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涼|蓮~!ご飯だよっ
蓮|テコテコテコッ
涼|んふ笑、かーいいねぇ ナデナデ
蓮|ピンッ (尻尾
俺は猫の“蓮”を飼っている。黒猫の綺麗な顔立ちで人間の俺でさえ見惚れてしまう。
俺が蓮の頭を撫でたら控えめだが尻尾をピンと立てて喜んでくれる。
涼|おいし?
蓮|フリフリッ (尻尾
涼|んふふ笑、たまには鳴いていいんだよ~
蓮|キョト‐ンッ‥?
涼|気にしないでっ笑
見ての通り尻尾を動かすだけで鳴くことは滅多にない。子猫の時は俺が傍を離れるだけですっごい鳴いてたのに。
大人になったんだなって実感する。猫なのに。
涼|完食っ。お粗末様 ニコニコッ
蓮|スリスリッ (足元
涼|あははっ笑、なーに?
蓮|プイッ (顔を背ける
涼|?ソファに行きたいの?
蓮|ジーッ (涼の顔を見る
涼|はいはい笑、片付けるからちょっと待ってね
涼|蓮、お膝おいで?
蓮|テコテコ チョコンッ
涼|あれ?座らないの?
蓮|プイッ
涼|ツンデレさん?
蓮は俺の膝には座らずに俺の横で香箱座りをした。
ツンデレなのだろう。
涼|もぉ笑、…テレビ見る?
蓮|ジー (顔見る
涼|はいはい笑
涼|ふぁ…あれ、もう1時間経ってる
蓮|…
涼|蓮、俺お風呂入ってくるね
蓮|プイッ
涼|それは返事でいいの?笑 ナデナデ
この時も鳴くことはせず、顔をそっぽ向ける。頭を撫でてやれば尻尾が少し下がった。
悲しいのだろう。本当にツンデレだ。
涼|ちょっと待っててね
蓮|ニャッ
涼|!ふふ笑
ジャァァー…
涼|……なんか寒い。湯船つかるか
チャプンッ‥
涼|……ふぅ…
蓮|ニャー……
涼|え!蓮!?
ドアの前に蓮の姿。いつもはお風呂場まで来ないのに、しかも鳴いてる!
本当に寂しいの?
涼|ま、待ってすぐ上がる! バシャッ‥
涼|ごめんね蓮。寂しかったね
蓮|プイッ
涼|怒んないでよ~…!
上がるのが遅かったのか、入るタイミングをミスったのか蓮が怒ってしまった。
何故か俺は蓮の前で正座して蓮は俺の顔を見ないように顔を背けている。
完全に嫌われた…
涼|蓮っ…れんっ…ごめんね…?
蓮|……スリスリッ
涼|許してくれるの?
蓮|ジー
“許してやらんでもない”って顔。
嬉しいけど完全に立場が逆転している。別にいいんだけどね。
涼|ナデナデ
蓮|チョコン
涼|あ、お膝乗ってくれるの?嬉しい
蓮|…
無口でツンデレな蓮だけど可愛い。
俺は頭を乾かすことも忘れずっと蓮の気が済むまで撫で続けた。
お陰であんな事になるとも思わず。
涼|ぅ゙……気持ち悪っ…
次の日、俺は朝から吐き気と頭痛に悩まされていた。熱を測ってみれば平均体温。これでは病院にいくこともできない。
涼|ハァ…ハァ…無理だ
蓮|テコテコ ?
涼|あ…蓮、ごめっ、ご飯まだだね…すぐじゅんびするから…
蓮は頭にハテナを浮かべ俺を見る。そりゃそうだ。蓮前で体調を崩したことなんて1回しかなかった。
もう覚えてないだろう。
涼|やば…たてない…
立暗みもしてきたせいで床にしゃがみ込む。蓮はこっちに駆け寄りすりすりと身体を俺に擦り当てた。
涼|ごめ、……むりっ…かも
ピーンポーンッ
涼|ゲホッ……ハァ…は、ぃ…
ガチャッ
康|舘!何してんねん!
涼|ぅ…こーじうっさい…
この人は康二。俺の友達でなかなかに人懐っこいやつ。俺は意識朦朧とする中、彼に連絡を入れた。
康|ほれ寝とらんかい!
涼|はこ…んで…、
康|ほんまにヤバいやつやんっ! はいはい行くでっ!
涼|ぅっぷ…きもちわる…っ
康|はぁ!?ちょ、ちょっと我慢しっ!(焦
涼|ごめ゛んね、ごう゛じ…お゛やすみの、日なのに…
康|はいはい喋らんでええから寝とき!
涼|れんの、ごはんも……
康|はいはい、
康|蓮~ご飯やで
蓮|……プイッ
康|食べへんの?お腹空かん?
蓮|…テテテッ! (走る
康|え!ちょ、まってぇ!
カサカサッ…
涼|?なんのおと…?
康<ちょ、蓮っ今入ったらあかん!
涼|こーじ…?
ガチャッ
蓮|ヒュンッ! (涼に駆け寄る
涼|はぇ?れん…?駄目でしょ…?こーじの言うこと聞かないとぉ…
蓮|チョコン
康|どんだけ好かれとんねん舘ぇ
涼|わ、…かんない
蓮|スリスリッ
涼|あはは…ごめんね…… ナデナデ
康|ふぅ…笑笑、じゃあ俺はお役御免か?
涼|ほんと、ごめんね…迷惑…
康|かけとらん。すぐ謝らんと!いいな?
涼|ニコッ……ありがとっ…
翌日。俺はなんとか体調が戻り蓮にご飯をあげるべく下準備中。
涼|昨日は迷惑かけたからな。缶詰にしてあげよ
蓮|ピョンッ
涼|あ、こら。キッチンにのっちゃ駄目って言ってるでしょ。めっ
蓮|ニャー
涼|もぉー…笑笑、ご飯だよ。昨日はごめんね
蓮|プイッ
涼|もぅ拗ねないで?笑 ナデナデ
蓮|モグモグッ
俺は蓮が少し照れくさそうに食べてるのが、なんとなくわかった。
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