TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する


その日の業務が終了し、締めの作業も終わって、そろそろ帰ろうかと思っていた。


……と、そこへ、


「永瀬さん、悪いけどちょっと先生のところへ行って、今日のカルテをもらってきてくれないかしら?」


松原女史から、用件を言いつけられた。


「はい」と返事をして、診療ルームへ向かう。


ドアをノックすると、「どうぞ、何か用ですか?」という声が聞こえた。


「あの、今日のカルテをいただいてくるよう、松原さんから頼まれまして」


室内へ足を踏み入れ、目の前の白衣の医師に告げると、


「ああ、わかりました」


と、カルテをデスクの上でトントンと揃えて、私に手渡そうとした──その一瞬、


ふと互いの指が触れ合い、思わず自らの手を引っ込めたせいで、カルテがバラバラと床に落ちて散らばった──。


「あ…すいません!」


咄嗟に拾おうとしゃがんだ私の前に、


「私も、拾いますよ……」


白衣姿の政宗医師が、スッと片膝を突く。


「あの、大丈夫ですから……」


あまりに近すぎる距離感に、思わず腰が引けると、


「永瀬さん?」


不意に、低く落とした声で呼びかけられた。


「え、あ…はい」


真近に迫る端正に整った顔立ちに、つい声が上ずる。


「君、私に恐怖心を抱いてますよね?」


すると政宗医師から、そう言わば唐突に訊かれた──。

「責め恋」美形な医師は、サディスティックに迫る

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

53

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