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その日、僕たちは4人でダブルデートをしていた。
交差点を渡っている途中で信号無視した軽乗用車が突っ込んで来た。僕と降旗君はその事に気づかなかった。気づいた時には突き飛ばされ背後から鈍い衝撃音が聞こえてき後ろを見ると先輩たちが倒れていた。
先輩たちは病院に運ばれたが命に別状なかった。
その事に安心したのもつかの間目を覚ました先輩たちは僕たちと交際していた記憶を失っていた。
僕たちは誰にもその事を言わなかったので僕と降旗君以外誰もその異変に気づかなかった。
その事故から数ヶ月後、伊月先輩と日向先輩が付き合うこととなった。記憶がない状態ならしょうがないと僕と降旗君は無理矢理自分を納得させた。
それから少しして僕は降旗君と出かけている途中で伊月先輩と日向先輩にたまたま出会った。そこから一緒に行くことになりたわいのない話をしていた。
前遭った事故現場じゃない交差点で今度は大型トラックが突っ込んできた。今回は僕と降旗君が気づき(伊月先輩はイーグルアイを解いてる状態)前にいた先輩たちを突き飛ばすと身体に凄まじい衝撃があり僕たちの身体は地面に叩きつけられていた。
僕たちは薄れていく意識の中で遠くから先輩たちが僕たちの名前を呼んでいる声が聞こえ僕たちは二度と覚めない眠りについた。
次のページから伊月先輩視点です
どうしてこうなったのだろうか
俺も日向もみんな普通に接してるからなんも異変に気づかなかった。
でも少し異変に気づいた。それは事故後からこのままではダメだという気持ちなった。なので数ヶ月後日向と交際することにしたが何故かこうじゃない感があったがその気持ちを無視した。
その気持ちの答えがわかったのは交際してから少し経った時だった。その時俺と日向はデート(?)をしていたら途中で黒子と降旗に会った。2人と行く所が近かったので一緒に行くことにした。
交差点を渡っていたら突き飛ばされ背後から凄まじい衝撃音が聞こえ後ろを振り向くと黒子と降旗が全身血まみれで倒れていた。その時俺たちは黒子や降旗と付き合っていたのを思い出してしまった。俺たちは必死に黒子や降旗の名前を叫んだが2人は目覚めることは無かった。
黒子と降旗の葬儀後俺と日向は別れた。思い出してはもう付き合えなかった。俺は何度も後悔したイーグルアイを解かなければとかトラックに気づかなかったこと一番に前の事故で黒子との事を忘れてしまったこと。何日も泣き自分を責めずっと黒子たちのことを思っていた。黒子たちは俺たちが記憶を失ってた時どんな気持ちだったのかと思い泣いた。俺たちはもう恋なんてしないだろう…大事な存在を失い…俺は毎日黒子の写真を見ている