今回は前置きなんてない…わけないだろぉ!?
いやね…腐って書くのムズいんすよ…
前からこの構想自体はあったんですけど形に出来なくて…
で、出来たってわけ😎😎😎😎😎😎😎😎😎😎😎😎😎
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〇ダープル君がバチバチのドラゴンです🐉🟣
〇誤解を生む前に言っておきます。
サイモン君は決してMではありません。
〇何故かダープル君が洞窟住みです
〇下手
〇下手
〇久しぶりに書いたからガッバガバ
〇サイダーかもしれないしダーサイかもしれない
つまりリバ…?
Let’s Go!
「ぅ゙〜…」
目を覚まして一番に感じたこと、それはむず痒さだった。
普段であれば朝一番の日の光に目を瞑るが、今はそれよりも
幾ら経験しても慣れない感覚に身を捩った。
鱗と鱗の境目、角や尾の付け根といったあらゆる箇所が痒い。
これは…確か『脱皮』と呼ばれる現象だったか?
最初のうちは周りの人々に大層驚かれたが皆慣れたようだ。
当の本人である僕が慣れない、というのもどうなんだろうか…
ボーっとしていたら、扉がぶち破られた。
こんな事するやつはアイツしかいない。
「ダープルー!!!!!!!!」
「あ…サイモン…」
身体を上げる気力も起きない為、寝転んだ状態でサイモンを
迎えることとなってしまった。
普段僕がサイモンに見下ろされてるのも新鮮…だなんて働かない頭でぼんやり考える。
「あ〜…脱皮途中だった感じ?」
頷こうにも間接の鱗同士が噛み合って首が動かない。
というか全身がバッキバキになってる感覚。
「ゥ゙…」
「やっぱりかぁ、お邪魔しちゃったかな?」
「…」ガシッ
別に邪魔じゃないし…
「痛ッ!何々!?」
尻尾を持つものにしか分からない痛い点を思いっきり掴む。
「も〜!ダープルやめてよ!」
怒るサイモンを見るとなんだか笑いが込み上げてくる。
「わっ、身体震えてるよ!?大丈夫!?」
今すぐにでもコイツに教えてやりたい、お前のせいだと。
角と角の間を上手い具合に撫でられ、手元に目線を移す。
するとサイモンが逆鱗に手を伸ばしていた。
ドラゴンとしての生存本能が働き、大きく息を吸い込み…
「触るな!!!!!!!!!」
洞窟の奥が崩落した音がした。
(やっば、そんな大声出してたかな…僕は悪くない。うん。
逆鱗に触ろうとしたサイモンの自業自得だ。うん。)
「あー…耳キンキンする〜…」
「!?」
ホント、コイツの生命力には毎度驚かされる。
一度は僕の尻尾に触って弾き飛ばされ、
一度は角を勝手に弄って今日と同じようなことになったり…
これらは他種族で言う『セクハラ』に値する。
本気でキレたりしたけど、だんだんアホらしくなってきた。
何をしても通用しない相手だと理解するのにそう時間は要さなかった。
自分の周りに鱗が散乱していた。
先程の衝撃波で剥がれ落ちたのだろうか?
今はそんな事より大きな疑問が僕の心のなかを渦巻いていた。
「ん〜、お前はマジで何がしたいの?」
見るに堪えない姿になったサイモンが顔を覗かせる。
「え〜?ただダープルに会いに来てるだけだよw」
「えと、僕が聞きたいのはそういうことじゃなくて…」
過剰なスキンシップ、脱皮のタイミングを理解しているように
僕の家に訪ねてくる…等々の件についてだ。
しかし、馬鹿正直に言えるほど僕に勇気はない。
もし仮に、考えすぎだとしたら僕が赤っ恥をかく羽目になる。
それは嫌だ。
でも思いを伝えられないのは何倍も嫌だ。
「なーんでそんな大惨事になるような事するのさ…」
「え?」
「おんなじような目に遭っても性懲りもなく…」
あぁ、結局今日も伝えられなかった。
「ほんっとサイモンって馬鹿だよね。」
「はぁ!?誰がバカだよ!?って痛い痛い!鱗刺さってる!」
「そんな事知らないよ」
「そんな事じゃないし!もう帰る!」
僕に背を向ける彼の身体の至る所に紫色の鱗が刺さっている事
に少しばかりの優越感を抱きつつも、あの体温が恋しくなって
喚き散らすサイモンを尻尾で此方に引き寄せる。
「え何々?ガチ恋距離じゃんw」
…どうやら苦しみが終わるまでかなりの時間がかかるようだ。
END
メンヘラ気味なダープル君と鈍感すぎるサイモン君でした。
脱皮の設定は何処に行ったんでしょうね。()
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