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いく丸は赤いポーチからなにやら機器を取り出して操作をしている。
「ケヌキ、大変なことになってるじょ〜。」
「なんだ?その小さな機器は?」
「これはスマホだじょ!タヌキエリアだと500年先くらいに出現するかも。」
タヌキ社会には想像もつかない機器である。まだまだ回覧板が主流のケヌキは驚いて言葉が・・・
「無理だじょ、タヌキは新規契約できないじょ〜!」
端末を手に入れてもタヌキエリアには基地局がないので繋がらない。
「それよりこれを見ろケヌキ!」
「なんだ俺じゃねーか?それがどーした?」
「XXでトレンド1位だじょ〜!銀座一丁目タヌキ出没ってヤバイじょ。」
「どーなる?犬エリアだとタヌキはペットだと聞いたぜ?」
「この記事を読むんだじょ。タヌキエキス抽出して永遠の毛並みツヤツヤを手に入れるって書いてるじょ〜(笑)」
「おい、おい、ふざけんな!」
「ケヌキ、あのトラックの荷台に乗り込んで逃げるじょ〜」
“トットコ トットコ テッテケテー”
ケヌキといく丸はトラックの荷台に乗り込んだ。