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「コボルト族の総数?
スクート殿に問い合わせれば、正確な人口を
教えてもらえるかもしれないが」
公都『ヤマト』―――
そこにあるパック夫妻の屋敷兼研究施設兼病院。
幼い少年の外見をした、薄いベージュ色の
巻き毛の魔王がそう話し、
「全て見て回ったわけではないですが、
村以上・街未満という感じでしたね」
「多く見積もっても、千人は超えていないかと」
紫のミディアムボブの髪型をした女性と、
褐色肌とホワイトシルバーの長髪を持つ女性……
魔族2人がそれに続く。
その言葉の先は、青と白の中間色のような
髪をした、ドラキュラのコスプレみたいな
格好をした少年―――
「ええと、フェルギ様。
これから何を?」
「少し気になる事があってな。
まあいい、それで土精霊よ。
魔力はこれで足りるか?」
彼が手をかざす先には、グリーンの髪と
エメラルドグリーンの瞳を持つ……
精霊の少年がいて、
「はい。
例の植物の、虫除けの効果を最大限に
引き上げて欲しいという事でしたね?
これなら強化した後に繁殖させても、
お釣りが来ます。
もちろん、毒性や害のある―――
攻撃性のある虫に限定する事も可能です」
「問題は魔導具ですね……
いくら素材があっても、すぐに大量の
魔導具は生産出来ませんから―――」
シルバーの長髪をした中学生くらいの女の子が、
アゴに手をあててつぶやく。
現状、あの虫除けの魔導具は公都でも急ピッチで
生産している。
冒険者を使って効果が確認出来たのと、各所に
配られたそれの噂を聞きつけて……
注文が殺到している状態だ。
「だからこそ土精霊に魔力を渡したのだ。
あれは対象が個人だろう?
だが、俺様の魔力で強化された場合、
どれくらいの効力となる?」
そこで土精霊様は少し考え―――
「確かに、莫大な魔力を頂きましたからね。
建物であれば、その中心に置くだけで
十分ですし……
冒険者のパーティーであれば―――
10人くらいの規模なら、1人が持っていれば
問題無いでしょう」
うわ、そこまで強化されたのか。
しかし、どちらにしろ魔導具にしなければ
意味はない。
「それなら……
私の屋敷を貸し出しましょうか?
幸い、部屋はあり余っていますし、
コボルト族へ渡すというのであれば、
数を揃えておくに越した事は無いかと」
「それはありがたいな。
ではそうしてくれ―――」
こうして、私の屋敷も使って、虫除けの魔導具の
増産作業が始まった。
「1,000個か。
結構な数になるねー」
「でもまあ、今の公都は人口も増えた分、
人手もそれなりに確保出来るからのう」
自宅兼屋敷で……
アジアンチックな童顔の妻と、欧米モデルの
ようなドラゴンの方の妻が、私の話を聞いて
返す。
事後承諾になるが、魔導具製作のために
部屋を貸し出すという事を説明。
他でも作っているので、余っている3,4ほどの
部屋に職人を入れる事にしたのだが―――
「まー確かにあの魔導具、目に見えて効果が
あるからね。
換気とか人の出入りとかで、どうしても
小さい虫が入ってきちゃうんだけど……
あの魔導具を児童預かり所の各所に設置して
以来、1匹も見かけないよー」
黒髪ショートに燃えるような瞳を持つ娘が、
その効果を実感して語る。
実際、屋敷は高価なエアコンのような魔導具を
設置しているため、夏でも冬でもほとんど
密室のように閉め切っても問題は無い。
だが児童預かり所や『ガッコウ』のような
施設となると……
ラッチの言う通りそうもいかないのだ。
「で?
