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風紀委員会
「失礼します」
風紀委員の教室に立原が入ってきた。
「立原。遅かったな」
と、鐵腸が言った。
「あれ、条野はどうした。条野は」
と、輝子が立原の後ろを不思議そうに見ながら言った。
「あぁ〜。なんかクラスの奴に呼び出されたっぽいです。」
「十中八九、告白じゃろ」
「だな」
「すみません。遅れました」
そこに、条野がやってきた。
「おう、条野。告白されたのか?」
「何で輝子さんが知ってるんですか」
立原くんが言ったんでしょうけどね。
「そんな事より、委員会を早く始めるぞ」
「「「はい」」」
委員会の会議中、鐵腸にモブが話し掛けてきた。
「ねぇねぇ。ここ、これで合ってる?」
「ん?あぁここか。ここは〜〜〜だ」
「ありがとう」
モヤモヤ
なんかあの人鐵腸さんと距離近くないですか?話すのにあんな近付かなくてもいいじゃないですか!
…。
あぁ、ヤダだな。告白する気も無いのに、こんな事を考える自分が。
部活が終わり、条野が帰ろうとしていると
「条野!今日一緒に帰らないか?」
「鐵腸さん。すみません、今日は立原くんと帰る約束をしているので」
「そうか…」
どうして貴方はそんなに悲しそうにするんですか?鐵腸さんが私を好きだと勘違いしてしまいそうになる。そんな事ないのに…。
「ではまた明日」
と、条野作り笑いをして鐵腸と別れた。
高校からの帰り道
「…」
「…野……条野!」
「っ!すみません。どうかしましたか?」
「いや…ただ、福地先生〜〜〜なんだって」
「そうなんですね」
今は立原くんの話に集中しないと。
立原とは別れ、条野は一人で家に帰っていた。
鐵腸さんは今何をしているんでしょうかね…。また、苺に七味をかけたりしていないといいんですが。
………。
あぁ、また鐵腸さんの事を考えてしまっている。どうせ両思いになれないのだから…、早く諦めないといけないのに…。
鐵腸さんと一緒にいるだけで、話をしているだけで、この想いがどんどん膨れていく。鐵腸さんと距離を取っても、鐵腸さんの事を考えてしまう。
諦めないといけない、それなのに…
諦められない…。
私は…
どうすればいいんですか?
鐵腸さん…
つづく
あとがき
第5話までいく気無かったんだけどな。気付いたら5話までいってた。
自分、好きな人とか出来た事ないから友達の話を参考にして書いてるんですけど、こんな感じでいいんですかね?自信がない。なんで恋愛経験0なのに書こうとしたんだろ…。
てゆうか、何で鐵腸さんは条野と一緒に帰ろうとしたんでしょうね…。いつか、鐵腸さん視点を書きたいな。
てことで、次回また会いましょう。
ヽ(・∀・)バイバーイ
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