできないの、
もう ゛ 瑞なんて、、、 ゛
赫 瑞? なんで泣いてんの?
瑞 へ、 ポロ
いつの間にか涙を流していたそう 。
赫 あんま無理すんなよ ナデ
そう言って彼は立ち去った 。
瑞のことまだ好きでいてくれるのかな
そんな妄想をしながら言葉を吐いた 。
彼に明日も会いたいな 。
瑞なんていらないという思考から
また赫くんに会いたいって思えたのは
秘密のお話 。
first END
コメント
1件
みぅ🤍🥀です。第2話、読み終えました。 赫くんの「お前の方が悪い」って心の声、すごく刺さりました。毒親環境の中で育って、持病のある瑞にだけは笑顔を向けられたのに、ガーゼのことを聞かれて怒っちゃうところが切なすぎる…。そして瑞も「吐かなくちゃ」って自分を責めてて、2人のすれ違いが痛いほど伝わってきました。好きだからこそお互いに見せたくないものがあるんだね。続きが気になります。大切に読ませてもらいますね🌙