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「ええー松原さんまで、そんな言い方ですか~」


真梨奈がますますつまらなさそうな顔になる。


「……整いすぎてて、恐いってことよ。あの先生を見てると、完璧すぎてアンドロイドみたいにも、時々見えるくらいだしね」


女史はそう話して、


「ほら、いつまでもうだうだ言ってないで、近野こんのさんのように、ちゃんと仕事をしなさいよ」


傍らで黙々と事務をこなすアシスタントの近野 さつきさんを一瞥して、軽くおしゃべりを諫めると、


「はーい…」と、真梨奈が間延びした声で答えて、仕方なさそうに患者さんのデータ処理を始めた──。


──このクリニックは完全予約制のため、一人一人の診療時間を40分以上と、かなり長めにとっている。


時には、その時間をオーバーして、話を聞き込むこともあり、


患者さんには概ね好評な上、先生も優しくて美男でと評判はとても高かった。


けれど……、


そう、患者さんには大概受けがいいのだけれど……なぜだか、あの医師の姿を見ていると、完璧な表の顔からは見えない、隠された裏の顔があるような気がしてならなくて、


それが、言い知れない恐さを孕んでいるようにも思えて、私には仕方がなかった……。


「責め恋」美形な医師は、サディスティックに迫る

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