どうも皆様、サカナです
昨日はエジプトの記念日でしたね!
遅刻し過ぎて申し訳ない!
今週はいろんな国の記念日が混ざっててややこしくなってきました
次のオランダさんで七月は終わりだったはずなので、もうすぐですね
ギャップ萌えエジプトさんが見たかった故、今回はそういうことです
エジプトは歴史が長く、とても穏やかな気性だ。
落ち着いていて大人な雰囲気は中東の中でも目立ち、かと言って無口でつまらないということもなく、アフリカ方面以外だと比較的良い関係を築けている。
そんなエジプトは、中東の仲良くしているちびっ子とよく遊んでいるようだ。
フットボールをしたり、観光地を巡ったり、悩みを相談されたり。
時に隣人のイスラエルやアフリカ方面の国々に困らされることもあるが、個人の対応はアメリカよりよっぽど大人と言える。
さて、ここで本題だが、この世で人の形をとる国々には、ほとんど例外なくケモミミや尻尾やツノ、翼が生えているのだ。
わかりやすいのはにゃぽんだろうか。
シリアとイラクは気になった。
かっこいい大人なエジプトは、一体どんな動物なんだろう? と。
直接聞いてみたところ、「猫だ」の一言だけで、実際に見せてくれることはなかった。
しかしちびっ子たちはさらに気になってしまったのだ。
エジプトの耳と尻尾が見たい!
そう思ったので、シリアたちは協力して暴くことにした。
日本「ほほう、そこで僕の出番ってことですね」
シリア「日本は技術大国って聞いてるよ、エジプトの耳と尻尾を見る方法、何かないかな?」
きゅるんと大きな瞳で日本を見つめるシリアとイラク。
日本はかわいい子に弱いので、超高速で頭を回した。
日本「そうですね…あ、そういえば前に、こんなものを開発してましたね」
何か鞄をゴソゴソして、日本は小瓶を取り出し、シリアたちに見せる。
ついているタグには『ケモ万歳』と日本語書かれていて、なんの薬かさっぱりわからない。
イラク「なにこれ?」
日本「これは簡単に説明すると、飲ませた方の耳、尻尾、ツノ、翼を曝け出させることができます 」
シリア「おぉ!」
日本「死ぬ気で頑張って無味無臭にしていたはずですから、飲み物に混ぜて飲ませてみてください。きっと良いものが見られますよ」
興奮するシリアに代わってイラクが小瓶を受け取り、まじまじと見つめる。
イラク「ありがと、日本。今度お礼する」
日本「いいんですよお礼なんて」
イラク「でも…」
日本「それじゃあ、使い所があまりなくて困っていましたから、在庫処分ってことにしておいてください 」
にこっと微笑む日本に、エジプトとはまた違う包容力を感じたイラク。
イラク「…ありがと」
シリア「ありがとう日本!」
日本「ふふふ、イタズラは程々にして くださいよ?それでは、 お気をつけて」
シリア「またね!」
イラク「ばいばい」
求めていた結果を出せそうな薬品をもらい、シリアとイラクは仲良くエジプトの家へ。
シリア・イラク「おじゃまします!」
エジプト「あぁ、いらっしゃい。今日はどうした?急に来るとは珍しいじゃないか」
急なのにも関わらず、優しく出迎えてくれたエジプト。
もう少し待って、予定を合わせるべきだったとわずかに後悔する。
シリア「ちょっとエジプトと遊びたくなったの!」
イラク「…迷惑?」
エジプト「いいや、そんなことはない。いつでも暇だというわけではないが、こうして出迎えられる日は空いているから安心してくれ」
ふっと微笑み、頭を撫でられた。
心地良さそうに目を細めるシリアとイラクに、エジプトも癒されている。
シリア「それなら良かった!」
エジプト「飲み物の用意をしてこよう。何がいい?」
シリア「前のオレンジジュースってまだある?」
エジプト「あぁ」
シリア「じゃあ僕それがいいな!」
エジプト「イラクは?」
イラク「おれも、ジュースがいい」
エジプト「わかった。向こうで待っていてくれ」
踵を返して台所へ向かおうとするので、シリアとイラクは服を掴んで引き留めた。
エジプト「…どうした?」
シリア「僕たちもお手伝いするよ!」
イラク「今日は急に来たし、コップとか運ぶよ」
エジプト「ふふ…良い子だな、じゃあ頼もうか」
シリア・イラク「「任せて!」」
わちゃわちゃしながら、3人で台所へ向かう。
エジプトはちびっ子たちの計画なんて知りもしないので、ただただ良い子だなーと微笑ましそうだ。
エジプト「それじゃあ、これを向こうまで運んでくれるか?」
重くないように小さめのコップにオレンジジュースが注がれ、シリアとイラクへ渡された。
シリア「エジプト!僕たちが全部持っていくから、エジプトのも僕に渡して!」
エジプト「気持ちはありがたいが…流石に熱いものを持たせるわけにはいかないからな。それにこのカップは陶器だ、重いぞ」
シリア「もうっ、僕そこまで子供じゃないよ!」
イラク「シリア、おれがジュースの方持つから、エジプトのコーヒー持って」
シリア「ありがとイラク!」
なんとしてもエジプトに薬を盛らないといけないため、なんとか持とうと必死である。
エジプト「…まあ、そこまで言うなら仕方ないな」
何か嫌な予感がしたものの、毒を盛られるわけでもないしということで承諾したエジプト。
エジプト「熱いから気をつけてな」
シリア「うん!」
黒い猫が描かれたカップを慎重に渡され、シリアはニコニコで受け取った。
そのままテクテクと2人でテーブルまで持って行ったので、エジプトはくすっと笑って、棚のお菓子を取り出す。
エジプト「運んでくれてありがとうな、2人とも。前に保存していた菓子があったから、ついでに持ってきたぞ」
シリア「わーい!ありがとーエジプト!」
イラク「美味しそう✨」
仲良く食べ始めたシリアとイラクに微笑みながら、エジプトは熱いコーヒーを一口。
その瞬間、ぱっと煙が出てきた。
エジプト「!?」
計画通り、と食べる手を止めた2人は、煙が晴れるのを待つ。
エジプト「ケホッ…な、なにが起きた…?シリア、イラク、大丈夫か?」
シリア「僕らは大丈夫!」
イラク「エジプト、かわいいね」
エジプト「?」
ここで何かがおかしいことに気がついたエジプトは、なんとなく頭の上に手を置いた。
エジプト「…!?!?」
そこにはもふもふした三角形がある。
自分で触っている感覚があるので、間違いなく自分のネコミミだ。
エジプト「な、え、か、隠せない…!?」
シリア「大成功ー!」
イラク「もふもふ!」
エジプト「犯人はお前たちか…全く…」
不機嫌そうに耳を傾け、エジプトははぁと息を吐く。
エジプト「無毒で私だったから良かったものの、他の国に対してはやるんじゃないぞ」
先進国たち(主に日の丸)は日常的に盛ったり盛られたりしているのだが、それはただの倫理の欠如なので、エジプトはしっかり教育している。
イラク「ごめん…どうしても見たくて…」
シリア「もうしないから、これからも遊んでくれる?」
エジプト「そんな顔をしなくとも、今まで通り遊んでやるさ。ただ、2度目は本当に怒るからな?」
シリア・イラク「うん!」
この後、エジプトの耳と尻尾をもふって遊んだそうだ。
コメント
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エジさんの猫耳めっちゃ見たい、、、!中東で暑いから絶対耳デカいはず、。!