期間はどれくらい?」
メルが息子のシンイチを抱えながら
質問して来て、
「コボルト族に渡せる人数分作ればいいだけ
だから、そんなにはかからないよ。
多分、今日か明日には終わると思う」
すでに職人―――
というか、正確には加熱用の魔導具に植物を
セットしてもらうだけなので、臨時雇いで
公都婦人会のみなさんや、そのお子さんに
来てもらっている。
なので安全性に問題は無いだろう。
「問題はどうやって運ぶかなんだよな。
さすがに1,000個、魔族の3人で
一度に持って行くのは無理があるだろうし」
「ん~、ならば我らも行くか?
今取り立ててどうこうという話もあるまい?」
私の言葉に、アルテリーゼがリュウイチを
抱きながら答える。
まあまだ調査段階ではあるが、いずれ
ルガシオン公国へは行かなければならない
時が来るだろう。
緊急事態にしろ商売にしろ、何らかの
食材や素材を探すにしろ……
「あー!
じゃあじゃあ、ボクも行くー!!」
そこにラッチも食いついて来て、
「まあいずれは行く事になるだろうし、
下見にもなるからなあ。
よし、魔族の方々が戻る時になったら、
私たちも同行しよう」
私の言葉に娘は手放しで喜ぶが、
「シンイチとリュウイチはどうするー?」
「ランドルフ帝国や、大使館がある場所なら
いいが―――
さすがに今回はのう」
妻たちは子供について心配し始め、
「う~ん……
それはやっぱり、児童預かり所か冒険者ギルド
かなあ。
公都婦人会の人たちに預けるっていう手も
あるけど―――」
そんな事を話しながら……
私たちはルガシオン公国へ向かう日を待つ事に
なった。
「魔法耐性強化―――
および煙による対策回避は終わりました、
バンディーニ様」
ルガシオン公国・コボルト自治区……
そこのとある屋敷内の一室。
ローブのような衣装に全身を包んだ、
性別不能な外見の者がそう言うと、
「煙―――
それがコボルト族の虫除け方法ですか、
ギムリ。
それで虫の数は?」
バンディーニと呼ばれた、ミドルショートの
赤髪の中性的な顔立ちの人物が聞き返す。
「こればかりは何とも。
やはり後3日は頂きませんと」
「繁殖を早める魔法などありませんからね―――
すいません、無理を言いました……
後はその時を待つだけ、となっただけでも
良しとしましょう」
2人は薄暗い室内で互いにうなずき合い、
「ところで、聖金樹騎士団の動きは?」
「……これと言って、何も。
例の護衛の1人は商人に付きっ切りですし、
その商人たちも今では、コボルト族の特産品や
交易出来そうな物の選定で忙しいらしく」
それを聞いたバンディーニはふぅ、とため息を
ついて、
「交易、ですか。
あと少しでそのコボルト族もいなくなって
しまうのですが―――」
「それをお伝え出来ないのが、なんとも
もどかしいですね。
しかしある意味、とても貴重な商材を手にする
事が出来るのですから……
それこそ、二度と手に入れる事が出来ない
くらいの物が、ね」
そのやり取りが終わると、2人は同時に
口元の端を歪めた。
「こんな物かな」
翌日、私は家族と一緒に『ゲート』の前で、
出来上がった魔導具を確認していた。
「1人当たり170個弱―――
結構な重さだねー」
「まあ持てない事もあるまい」
メルとアルテリーゼが腰に両腕をつけて、
荷物を前にそう言うと、
「すまぬ。
この体では運べる物も限られているゆえ」
そう魔王・マギア様は申し訳なさそうに語る。
しかし体のサイズが5・6才くらいでは、それは
物理的にどうしようもなく。
「そ、その分私たちが運びますから」
「魔王様がお気になさる事ではありません」
すかさず、イスティールさんとオルディラさんが
フォローを入れ、
「じゃー行ってくるね、フェルギちゃん」
「うむ、よろしく頼む」
見送りには亜神フェルギ様も来ていて、
ラッチと軽くやり取りすると、
「そういえばその、フェルギ様」
「ん? なんだ?」
私は『ゲート』に入る前に、少し気になった事を
口にする。
「今回は何というか、非常に協力的と
言いますか―――
