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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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「覚えています。というより、今思い出しました。」なんで、忘れてたんだろう。

「そ、貴方のしたことは、間違っていないと思う。大丈夫。」

「はい。ありがとうございます。」大丈夫。か、何故かこの人の言葉は、信じることが出来た。

「貴方、友達と喧嘩したの?」神谷さん。

「はい。何故か、俺が殺したはずなのに、あの人が殺したって記憶が流れてきて、」

「あの時渡した薬、あれ、ただの栄養剤。入ってたのは、水の方。だけど入れたのは、睡眠薬。他のは、なんも入れてない。」え?じゃあ、なんで、記憶が、戻った?

「なんで。」

「まだ。隠してることがあるんじゃないかな。あの友達。」そう言って、俺の座っていたベットに腰掛けた。

「………そうなんですかね、」

「……俺らからは、何も言えない。だが、俺らは、あの子のことを知っている。」

「なんで、」

「あの日。君たちが初めてあったあの日。会ったんだよ。神谷くんに。」え?あの日に、

「何を、話したんですか?」

「あの子。私たちのこと探ってるの。」なんで

「なんで、」

「ずっと、貴方のことを探してた。」

「え?」話が噛み合わない。

「神谷くんは、貴方のことを殺そうとしてる。」

「そんな訳。」なわけない。

「正確には、神谷くんじゃなくて、その上司の方。」

「上司。」

「ごめんなさい。私達も素性までは、分からない。」

「良いんです。」


「そういえば、服変わって、」制服を着ていたはずなのに、黒いパーカー?のようなものを着ていた。みんなそれぞれ服が違くて、スピカさんは、スカート。制服見たんな感じ。デネボラさんは、柔道着?みたいなのを着ている。で、俺は、パーカー。みんな黒いけど、

「えぇ、制服じゃあ動きずらいと思って。外に出る時は、そこにかかっているマントを羽織って行って。フードは、深く、しっかり被ってね。」

「分かりました。あの。俺の体、見ました?」あざとか、沢山あるから、

「えぇ、嫌だった?」

「いや、あの、あざとかあるから、」

「大丈夫。私もデネボラもあるから。」そっか。みんなそれぞれ事情がある。

「あの。これ、外して貰えますか?」そう言って、足枷を指さした。

「今は、まだできない。お前への信頼がないからな。」そりゃそうか。

「すいません。変な事聞いて。」

「良いのよ。お互い信頼を得られたら、外してあげられる。」

「はい。」信頼、もう出来ないかもしれないけどな、

「俺は、ちょっと席を空ける。スピカには、何もするなよ。」

「は、はい。」なんだ今の、尋常ではない殺意。

「ごめんなさい。私達、同じところで育ってて、デネボラ過保護だから、」

「全然平気です!」あれが信頼。2人とも、互いを分かりあっている。

「龍馬。こっち向いて。」

「?はい。」

キーン

フラッバタン

「…………」


悠馬side


「うぅん、俺何してたんだっけ?てか、なんで保健室に、教室戻らないと。」

バンッ

「悠馬くん!龍馬くんが倒れたって本当?」

「は?龍馬くんが倒れた?何言ってるんだ。」

「じゃあなんでここに、」そうだ、なんで俺は保健室にいるんだ?もしかして…

「「シリウス?」」

ハモった。そんなことは、どうでもいい。早くボスに伝えなきゃ。

「ボスのとこ行くぞ!」

「わかった。」


続く


今回は、ここまでです。最後まで見ていただきありがとうございます。

次回も見てください!

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