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待ってましたぁ! 最高ッスね

こんばんは、コエダメと申します 今作から書き方を少しだけ変更してみましたが、どうでしょうか? 「読みずらい」「前の方が好き」等のご意見があれば遠慮なくお気軽にお声掛けください
注意
このお話は日帝(♀)総受けです(つまりNL)
痛々しい文かも知れない
注意事項は読みましたね?それではいってらっしゃい
アメ「Hello、日帝チャン。随分と久しぶりだな」
目の前の高身長の男は心底機嫌良さげに気さくに話しかけてくる
それとは相反するように日帝の体は怯えて、華奢な肩がふるふると震える
アメ「日本から話は聞いてたぜ、元気そうで良かった」
日帝「ッ…い、いまさら、なんの、様だ…」
アメ「HAHA…相変わらずクールだなぁ日帝チャンは」
我が物顔で日帝の肩を抱くと、ぐいと顎を上げ顔を寄せる
アメ「…へぇ、メガネ変えたんだ?俺的にはコンタクトの方が合うと思うぜ?」
日帝「ッ黙、れッ…(いや、いやだ、怖いッ…)」
いやでも頭に降りかかる低い声に、喉元の傷がじくりと痛んだ気がした
ガタガタと足が震える。しかし当のアメリカは恐怖を感じている日帝の顔の火傷跡をまるで愛玩動物の様に優しく撫でる
日帝「ひっ…ッ」
アメ「あぁ…本当に可愛いぜ…日帝ちゃ」
「お遊びはそこまでにしてもらおうか」
背後から感じる冷たい鉄の温度と硬さに反射的に手を上げてから数刻、アメリカはニヤリと口角を上げた
アメ「HAHAHA‼︎誰かと思えばナチスくんじゃないか‼︎相変わらずで何よりだぜ?」
ナチ「今すぐ口を閉じろ。風穴を開けたくなければな」
イタ王「日帝、日帝。向こう行っとこう」
日帝「あ、あぁ…ッ」
ナチスが惹きつけている間に軽やかな手つきで日帝を救出し、呼吸が乱れかけている彼女を連れて人気の少ないベンチまでやってきた
日帝「ぅ…ッはっ、ヒュ…ッ」
イタ王「日帝、落ち着いて。ね?」
イタ王「僕の呼吸に合わせて…ほら吸ってー吐いてー…」
ボロボロと涙をこぼす日帝の背を摩り、どうにか呼吸を合わせることに成功した
日帝「い、イタ、王……ッ…わたし、まだ、しにたく、ないッ…よ…」
イタ王「ダイジョーブ‼︎僕もナチもいるんね‼︎何があっても日帝のこと守るから‼︎」
日帝「ほ、んと?」
イタ王「勿論‼︎だからもっともーっと頼るんね‼︎」
子供の様に泣きじゃくる日帝をぎゅっと優しく抱擁して、頭をぽんぽんと撫でる
トクトクと流れるイタ王の心音は、日帝に安心と安らぎを与えた
イタ王「…安心して寝ちゃったかな?んふふ…ッはー…良かったぁ…」
下手すればもう一生会えなかったかもしれない
そんな最愛の人間に安堵の息と独り言をこぼしながら、一つ強く抱きしめた
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目を覚ますと見慣れた格天井が目に飛び込んだ
我が家であった
日帝「……あ、そうか…」
考えうる限り最悪なことが起こってしまい、憔悴しきって寝てしまったことを思い出した
急いで二人に謝らないとと立ち上がると殆ど同時に障子が開いた
ナチ「‼︎日帝‼︎体は大丈夫か?どこか不調は…」
日帝「わ、私はもう平気です…‼︎それより先輩その顔は…‼︎」
ナチスの頬には真新しいガーゼが張り付いており、ほんの少し腫れている気がした
ナチ「ん?あぁ気にするな、なんて事は無い」
日帝「な、何があったんですか⁉︎」
ナチ「…あーー…いや、まぁ…情けない話なんだが…」
どうやらアメリカと対峙している際、誤って頬に殴られてしまったという
ナチ「相手はアメリカだからな…流石に体格差があったな」
日帝「…す、すみませんッ‼︎…私の、私の所為で…先輩が怪我を…‼︎」
深々と頭を下げて額を床につけ謝罪する日帝に慌てて顔を上げる様にうながす
正直ナチスには何故謝罪を受けているのかはハッキリと理解できなかった
ナチ「な、何故謝るんだ⁉︎日帝は何も悪くないんだぞ⁉︎」
日帝「私が一人で対処できていれば…こんなことには…ッ」
そう言って顔を上げようとしない日帝に、心の隅で「らしいな」とは思いながら続ける
ナチ「あれは俺が勝手にやった事だ。やりたいからやったんだ。それに、女性を守るのは男のつとめだろう?」
日帝「…そういうもの、ですか?」
ナチ「そういうものだ」
力押すような声に日帝も納得したのか、そろそろと顔を上げる
体調が良いなら居間に戻ろうかと、二人は手を繋ぎ並んで部屋を出た
日帝「…やはり申し訳無いので、治るまでの治療は当面私にやらせてもらえませんか…?」
ナチ「俺としては大歓迎だが、仕事は大変じゃないか?」
日帝「大丈夫です」
日帝との時間が増えるなら、この怪我もちょっとラッキーかもと思ったナチスであった