過去にコボルト族と何かあったりします?」
「いや、別にコボルト族とは何も無いな。
アングア大陸にいた亜人の一種族、という
認識だ。
それがどうかしたか?」
不思議そうに聞き返され、こちらとしても
それ以上聞き出す理由も無く、
「いえ、失礼しました。
それでは行ってきます」
こうして私たち家族と魔族3名は……
虫除けの魔導具を持って、ルガシオン公国へと
向かった。
「ほう、虫除けの―――」
三十代くらいに見える、銀の短髪の中肉中背の
男は、私たちが持って来た魔導具を手にし、
「確かに、虫で何かやろうってんなら、
これさえあれば大丈夫かもしれん」
「1,000個あるんですか。
コボルト族の人口を考えれば、十分
足りるでしょう」
次いで、白髪の40代に見える眼鏡をかけた
男性に……
青いショートカットの髪をした、10代後半
くらいの少女が続く。
ルガシオン公国・首都オルレニア―――
そこの大宮殿奥にある『ゲート』を通じ、
私たちはあの聖金樹騎士団上層部と合流
していた。
「いやしかしありがたい。
こうして対抗策まで持って来てくださるとは。
ありがたい……のですが」
聖金樹騎士団総司令・スクートさんはそう
言いながら悩んでいるようで、
「どうしたのだ、総司令」
「何か問題でもー?」
魔王様と娘が姉弟のようにして質問すると、
「いえ、さすがに荷物となるので―――
どうやって運び入れたものかと」
「??
普通に持って行けばいいんじゃないの?」
「何なら、我でひとっ飛びであるし」
彼の言葉に妻たちが首を傾げると、
「あちらで、光聖勇者隊とやらが
何かをしつつある、というのは事実でしょう。
そこに届けられる大量の荷物……
これを彼らがどう見るか―――」
総司令の言葉に、誰からともなく
『あ』という反応が返る。
確かにそうだ。
もし向こうにいる連中が何か企んでいるのだと
したら……
今回の荷物は目立つなんてものじゃない。
「良くて警戒―――
悪ければ何らかの企てを急ぐでしょうね」
「しかしこうしている間にも……
彼らが何か実行しつつあるかも」
魔族女性2名が意見を語り、
「何かに荷物に混ぜるにしろ、これじゃあ」
「あと、もう1つ問題が」
ウルフェンさんの後に、シミスさんが人差し指を
立てて、
「何でしょうか?」
私が聞き返すと、
「あそこはコボルト『自治区』であって―――
いわば占領統治している場所です。
ルガシオン公国側の差別意識も未だ根強い。
そしてそれは当然、コボルトたちも同様の
対立感情を持っているでしょう。
いくら他国の人間からといえど、この魔導具を
受け取ってくれるかどうか……」
それを聞いた他全員が複雑な表情になる。
『新しい虫除けでーすもらってください♪』
と言ったところで、いったい何人が素直に
受け取るか―――
「タダであげたら?」
というラッチに対し、
「何か現在進行形で起きているならまだしも、
まだ何も起きていない状況下で配ろうと
いうんだ。
下手をすれば我々が怪しまれるだろうな」
マギア様が両腕を組んで眉間にシワを寄せる。
「じゃあ宿屋のコボルトたちから渡して、
それで口コミで広げてもらうとか」
聞くところ関係は悪くないみたいだし、
まずは草の根活動で、と提案すると、
「ただ、その間に彼らが行動を起こさない、
という保証が無いんですよね……
もし計画が進行状態、もしくは近日中に
起こすとしたら手遅れに―――」
スクートさんが片手を頭に乗せるように
しながら答え、
「せめて連中が何をするか、わかりゃ
いいんだけどな」
「でもわかった時にはもう遅い、という事も
考えられますし……」
聖金樹騎士団第『ゼロ』軍団長と副団長の
男女が続き、
全員がうなりながら下を向いたり天井を
見上げたりしていると、
「えーと」
という娘の言葉に全員の注目が集まり、
「ん? どしたの?」
「何か考えついたのか、ラッチ」
メルとアルテリーゼが聞き返す。
「えっと、まあ―――
早くやるに越した事はないけど、今のところ
全員に怪しまれずに渡す事は無理!
