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シャオロンのオーバードーズが発覚してから、数日たった。
変わったことと言えば、シャオロンの目の下に、隈ができていることだ。
それ以外は何も変わっていなかった。
なぜオーバードーズを始めてしまったのか問い詰めたい。
でも、、、なんだか、恐怖でなかなか話しかけられない。
どんな恐怖かは知らないが、嫌な予感がする。
「、、、」
お前を救ってやれなくて、ごめんな、、、
最近、兄ちゃんが心配するような目線を向けてくる。
何かあったのだろうか。
でも、心当たりは全くない。
「はぁ、、、」
深いため息をつき、俺は自分の部屋に入った。
「、、、」
ドアを開けたら、そこには自分の机がある。
机の上には、薬が入った瓶が5個ある。
「、、、?」
でも、何かがおかしい。
誰かが触った形跡がある。
自分の部屋に入った者がいるのだろうか。
「兄ちゃん、、、?」
なぜ、入ったのだろうか。
前から自分の部屋に入るなと言っているのに。
勝手に入った兄に虫唾が走る。
どこからか、怒りが湧いてきた。
あまり怒らない性格なのだが。
弟の願いが聞けないのだろうか。
急に湧いてきた怒りを収めるために、俺は引き出しの中に入っている
銀色のとがったものをだし、腕に沿ってスッと動かした。
腕に痛みが走ると同時に赤黒い液体が出てきた。
「ッ、、、」
これが俺の唯一の快楽だ。
痛いけど、なぜか続けてしまう。
あぁ。もう、すべて忘れてしまえたら、、、