明るい陽が街全体を照らす。
まだ残っていた朝露がキラキラと弾けていた。
「フラン・クチュール」という名の城下町には立派な城が建っていた。
城下町の端っこには賑やかな商店街がある。
城下町の真ん中の方には一度は夢見た洋服屋があり、小さいが素敵な街だった。
小さな住宅街に住む人々は心に余裕を持っているような表情で優雅な暮らしだ。
その中の一人のご婦人はバルコニーで紅茶を一口飲むと落ち着いたように話した。
「実はね…この街に危険が迫っているの。」
もう一人の少女はびっくりして思わず立ち上がった。
「え、どうして?ここはかつて魔法使いによって守られていたはずでしょ?」
「あのね。落ち着いて聞いて。
今から500年前に魔法使いがこの街を守った。けれども今から2年前の事よ。何者かがこの国の護り玉を奪ったの。」
「それって…」
「護り玉が無いとこの街は危険なの。かつてここは様々な魔法使いが戦っていたコロシアムがあったの。それは今から2000年前に無くなったけどね。」
「でも、この街は太陽の魔法使いが守っていたんじゃなくて?」
「そうだったんだけどもね。あなたはこの国にいる太陽と月の魔法使いを知っているでしょう。
でも月の魔法使いの顔を見た事がある?」
「それは無いけれど…」
「私たち魔法団は月の魔法使いの仕業だと考えいるの。」
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