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お互いの両親への挨拶も済み、私と拓はついに結婚した。


永山拓 永山萌


「結婚式はもう樹里にお願いしてあるから」


樹里の就職先のチャペルで、私たちは式を挙げた。


黄色いチューリップがたくさん飾ってあった。

「全部聞いてるから!萌好みな感じでしょ?」

樹里が作ってくれた内装は、私たちの思い出のあるものばかりだった。


高校時代の仲間たちやJリーグチームの人たちが結婚式駆けつけてくれた。


拓はビッグな人になったんだな…


あの頃と変わらない笑顔、目の輝き、まっすぐなところ。


この人でよかった、そう思えた。



拓が有名人になっていく姿を見て、寂しさもあったけれどそれ以上に好きである気持ちや愛に偽りはなく、それが大きな自信となって宝物になって…


初めての恋人が、拓でよかった。


拓はその後、日本の代表に選ばれたりJリーグの大きな柱となってチームを盛り上げた。


私は2人の子供に恵まれ、お兄ちゃんを新、妹を優希と名付けた。


新しいことに挑戦できる男の子に、そして優しくて希望のある女の子に育つように。


この子達が私たちの姿を見て、自分たちも幸せになりたいって思ってくれたらいいな。


愛は絶対に裏切らない。

好きという気持ちや直感は必ず報われる。

そして、迷信を信じてみるのも悪くない。


私たちが繋がれた理由は、チューリップだった。


「お庭のチューリップもう咲きそうだよー!」

優希は特に、チューリップが大好きだ。


もう少し大きくなったら、2人にママとパパの話を聞いてもらいたいな。


その時は、黄色いチューリップの前で。


4人で幸せに暮らしていこうね。



おわり

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