溶けるのには限界があるらしい
珈琲へ何個も角砂糖を入れていれば、いつの間にか混ぜても混ぜても溶けなくなった
nk 「あ、れ…、入れすぎちゃった」
コクン、と1口
nk 「うわっあんまっ!!!」
ひっくり返るくらいに甘すぎる、珈琲とは呼べない珈琲に、俺は目を奪われた
溶けたくても…
nk 「…溶けれないんだよね…w」
現実を見て、自分を殺して生きるという謎の使命感はボロボロのはずなのに、どうしてまだ生きようとするの…?
どうして、?
nk 「もう…っ、いなくなりたい」
ふと机の上を見れば
俺宛のアンチコメントをメモした紙が沢山貼られていた
──────
水色の人うるさい
──────
カッとなりすぎでしょw
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nakamu下手すぎ
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まじでこいつ邪魔。
“いなくなればいいのに”
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見れば見るほど目に涙が溜まる
nk 「頑張ってるのに…ッ」
アンチコメをメモした自分の字には
“絶対視聴者を笑顔にする”
という強い意志を乗っけていた
が、もうどうでもいい
仮面を付けるのは疲れた
もう誰もnakamuを見ないで
…誰もnakamuを求めないで
お願いだから…“俺”でいさせて
nk 「…フッ…ッゥ…、…ッッ…、」
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kr 「かんぱーい!!」
shk「おー」
sm 「お前ら…汚すなよ…」
nk 「流石に大丈夫だよ?w」
今日はスマイルの家で宅飲み会だ。
…嫌なこと、全部忘れたいな
なんて1人で考えて飲み進める
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kt 「ねぇ…、nakamu…飲み過ぎだよ」
br 「二日酔いが心配だね〜w」
nk 「らい…ろーうぅ…」
kr 「こいつもうダメだわ」
頭がふわふわして、しあわせなきぶんだ。
いつまでも、こーやってみんなと…、
kt 「…こんな潰れるほど飲むなんて」
ただ、そんな幸せはここまでだ
きんときの言葉で終わりを迎える。
kt 「なにかあったの?」
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