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私はイギリス出身のルナ。
急にニューヨークに飛ばされて、慌てふためいているところです。
落ち着いたあと、
「ニューヨーク来たかったしいっか!」
という馬鹿な発想に至りましたが、崩壊してるので、意味ないですね。
けど、さっきからすごい不快感に襲われているんです。殺し合いをするからかと思いましたが、私はそんなことで怖がりません
じゃあ何が原因なのか考えている時、あることを思い出してしまいました。
そう、12年前のあの日……
「ルナ、5歳の誕生日おめでとう」
「ありがとう!お母さん!お父さん!」
あの日まで、私は普通の女の子でした。
ちょうど5歳の誕生日を迎えた私は、両親に祝われ、ご馳走を食べていました。
あの時は食べるのに夢中になって、それ以外のことは考えられませんでした。
私のお父さんは国のために働いていて、今日は久々に帰ってきてくれました。具体的な 仕事内容は知らないけど、皆の役に立ってることは知っていました。
そんなお父さんが私には誇りで、私の生活を支えてくれるお母さんも大好きでした。
だからか、いや、5歳の子供に察しろと言うのも
無茶な話でしょう。
2人の悲しそうな顔に、私は気づきませんでした。
私はその時間を楽しみました。しかしいきなり
激しい睡魔に襲われて、そのまま寝てしまいました
そして次に目が覚めた時には、白い天井が見えていました。起き上がろうとしたけど身動きが取れませんでした。
まだ幼かった私は泣きじゃくり、両親を呼んでいました。
けど、そこに現れたのは白衣を着た大人の人達でした。
私はやっと察しました。ここにいても、いくら呼んでも、助けは来ないと。
白衣の大人達が言うには、私は国の命令で
人体実験の対象となったらしいです。
お父さんもお母さんも、頑張って話し合ってくれたけど、無理だったようです。
そしてその人体実験の内容は……、
いや、話すと気分が悪くなってしまうのでやめておきます。けど、酷い内容だったと言うことですね。
私の体は作り替えられました。
皆から気持ち悪がられ、しばらく外に出られませんでした。国の命令なので警察も動いてくれませんし、人生が詰んだ瞬間です。
何故国は人体実験をしたのか、それは戦争です。
イギリスとフランスでは戦争をしていたんです。
私は人体兵器にされました。
そして人体実験の成功作として戦争の前線に立たされ……
その時14歳でした。
どうしても生きていたくて、必死に戦って、17歳の今に至ります。
少し変わりますが、あの日から家族でニューヨークに旅行に行く約束をしていました。
結局あの約束は果たせないまま、私は今を生きています。
まだ、少し不快感というか、
寂しさが残るんです。
ただ、私は普通の女の子に生まれたかった……
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