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僕はキリル、ロシア出身だ。
何故か転送されて殺し合いをさせられるらしい
最初は戸惑いでいっぱいだったが、事情を聞いてなんとなく察した。
僕がこの殺し合いで死ねば、
アポロンという神が死ぬらしい。反対に僕が生き残れば生きるらしい。
まあ、その神が死のうが死なないがどうだっていい。
自分自身が死ぬのだって正直いってどうでもいい
昔に比べたら大したことない
あの、地獄の日々を、思い出すだけで吐き気がする。
僕の村にはある神様が崇められていた。ツヤがある長い黒髪。夜空のような黒い目。透明感のある白い肌。長い手足。優しそうなオーラ、らしい
実際に見たことは無いし、姿が書かれていたとしても紙や像だ。本物を見た人は居ない。この神を
最初に崇めた人は、夢かなにかで見たんだろう。
本当に馬鹿馬鹿しい。けど、それだけだったらまだ良かった。祈るだけでいい。何も考えなくていいんだ。
しかし崇める側は崇められる側の気持ちを考えたことがあるのだろうか?
僕は神にそっくりだった。
勝手に神様とされ、永遠に願いを告げられ、見たくなくても視界に入る礼拝、毎日が毎日が苦しくてしょうがない。気持ち悪い。
そんな日に耐えかねて、1度だけ逃げようとした
監視に見つからないように、そっと窓から逃げた
走って走って、人が見つからないような洞窟を見つけ、しばらくそこで過ごした。
しかし自由はすぐに僕から去ってしまった。
何故ここが分かったのだろう?本当に気持ち悪い奴らだ。僕は洞窟内で村の大人達に追い詰められていた。
「何故逃げたんだ」
「私たちを見捨てないでくれ」
僕は責められ、嘆かれ、すがられ、強制的に村に戻された。けど、前みたいな不快感はなかった。
そして僕は村のものにこう告げた
「神のお告げだ。」
「村長を殺せ」
普通なら嫌がるだろう、嘘だと思うだろう。
けど、この村は異様に神への執着心が強い。何も迷わず、躊躇いもなく
首を落とした
村長の死体は穢れたものとして、墓にも入れられずに村の外れにある山に埋められた
僕は罪悪感も何も無かった。そして、気に入らない相手はすぐに消していった。自身の手は汚さない
僕は潔白の神だ