僕が僕でなくなった理由
僕は小さい頃から親から愛されてるとは思っていなかった。父と母は2人の兄たちのサッカーや勉強に力を入れ、父に関しては兄達の監督をするまでだった。だから僕は親の代わりにおばあちゃんにお世話をしてもらっていた、おばあちゃんは僕にとって本当の親のようだった。僕はそうして中学生まで成長することが出来た。おばあちゃんは持病で入退院を繰り返して、家族みんなが心配していた。そんなある日おばあちゃんが天国へ行ってしまった。僕は今までに無いくらい涙が溢れた。僕は親のような存在の人を亡くしたのだ。そんな僕はおばあちゃんの分まで長生きしようと頑張った。だが家族からの愛されていないという現状は変わらなかったのだ。それにくわえ 中学生という思春期真っただ中、僕は癪に障るという意味のわからない理由で虐めにあった。そんな僕は母に助けを求めたが手間をかけさせないでとうったえるかのように、『学校に行きなさい、おばあちゃんのこともあったのに』と言った。僕はその時から自分で自分の存在を否定し、死にたいと思うようになった。また僕は自傷行為を始めてしまった、そんな僕を見て母は『お腹を痛めて産んだそれ なのにせっかく貰った体を大切にしなさい』と言った。今まで僕を愛してくれた事のなかった人に、産んだということだけして育児はおばあちゃんにお願いしてた人に、そう言われるのはものすごく腹が立った。そして親戚のおばさんには『お母さんを困らせるな』父には『もう少しお母さんをいたわれ』と言った。そんな人たちと血が繋がっていることはとても嫌だった。もう僕は生きる意味を無くした。僕の中から僕という存在が無くなった。それからというもの機械のように人のいうことを聞いていた。そんな僕の体は15歳という年齢でなくなった。
𝑒𝑛𝑑
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