こちら桃蒼です!!
一応学パロです…
初めてこのペア書くので、温かいお目目で見てくれると…
⚠ BL要素出てきます
地雷の人はcomeback!!
※付き合ってません
二人は高校1年生です
桃Side
ミンミンと蝉が鳴く暑い夏、桃は彼をずっと見つめていた。
それは青く長い髪を揺らし、まるで太陽のような笑顔を浮かべる君だけ。
桃はずっと、蒼ちゃんに思いを寄せている。
蒼ちゃんは鈍感だから、きっと桃の恋心に気付いてはいないだろう。
扇風機の風が、桃の髪を崩すようにふいてくる。
せっかくセットしたのに…
教室に入って来た生徒に、眩しい笑顔を振りまく君。
良い事のはずだが、桃はそれに嫉妬してしまう。
その笑顔が、桃だけのものになればいいのに…
桃は少し頬を膨らませ、蒼ちゃんにこっそりと視線を送った。
すると蒼ちゃんは、桃の方にゆっくりと駆け寄ってくる。
「桃ち~!おっはよ~!」
手を大きく振りながら、蒼ちゃんは桃の前にしゃがむ。
「おはよ、蒼ちゃん」
座っている桃に目線を合わせた蒼ちゃんが、桃の顔を覗き込んでくる。
「あれぇ?桃ち、元気ないね…?」
首をコテンと傾げさせて、考えるような素振りを見せる。
あまりに素っ気ない返事だったから、心配させてしまったのだろう。
蒼ちゃんの心配している顔は、あまり見たくはない。
「桃は元気だよ~?」
実際ちゃんと元気なので、いつものテンションで返す。
今は、桃と蒼ちゃんの時間。
そう考えると、この世界には二人だけという気分になる。
「なら良かった!元気が一番!」
いつものニコニコ顔に戻り、桃も思わず笑みが零れる。
ふと、蒼ちゃんの髪に目が行った。
「蒼ちゃん、前髪切った…?」
前よりも前髪が短くなっている気がする。
「え、?気づいた?笑」
蒼ちゃんは嬉しそうに、前髪をくしゃくしゃとしながら聞いてくる。
「何となくそう思ったの~笑」
「さっすが桃ち!よく見てる~!」
何故か桃を褒める蒼ちゃんの頭に、優しく手を置く。
「蒼ちゃん、可愛いよ?」
可愛い。
そう一言言うと、蒼ちゃんは照れたように笑った。
「えへへ~、!ありがと!桃ち!」
やっぱり蒼ちゃんは、桃の気持ちは分かんないか笑
前髪を切った蒼ちゃんも、前の蒼ちゃんもみんな可愛い。
でも桃の気持ちにそろそろ気づいても良いんじゃな~い?笑
流石に鈍感すぎて怖くなってきたよ…
二人で向かい合って喋っていると、教室の扉が音を立てて開いた。
入って来たのは、担任の先生だった。
「お前ら~、席につけ~」
漫画とかでよく聞くようなセリフで先生が歩いてくる。
「あ、HR始まっちゃう!?」
さっきまでしゃがんでいた蒼ちゃんが、立ち上がって教卓を見る。
「桃ちばいばい!」
今度は小さく手を振り、自分の席へと戻っていく。
桃も小さく、手を振り返した。
先生の話など聞く気はそうそうない。
だってそこまで大切なことじゃないでしょ?
桃の席は窓側なので、外の景色が良く見える。
そこまで綺麗な景色という訳でもないけれど、暇潰しに丁度良い。
入道雲が、青い空をゆっくり、ゆっくりと流れていく。
桃もあんな風に流れられたら、どんなに気持ちが良いことだろう。
もう7月。
どこのクラスも、夏休みに入る為の準備に取り掛かっている。
先生が記録帳を置いた。それがHRが終わる合図だ。
「それでは、今日は棚の掃除をやるから荷物を取っておくように」
掃除か~、めんどくさ…
「委員長」
先生の合図で、黒髪の女の子が息を吸った気がした。
「姿勢、礼」
『ありがとうございました』
HRが終わったら、教室は一気に陽気で満ち溢れる。
夏休みはどうするかとか、掃除だから荷物を持とうだとか、そんな話が飛び交う。
どうでもいい話など、桃には一ミリも興味がない。
大体、桃たちは高校生だ。
そんなに気を抜いていられる年ではない。
教室が騒がしく、音を立てる。
そんな中桃は、一人蒼ちゃんの席へと向かっていた。
周りの人など、何も見えていないかのように。
~キャラ紹介~
名前:桜田桃
好きな食べ物:甘いもの
中学生の時から、蒼に思いを寄せている。
蒼にこの思いに気づいて欲しいと思っている。
名前:空海蒼
好きな食べ物:美味しいもの
桃の思いに、全く気づいていない鈍感。
誤字脱字チェックしてないんで、あってもスルーしてね!
きっと不定期投稿だから、お茶でも飲んでてくださいな…
♡押してくれたら飛んで喜ぶから、1つでも…m(_ _“m)
ま、じゃね~
コメント
1件
え好きぃ......!文章書くの上手すぎやしません??? 佳夢さんも書きだめあるけどさぁぁほんとにこれでいいのかって投稿できないよぉぉぉ(切るとこ考えちゅー)