って事だよね?」
ぶっちゃけ過ぎだと思うが、そういう事だろう。
彼女は続けて、
「それで人口1,000人って事は……
住んでいる家屋や建物はそれ以下で、
で、この魔導具って公都の物より強化されて
いるんでしょ?
要は建物のどこに置いても効果はあると
思うから―――」
ラッチの言葉に私はハッとして、
「そうだな……
人数分あるけど、別に効果が強力なら、
何も1人1人に持ってもらう必要はない。
コボルト族がどういう家族形態かは
わからないけど、家や建物なら少なくとも
半分以下だろうし」
そこで聖金樹騎士団総司令が片手をあげて、
「コボルト族は多産な種族でしたが、
人間の生活様式も取り入れるうちに、
だいたい一家5、6人で暮らすのが通常と
言われています。
なので施設や家屋も、300を超える事は
無いかと」
そこで私はうなずいて、
「そうなりますと、実現可能性が出てきますね。
建物のどこか、最悪屋根の上にでも放って
おけば、そこ一帯の安全は確保されるで
しょうから―――」
「虫を管理している屋敷はわかっているんだし、
そこを囲むように、重点的に設置しても
いいんじゃねえか?」
「そうですね。
夜を待って……
そこで各所に散らばれば。
300ヶ所をどうやって分担するか、
地図があれば―――」
私の後にウルフェンさんとシミスさんが
続いて、
その後全員で、担当や役割について話し合いが
行われた。
「……というわけで来ました」
「来ました」
「来たのじゃ」
「来たー!!」
ルガシオン公国・コボルト自治区―――
『見えない部隊』メンバー3人と、騎士団の
一人が宿泊している施設で……
私たちは合流していた。
「相変わらずぶっ飛んでいるねえ」
赤毛の、恰幅のいい妙齢の女性が
呆れるように語り、
「しっかし、ドラゴンのアルテリーゼさんに
馬車の荷台ごと運んでもらうとは」
「まあ敵さんも用心しているでしょうから、
それは正解だったかと」
痩せ気味のチンピラ風の男と、それよりさらに
頬骨が目立つほどに痩せた顔の
男が会話に加わる。
あの後、なるべく目立たないように自治区へ
向かった方がいいだろうとの事で、
アルテリーゼにドラゴンに変化してもらい、
私たちや魔導具が入った馬車の荷台を持ち抱えて
運んでもらい、
イスティールさんの案内の元、夜空を飛行。
そして自治区近辺になったら彼女にも荷台に
入ってもらって、
そこで魔力をカットし、滑空しながら
自治区へ到着したのであった。
「しかし魔導具はこれだけですか?」
グリーンの短髪をしたガッシリした体格の
青年が、不思議そうに聞いてくると、
「あまり多くの荷物を運び入れると、
目立ちますし警戒されますから。
周囲が寝静まった頃に―――
残りは郊外に停めた馬車から、
イスティールさんたちに運び入れて
もらう予定です」
私たちも持っては来たが、1人100個ほどに
抑え、
残り600個は魔族女性2名に後から運んで
もらうつもりである。
「それじゃあ、まずこの宿屋からやって
みるかい?」
ブロウさんの提案に私はうなずいて、
「多分、1個だけでいいと思います。
屋根の上にでも置いてもらえれば……」
そうしてまずここ、コボルト族の宿屋に、
虫除けの魔導具第一号が設置される事となった。
「ふー、やれやれ。
そっちはどうだい?」
ブロウが腰をトントンと叩きながら話す。
すでに日の暮れた路地裏で……
『見えない部隊』3人が向かい合っていた。
深夜、魔族女性と魔王が宿屋で合流すると―――
イスティールとオルディラは自治区の外周から
内側へ配り始める事とし、
『見えない部隊』メンバーは宿屋周辺から
郊外へ向かって配る事となり、
およそ300ヶ所……
魔族女性2名がそれぞれ100ヶ所、
残りを人間3人が受け持つ形で、
魔導具を設置していった。
