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私、学見 雪子(まなみ ゆきこ)高校生。
絶賛登校中です。
「雪子ー!!!」
あれは、さっくー。魔法が使える私の友達。
「なに?その憎たらしい顔面。なにかあったの?」
「雪子は私に恨みがありそうだね……、」
そうやってさっくーが苦笑いしながらおもむろにかばんをごそごそしだして…
「じゃじゃーん!みかん!!」
高らかにみかんを…!
「な…なんでみかんを…?」
「んー?あ、これ?欲しいの?」
「違う!なんで食ってんの!」
「あーね…みかんを創りだせる友達がいてさー、分けてもらったの!」
誰だ…そんな奴…
「ん……、?!あ!!!雪子!後5分で遅刻判定される!」
「え?!今何時?!」
「8時!!!」
こりゃいっけねってことで、猛ダッシュで教室に…!
「すいませっ!おはっざまーす!!!」
さっくーが右手を上げながら教室のドアをばっ!て開けると…
「さっくー、遅刻だ。みんな座ってるぞ。」
「松山せんせ…!」
気づけば、さっくーが先に教室に入って先生に説教食らってる…!?
「やべ…入れねぇ…」
バレないように窓からさっくーを…
「ま、松山せんせー!廊下に雪子もいます!みかんも私じゃなくて雪子が食べました!」
「なに?!本当か?!」
こ、こいつ〜…!
「くそっ…!おはっざまーっす!!(涙目)」
ぐっ……、さっくー許さぬ……
一限目 〜廊下〜
「はへ…いってぇ…」
「みかんの罪を擦り付けたあんたが悪いからね。」
「だからって…脳天をフルスイングで殴る必要は…」
「こっちは両手にバケツ持ってんだから!!!」
「こっちは頭に書類だよ!!!」
「お前ら!うるせぇぞ!!!」
「「すみません!!!」」
怒られちゃった。