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雛宝Side
雛宝「あまねー!みてみ……て……?」
…………?
誰だろう……
あまねの部屋に行こうとしていた私は、
その部屋に誰か居ることを知って、立ち止まった
……………なんであまねのとこ、行こーとしてかって?
お庭でキレーな石見つけたから、
あまねにも見せよーって思って!
中からおじさんの声がする…………?
__タッタッタッタッタッタッタッ
階段を駆け上がる音がした
司「雛宝………?」
あまねと話すときとは違う、冷たい声
司「なにしてるの?あまねは?」
雛宝「あまねの所に行こーと思ったら誰か居るの」
司「じゃあ俺まってよー」
雛宝「わ、私も一緒にまつ!」
司は、
私の言葉に
ふーんとだけ返して下を向く
……どーでもよさそー………
ちょっと疲れたから座ろう、
と思って壁に背をそわして座ったら、
司も同じタイミングで座った
医者「______」
あれ?なにか言ってるけど……
医者「……ですからお母さん」
医者「生まれつき弱かった循環機能を向上させようと__」
難しい言葉……
待ってるだけだとヒマなので
お部屋から聞こえる会話を聞く
母「先生、この子……」
母の震える声
母「もう……良くはならないのですか……?」
あまねが良くならない……?
医者「それでもあとひと月といったところか……」
あ、あまねが死んじゃう……?
司「…………」
横を見ると、同じ会話を聞いていたつかさが、
顔をふせ、何かを考えていた
長い時間がたったあと、やっと顔を上げた
司「……………雛宝」
雛宝「……なぁに?つかさ」
司「おれ、あまねのこと元気にする」
どーゆーこと?
雛宝「そんなことできるの?」
司「__コク」
つかさは小さく頷いて、何処かへ行った
更新するの遅くなってごめんなさい!他の小説との関係で……
コメント
6件
? どんな感じで?
相変わらず 上手いね!やっぱこの物語好きだわ