「俺たちの船来い!」
そう言われて、私は未来四皇になる男の船に乗った。
その事に後悔はしていない。
何故なら私はあの時、彼に手を差し伸べられていなければこんな楽しい生活を得ることは出来ていなかっただろうから。
22年前 シーアイス島にて
カイナ(15歳)
カイナはこの島に住む少女。
ベージュカラーのストレートロングヘア、右目を覆い隠すように伸びている前髪、見えている左目の色は深海のような青をしている。
街を見下ろすと楽しそうな声が聞こえてくる。
しかし、カイナはそこに入ることは出来ない。
それはカイナのとある能力が関係しているからだ。
(……いいなぁ)
カイナはいつも街を見下ろして羨むばかり。
しかしその目に光は無い。
何故なら彼女は島の人々から
あまり良いように思われていないからだ。
そんな彼女を救い出してくれたのは、とある海賊団だった。
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