「イスティールさん、オルディラさんの
話では、大方配り終えたそうですぜ」
「飛行出来るっていいですね。
しかも夜、気付かれる事はほとんど
無いでしょうから―――」
ジャーヴとユールがそう報告すると、
「ただまあ、あそこだけはワタシらが
やらないとダメだろうね」
彼女の視線の先には、例の光聖勇者隊の拠点……
その中でも機密性が高いと思われる屋敷が
あって、
「多分、対空用の警備魔導具の数もハンパ無いと
思われやす」
「下手にあの2人を近付けて―――
警戒させる事も無いでしょう」
『見えない部隊』メンバーは、自らに
魔力封じの腕輪を、任意で装備したり
外したりする事で……
『範囲索敵』や魔力感知系の
魔導具から身を隠す事が出来る。
だからこういった作業はうってつけと言えた。
「あそこに設置出来れば一番いいんだろう
けどねぇ、警備用魔導具が反応しちまう
だろうし」
「しかしこの魔導具はスゲーですぜ。
一度発動させたら、多分ひと夏は
持つって言うんだから」
「では、あの屋敷の周囲の建物や家屋に、
仕掛けるとしますか」
そして彼らは動き始め―――
一晩でおよそ300ヶ所に、虫除けの魔導具を
設置したのであった。
そして、それから2日後の夜の事……
「バンディーニ様」
「出来ましたか―――」
赤いミドルショートの髪をした、中世的な
人物は、ローブのようなもので全身を覆った
者の呼びかけに答える。
「虫の数は十分揃える事が出来ました。
今こそ、計画を実行に移す時かと」
「よくやりました、ギムリ。
それで周囲の動きは?」
そこでローブの奥からやや困惑気味に、
「……申し訳ございません。
例の宿屋を見張らせていた者ですが、
目を離したスキに数名増えていた、
との事です」
「まさか、聖金樹騎士団の者が?」
その問いにローブの人物は首を左右に振り、
「いえ、報告の後、直接この目で確かめに
行きましたが―――
家族連れのようです。
中年男性が1人、妻が2人、娘が1人。
どうも商人たちの知己のようでして、
荷物もたいした事はなく、観光や食事を
楽しんでおりました」
その答えにバンディーニの口からは安堵拝の
ため息が漏れ、
「……しかし、目を離したとは。
いったい何があったのです?」
「その家族は、深夜に宿屋に入ったようです。
朝の見張り交代の時に発覚したそうでして」
そこまで話を聞いていたバンディーニは、
無表情ながらも眼光を鋭く光らせ、
「それで―――
その見落とした者は?」
「どうも見張りには向いていないよう
でしたので……
例の虫の毒性検査の最終チェックを
手伝って頂きました」
それを聞いたバンディーニは軽くうなずいて、
「まあ、いいでしょう。
どの道、ここでの計画はもう終わります。
人員は必要無くなりますから―――」
2人は同意したようにうなずくと、一方は
そのまま深々と頭を下げて……
「では、例の場所でお待ちしております」
ギムリが退室すると、薄暗い部屋に
バンディーニ1人が残された―――
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このエピソード、家族ぐるみで虫除け魔導具を届ける流れが細かく描かれていて、すごくリアリティがありました。特に「300ヶ所をどうやって夜に配るか」という問題を、ラッチのひらめきから解決していく流れが好きです。アルテリーゼがドラゴンで運搬するシーンは、ファンタジーならではの痛快さがありましたね。一方で、ラストのバンディーニとギムリの会話が不気味で、もうすぐ何かが動き出しそうな緊張感が漂っています。次が気になります!
#主人公最強
杯雪乃
1,381
ツナツナビール🍺
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