テラーノベル
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外に出ると、この場所は街の外の郊外――山の上だった。
北の方に城壁に囲われた大きな街が見える。
(さて、身体は変わったが《《現在》》の私の魔力はどれほどなのだろうか?)
そんな風に思っていると、丁度街の上空にドラゴンの群れが向かっているのが見えた。
「【遠視の魔法】」
魔法で視力を上げてみると、Aランクのモンスター”黒龍”の群れだった。
あのままだと街を襲ってしまうかもしれない。
小手調べに、攻撃を仕掛けてみるか。
私は両手を合わせて術式を編み、両手で弓矢をイメージする。
「【千本の矢】」
魔法が発動すると、自分の周囲の空間から千本の魔法の矢が高速で射出された。
そして、数キロ先の黒龍たちを一匹残らず殲滅する。
「うん……どうやら魔力は元の身体のままのようだ。それにしても、凄いな『無色の紋章』……」
魔力の変換効率が『赤の紋章』なんかとは段違いだ。
さすがは大当たり紋章。
「とりあえず、街へ行ってみようか」
記憶によると、クリスタリア魔法学校もあの街にあるらしい。
今の魔法教育がどのようなモノかも、確認しておきたい。
空の静けさを取り戻すと、私は街へと向かった。
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