友人からあるアイデアをもらって書いたもの。にて×ナチです。
⚠嘔吐の表現があります
⚠展開はやい
⚠日帝→ナチって感じ(一方的な愛感)
⚠政治的な意図はないです!!
(ナチ視点)
ナチ「今日は誘ってくれてありがとう、日帝。」
席につき、俺は日帝に感謝を述べた。
今日は久々に日帝から持ちかけられた食事会だ。初めて誘いを受けた時は、あの自己主張の弱い日帝が誘ってくれた事を驚き喜んだ記憶がある。そして、今日は日帝の手料理を振舞ってくれるとの事で、より楽しみだった。
日帝の料理は数回食べた事があるが、どれも本当に美味しかったので、かなり期待している。
日帝「いえ、先輩こそ忙しいのに来ていただきありがとうございます。」
ナチ「いいや。こんなこと滅多に無いんだ、俺は嬉しい。それに…日帝の料理は本当に美味しいからな、期待しているぞ。」
日帝「そんな!そう言っていただけて光栄です!」
そう話していたところ、どうやら料理が出来たようで日帝は私の目の前に置いていった。
ナチ「おぉ、やはり日帝の料理は見た目だけでもいいな。美味しそうだ…」
日帝「ふふ、たくさん食べてくださいね!先輩は痩せすぎなんですよ…」
ナチ「お前もだろ…えっと…イタダキマス、だったか?」
日帝「!、えぇ!召し上がれ!」
そう言ってまずは箸を持つ。そして白米に手をつけようとするが、上手くいかない。
日帝「…下手っぴですね。」
ナチ「なっ?!、仕方がないだろ…まだ箸には慣れない。」
日帝「ふふ、可愛い。先輩なんでも出来そうなのに。」
ナチ「揶揄うな…俺は別に完璧な訳じゃない。」
日帝「えぇ〜、褒めたつもりだったんですけどね?」
ナチ「その言い方だわ、人を揶揄うのがそんなに楽しいか?」
日帝「…先輩にだけですよ?、からかうの。」
ナチ「はぁ…?なんでそんな…」
日帝「楽しいんで!先輩、反応可愛いし。」
ナチ「はぁ…全く」
そんな会話をしていて、少し箸にも慣れたことで目の前に置かれている魚を取り、口に運ぶ。
すると、とてつもない苦味、酸味、甘味のような不快な味を舌が感じ取る。
ナチ「?!、ッ___…ぅ、んぐ…」
つい吐き出したい衝動に駆られるが、そんなはしたない姿を見せる訳にもいかないし、せっかく作ってもらった物を作った本人の目の前で吐き出すなど失礼だと思うため、なんとか持ち堪えた。
ナチ「…ぅ、…」
口の中は言葉では表現できない酷い味が蝕んでおり、油断したら吐き出してしまう程だった。
日帝の料理は独特なものはあれど、どれも美味しくここまで酷い味のものはなかった。それに、これは単なる魚だ。ここまで酷いものになるとも考えずらい。俺は今の出来事を信じる事が出来ず、もう一度それを口にいれるが、変わらなかった。先程、十分味わった不快な味でまた満たされ、苦しい。
日帝「先輩?箸が止まっていますが、どうかしましたか?」
ナチ「ぁ、その…日帝、味付けを変えたのか?前の味と全く違う様に感じるのだが…」
日帝「いいえ?変えてませんよ。いつも通りですが…」
ナチ「…そ、そうか。」
味付けを変えたのレベルでは無い事は分かりつつも聞いてみた。だが、本人の自覚は無いようだ。
ここまで来たら仕方がない、…全て食べなければ失礼だ。
ナチ「ッ、んぐっ!…お、美味しいぞ…に、にって…」
日帝「本当ですか?それは良かったです!」
そのまま、俺は顔を引きつらせつつ笑顔で会話をし、目の前の料理を貪りを繰り返した。そして…
ナチ「…ご、ゴチソウサマデシタ。」
日帝「ふふ、食べてくれて良かったです♪」
ナチ「美味し、かったぞ…さすが、だな」
日帝「えぇ、料理には自信がありますから!」
ナチ「そ、だな」
なんとか全て食べきることができ、日帝と少し談笑する。…食べてしまえば問題ないだろう。そう安心したのも束の間、その安心感からか再度吐き気が襲ってきた。
