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「ナムジュナ!」

「ん?どうした」

「あ…えーっと……ちょ、ちょっと肌寒いかな?うん、肌寒い!」

「……?、おう……あ、カーディガンがあったはず……」

「!、も、もうすぐ出番だよね?今だけ、ほんのちょっとで良いから温もりが欲しいかも!」

「……珈琲買う時間はありそうだぞ?」

「はぁぁー……ホソギヒョン、肌寒いんですね?ほら、ぎゅーっ!」


ぎゅっ……


「ほら、ナムジュニヒョンも!」

「…いや、お前がやってるなら俺はやらなくても良いんじゃないか?」

「僕、これからヘアセットですから。僕の代わりにヒョンがやってあげてよ!」


ぐいっ……


「!、テ、テヒョンア…!」

「ヒョン、ファイティン(小声)」


ジミナに愛嬌を教えてもらった次の日。早速ナムジュナにアタックをしてみたが…ものの見事に空振りだ。この作戦は失敗だと諦めようとした時、テヒョンアのナイスサポートのおかげで、ナムジュナの隣に座り、更にはぴったりと腕がくっついている状態だ。テヒョンアに感謝しなきゃ。


「…カーディガンがあるから、少しでもかけとけ」


パサッ……


「…こ、これだけだと、物足りない、かも…」

「………んー……そうか」


ぎゅっ……


「…これだと暑い……な。大丈夫か?顔赤いぞ」

「へ?あ、暑くないよ?全然!だ、だから……その……は、離さないで…」

「…風邪とかじゃないよな?」


ごつっ……


「ふぇ?ぁ…だ、だだだい、だいじょ、大丈夫…!」


うわぁぁテヒョンアとジミナに万歳!!もう万歳どころじゃない!!今なら飛べる!!カーディガンを肩にかけてもらって、逞しい腕の中に収まれて、こんな至近距離…!おでこ同士をくっつけ、心配そうに眉を下げるナムジュナに若干胸が痛むも、心臓は物凄い勢いで動いてるし、おかげで全身が沸騰しそうなくらい熱い。もしかしたら煙が出てるかも。


「ほ、本当に!本当に大丈夫だから!あったまっただけだから!」

「そうか?……あ、悪い。電話……」

「う、うん、良いよ」


時間換算したらほんの少しなんだろうけど、この満足感…好きな人とくっつくだけで、こんなにも幸せで有意義な時間になるなんて。勝手に緩んでしまう口元を必死に抑えるも、側から見たらニヤニヤしてるのが速攻でバレるだろう。これから収録なのに!


「やぁー、ジェイホープ」

「?、はい」

「どうすんの?そんなデレデレ顔で収録撮るつもり?」

「!?、これから抑えますから!!」


電話をするために廊下に出たナムジュナを見送り、緩む頬を抑えていれば、どこからかジンヒョンが出てきた。こういう時ばっかり出てきて…


「良いか?ああいうのは帰ってからするもんだよ。大事な事がある前にやるものじゃないよ」

「…そうですけど……ヒョンと違って僕は抑えられますから」

「やぁ!ヒョンだってプロなんだからね?例え今日の夜ご飯が大盛りチキンだったとしてもホバみたいにデレデレにはならないし」

「……でも、帰ってからなんて、してくれるわけないじゃないですか…」

「んー……そうかな?素直にくっつきたい気分って言えば良いと思うけど。やってごらんよ、物は試しって言うだろ?」

「………失敗したらヒョンのチキンは僕がもらいますからね」

「やぁー!!それは話が違うだろ!!」


思っていたよりまともな言葉を返され、何も言えない。確かに…失敗ばかり気にしてたら先に進めないよね。……帰ってから、か…頑張ってみようかな…?

好きなんですけど!

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きゃー・:*+.(( °ω° ))/.:+ 可愛い…尊い… ホソクさん、頑張って(๑•̀ •́)و✧ 次回も楽しみにしております! ご自分のペースで頑張ってください( •̀ •́ )୨⚑︎゛

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