『 中也に構ってもらうために頑張る太宰さんの話 』
▶︎中太です
▶︎中太集の「浮気中太」の続きです。
*モブ太表現あり
▶︎ノベル初めてなので下手くそです🔰
Prologue0
「今度こそ……」
「絶対に中也の心を仕留めてやるんだから…‼︎」
-これは、とある青年が恋人に構ってもらうための過程を綴った、とある日記である-
Prologue1
先日まで、私は浮気をしていた。
街行く男たちを、自慢の美貌で誑かしては家に招き、夜を共にした。案外悪くなかった、と言ったのが正直な話だが、昨日久しぶりに恋人とやったえ×ちは格別に気持ち良かった。悔しいけれど、自分はまだ、恋人を捨てきれないのだと思い知らされた。
そんな私の恋人は、先日まで私をほったらかしにしていた。自分みたく浮気…というわけではなく、此方はただの社畜で、仕事に熱心であっただけだ。浮気性の私と社畜の彼。そして7年の両片思いを煩わせてようやく付き合えた関係性。そんなめんどくさい恋愛をしてきた不器用な私達は、お互いの本心を言うことはできず、コミュニケーションと言えば喧嘩。挙句には意地を張り合って、本心を出すまいと違う事に打ち込み出す始末。こんな関係性だから私も彼も、互いの恋愛が、これ以上成就しないのではないか、と考え、諦めかけていた。
「(だけど昨日、言っちゃったんだよなぁ…////)」
ベッドのシーツを顔に押し付けて熱を抑える。昨日してしまった自分の過ちを、しっかりと認めながら。そう、昨夜の行為はアレだけじゃない。私は彼に言ってしまったのだ。今まで言うまいと隠し切っていた本心を。「好き」「構って」。そんな単純なことが今まで何故言えなかったのだろう?言ってしまったら彼に気持ち悪がれられると思ったから?関係性が崩れると思ったから?違うそうじゃない。ただ自分が弱かっただけなのだ。彼との関係性を言い訳にして、このままの“恋人”という上っ面の関係性だけでも守ろうと、壊されないようにしようと、本質的な課題に目を背けて、彼に押し付け、逃げ回っていただけなのだ。その結果、幸い私のもとに、まだ彼はいる。それは一時的なものだろう。昨夜の本音で、彼の閉ざされかけていた心が、まだ上手く締まり切ることができなかったのだけなのだろう。それなら私はどうするべきなのか?また浮気をして本心を隠し切る?上っ面の関係性に媚びて?…実に莫迦けたことだ。私はもう隠し切らないと決めた。大切な彼にだけは、絶対に離れてほしくない。だからもう、浮気はやめる。
「覚悟してよね…中也…‼︎」
鳥の囀りが部屋中に届き、カーテンの揺れと共に運ばれる爽やかな風の中、隣で人の体温が残るベットの中。限りなく素晴らしい朝に、太宰は決意したのであった。
【備考】
初めてノベルで変なところはありますが見逃してください-…‼︎
衝動に駆られて書いたものです…💦
一応設定置いときますね…!
サムネ(?)は一旦アレでお願いします…‼︎オリジナル小説は自分の手で描きたくて…👉👈
『太宰治』
年齢:22
職業:探偵社員
詳細: 中也と恋人。構ってくれない中也に、構ってもらう目的の浮気を始める。しかし先日にn回目の浮気現場を目撃され、盛大に躾けられた。加えて今までの犯行動機を暴露。その結果一時的に良好。しかしこれからの関係を考えて浮気を止める&中也へのアピールを決意。
『中原中也』
年齢:22
職業:マフィア
詳細:太宰と恋人。太宰の浮気を知っていながらも仕事が忙しかったため止めることもできず、ついには諦めかけた時も度々。しかし先日ついに怒りが頂点を達してヤってしまったところ太宰に寂しい思いをさせてしまっていた事に気づく。ただちょっと疑い気味。
ー次回『まずは少しのアピールから‼︎』ー
コメント
2件
すごく好みな作品です...!!初コメ,フォロー失礼します👍👍