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「本当の気持ち」
まるで呼吸をするみたいに、自分でも知らないうちに、目に涙がたまっていく。
視界がぼやけてそれに気づき、ぱっと 晴(はる)さんから顔をそらした。
(晴さん……)
ここにくるまでずっと、 赤桐(あかぎり)くんと合うなんて言ってほしくない、と思っていた。
私が好きなのは晴さんなのにって……。
心の奥でずっと、「そうじゃない」ばかり思っていた。
だけど……「そうじゃない」のは、私のほうだった。
頭の中に、晴さんが担当してくれてからのことが浮かんでくる。
初めて電話した時のこと。
不安な時、必ず励ましてくれたこと。
男の人とやりとりできた時、一緒になって喜んでくれたこと……。
いつも晴さんは親身になって寄り添ってくれた。
手をかけてもらって、大切にしてもらって……。
晴さんが私のことを真剣に考えてくれているのは、よくわかっていたのに……私は自分の****************
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