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補習5日目。
「じゃあ萩原くん私服おしゃれなんだろうな」
「いや、別に」
「あ萩原、さっきのプリントみ」
「アクセサリーとかも好きなの?ピアスはー、、あけてないっぽいね」
プリント見せて、と言おうとしたが、あとででいいか。
「あけてない、何?花田」
「、ん?あ、さっきのプリント見せてほしいなって」
そう言うと萩原はさっとプリントを渡してくれた。
「凌ちゃんもしかして寝てたー?」
「いや起きてたって〜ちょっと聞き逃しちゃってさ」
「真面目に受けてよー凌ちゃん」
沙羅ちゃんは冗談っぽくふふっと笑って言った。
「割といつも授業真面目だけどな」
萩原が私がプリントを写すのを横目で見ながら言った。
「そうなの?意外だね」
「そそ意外と真面目なんよ、よしありがと萩原」
帰ろう、と言おうとしたとき、先生が教室のドアから覗いて萩原を呼んだ。
「職員室呼ばれたから先帰っといて」
「え、そのくらいなら待っとくよ」
沙羅ちゃんが、ね?と私の方を向いて言ってきた。
「んまあ、全然待つけど」
「長くなったらあれだから帰ってて」
「そっか、じゃあまたな萩原」
「じゃ」
「またね萩原くん」
萩原は軽く頷いて教室を出て行った。