テラーノベル
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受付という仕事をしていると、いろんな人を見る。
これから足を棒にして得意先周りをするであろう自社の営業や、重役出勤してくる社長や副社長。
社員の波が過ぎると、今度はお客様の波がやってくる。愛想がいいのが売り、といった風の営業さんや、堂々とした態度で威圧感のあるお偉いさんなど多種多様だ。
その中でも、彼は明らかに極上な男だった。
「株式会社フェンスの深山と申します。本日十時より、遠田社長と約束しているのですが……」
百八十センチは優に超えていそうな身長をかがめて、私を覗き込んでくる。
前髪がビジネスマンにしては少し長いかなとは思うけれど、彼にはよく似合っている。
面長の顔に、意思の強そうな二重の瞳と引き結んだ薄い唇、鼻も高い。黄金比通りに配置されたその造形は、まるで妥協を許さない芸術家の描いた絵画から抜け出してきたみたいだ。
ただ一ヶ所だけ気になることがあるとすれば、左の眉毛に縦に一筋、毛の生えていない部分があって、まるで白い線が引かれているかのように見えること。
そのせいで、彼は妙に印象に残る。
昔、怪我でもしたのだろうか……なんて、一瞬仕事中であることを忘れて、彼の過去に思いを馳せてしまうのだ。
臣桜
49,663
鷹槻れん

13,019
#溺愛
星キラリ

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鷹槻れん

31,921
コメント
1件
第1話、読みました!受付の視点から描かれる、あの「極上な男」の登場シーン、すごく惹きつけられました。特に左眉毛の傷跡?白い線のように見えるっていう描写が印象的で、一瞬で彼の過去に思いを馳せてしまう主人公の気持ち、すごく分かります。そこだけで物語が始まった感じがしました。続きが気になります…!