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大きな選択を迫られ、唇を端をキュッと噛む。
自分の過去を知ったときからずっと、渦巻く自責の念に飲み込まれそうだった。
ヴォックスから与えられる理不尽な仕打ちにさえ、“仕方ないのだ”と言い聞かせるようになっていた。
でも・・・・・・そんなのは、ただ逃げているだけだ。
降りかかる理不尽や不条理から目を背けて、抗うことをやめて・・・・・・
そう諦めて逃げ続けた結果が、今なのだ。
――――もう、終わらせなければならない。
みんなと、アラスターと・・・笑ってこれからの未来を生きるために。
〇〇「・・・・・・アラスター」
アラスター「・・・・・・」
小さく名前を呼ぶ私を、アラスターは黙って見つめている。
〇〇「私・・・・・・私、戦うよ」
〇〇「自分のしてきたことと・・・・・・この、因縁と」
〇〇「だからお願い・・・・・・力を、貸してくれる?」
――――今まで逃げ続けてきた過去に、そして目の前の相手に立ち向かう勇気を。
手に構えた二丁拳銃を強く握り、アラスターを見上げる。
まっすぐに視線がぶつかり合うと、アラスターはどこか満足そうに笑みを零した。
アラスター「・・・なかなかいい目になりましたねぇ・・・」
アラスター「・・・・・・高くつきますよ」
悪戯っぽく笑う彼の言葉に、心の底から勇気が湧くのを感じる。
フッと短く息を吐いて、暴走するヴォックスを見据えた。
アラスター「ただ・・・・・・」
ふと、アラスターが私の一歩前に立つ。
すると彼の手が武器を握る私の手に触れ・・・・・・
臨戦態勢だった私の腕を、何故かそっと下げさせた。
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