日帝「___でだな、」
ナチ「ぅ…あの、に、にって…ちょ、ちょっと御手洗借りても、いいか…?」
日帝「?、あぁ構いませんよ?、そこのドアを出て左です。」
ナチ「すまないっ…」
そのまま流れるようにトイレへ直行し、鍵をかけ、すぐ吐き出してしまう。先程食べたものが消化しきれていない状態で出てくる。にんじん、じゃがいも、こまつな、魚だったであろうもの…大抵のものが形を地味に保っていて気味が悪い。そう思う程、吐き気は増すばかり。
ナチ「う”…うぇっ、ゴホッ…はぁ、ふぅ…うえっ…」
あの魚と似たような、苦くて酸っぱいような、甘いような味がする。息は荒くなり、頭もくらくらする。
ナチ「ヒュッ、ゴホッガハッ…」
日帝「…大丈夫ですか?先輩」
ナチ「!!、あ、だ、大丈ッ…うえっ、うぐっ…」
日帝「先輩?!、か、鍵開けますよ?!」
ナチ「あ、やだ…だめだっ!」
___ガチャ
日帝「先輩!、あらら…こんな吐いちゃって…」
ナチ「あ、にって…」
日帝「もう、別に怒ったりしませんから、つらいなら言ってください…」
そう言って日帝は俺の背中をさすってくれる。落ち着いてまた吐き気がやってくる。
ナチ「ごめ、にって…う”、うえぇっ…ご、ぅ…めんなさッ…」
日帝「あぁ…そんなに酷かったですか?……今度は加減しなきゃだな…」
ナチ「ふ、ぇ??…にって、いま…?」
日帝「なんでもありませんよ。ほら、あんまり吐きすぎても体に毒ではありませんか?もうそろそろ…」
ナチ「ぅ…でも、まだきもち、わりぃ…」
日帝「えぇ…じゃあ」
そう言って日帝は俺の喉の奥ほうに指を無理やり入れてきた。その勢いに思わず嘔吐く。
ナチ「ッ?!…がっは、ゲホッゴホッ、うぇぇ…やぇ、にって…」
日帝「ほら、吐きたいんでしょう?私が手伝ってあげますから、ね?」
ナチ「うっ…くるしッ…や…たす、け……うぅ」
日帝「ほら、頑張って?先輩」
日帝はそう言って喉のさらに奥に指を入れてきた。思わず吐き出すが、吐き出されたそれは先程のような固形物ではなく、液体になっていた。口の中が酸味と苦味でいっぱいだ。
ナチ「う”…カッハ、ゲホッゴホッ、ヒュー、ぅ…ヒュッ…」
頭がチカチカする。それに、なんだか辺りが真っ白になってきた。俺はそのまま深く眠るように意識を手放した。
(日帝視点)
先輩は今、顔を赤ん坊のように汚して私にもたれかかって意識を失っている。その幼さを感じさせる彼をひどく愛おしく感じている自分がいる。赤ん坊が母親に縋るように彼は私に必死に縋る。その姿はいつもの頼もしいかれとは正反対であり、それもまた愛おしい。
日帝「あーぁ。顔、汚れちゃいましたね。…ふふ、可愛い。全く、吐きすぎは体に毒って言ったのに。液体だけ吐いちゃって、多分胃液ですかね?または薬の効果だったりして、ふふ。」
日帝「今度薬無しでやったら分かりますかね?私が手伝ってあげますから。まあでも、自力で頑張ってもらうのもまた一興…♡」
日帝「へへ、先輩のことだから全部食べて、全部吐いてくれるって思ってましたぁ!わたし、すっごく嬉しいですよ〜?ね、先輩?」
日帝「次はどうしようかな。あ、そうだ…”ちょこれいと”はどうでしょう?実は我が帝国陸軍御用達のものがありまして…きっと、”幸せな気分”になれますよ…
さて、お顔きれいにしましょーね〜♪」
以上です…いやにてさんをおかしくしてすみませんでした…
嘔吐してる人を見て…っていうのは私の癖ですね。
私の癖は変なのが多いので…多分こんな作品が多いと思います…はい…
↓↓↓元イラスト(自作)
箸に苦戦するナチです(これが元ネタってマ?)
過去の絵なのでちょっと絵柄違いますね…
そんな感じです!ではまた!!
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!