「…綺麗。」
花火の光に顔が照らされている君が、とても綺麗で僕は息が出来なくなってしまう。
「綺麗だね。どこの何よりも。」
花火を見ているのかも分からない。
君は今何を見ていて何を考えているの?
「綺麗。うん。綺麗。」
自分に言い聞かせるようにして一言一言を発していく。
もう時期見えなくなっていくのだろう。
その儚さも全てが美しい。
大きくて色鮮やかな綺麗な花火。
綺麗だと。誰が見たってそういうだろ?
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読んで頂きありがとうございます。
会話は
僕(この話の主人公)と、 君で自由に当てはめることが出来ます。
この話は人によって感じ方が違うようなものにしています…!!
私的には
「主人公は病気でだんだん視力が落ちている。 視力が落ちていることを儚いと表現することで、自分にかかる辛さを少しでも軽減(紛らわす)させようとしながら好きな人である君と花火を見ている。」
というシチュエーションを想像しています笑
これ以外でも色々な人の考察お待ちしております!!
次回「隣の君が。」
コメント
3件
こういう作り方もあるんやな、、! うちはもうすぐ消えてしまう僕が最後に君を人目見たくて一緒に花火を見てるって感じに見えたかな!