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第十一話【夕暮れにて旅の終結】
夕『朝陽、どこに誰がいるとか分かる?』
朝「千里眼で見てみるね
“夕暮れは晴れない”
…北にらいかごいまら
西にぐもりよいな
南にそらみ鳳仙花がいるね
さっき言ってた通りらいよいなかごいは気絶
まらぐもりそらみ鳳仙花が交戦中
多分鳳仙花はさっき合流したと思う」
夕『了解!
じゃあ1番人数が少ないところを重点的に行こう!俺はまっちゃんのところに行くから、朝陽はぐものとこ行ってもらっていい?』
朝「おっけーだよ
あ、そうだ。入日、君は南に行って
いくら強い人がいるからといって、安心は出来ない」
入「了解
給料はちゃんとあとでくれよー」
朝「君の活躍次第かな」
夕『いやあげなよ…ブラック企業かて』
朝「それじゃ、作戦実行」
夕『あっ、しーちゃん達はここにいて!
怪我人とかを守ってほしい!』
し「了解しました!しよくにお任せ下さい!」
ス「僕も、力になれることはするよ…!!」
カ「自分も、守ることは得意ですので!」
夕『ふふっ、任せた!』
刺された後に走るのきっっついねー!
あっ、てかさっき今まで以上の笑顔で言えたんだよね〜〜!!
これはお仕事頑張らないとですな〜!
さーてと、北側に着いたけど〜…..
ふむふむ、剣の音が聞こえるのは東側か
…剣?てことは、まっちゃん激ヤバ…??
…急がなきゃ
夕『あっ!!見つけた!!!』
?「ゆう!!?ここは危険だよ!逃げて!!」
夕『危険なのはそっちもでしょまっちゃん!』
ま「いやそうだけど…!!」
夕『大丈夫、任せて
まぁ、もうやってるけど』
ま「えっ」
夕『大丈夫だよ、敵さん
ちょーっと嫌な思い出見るだけだからね
大丈夫大丈夫、安心して絶望しな』
敵「ぅ、あ…はぁッ…」
夕『今回の設定は絶望だからね
思う存分どん底まで落ちな、そしてもう二度と戻ってこないでね』
ま「あ、ありがとう…ゆう…!!
かなりやばかったから助かった!」
夕『だよね!?まっちゃんが異能使えない状況の時しか使わない剣使ってたもんね!?』
ま「そうなんだよ〜!あいつうらばの目見ないの!!話もしないし…激ヤバだった…」
夕『ここ来て良かったー…』
ま「あ、そういえばらいとかごいは…!?」
夕『周りにいる敵全員に異能かけてきたから大丈夫だよ』
ま「よかったーー!!」
夕『でも流石に心配だから迎えに行こう…』
ま「りょーかいっ!!」
夕『あ、いつの間にか起きてる』
ら「う”ーん…痛い…..」
か「誰もうちの目見ないんだけどどゆこと…」
夕『情報が漏れてる説』
か「えぇ、うちらやで?オリジンなら分かるんやけどなぁ…」
ま「意外と偵察とかしに来てるかもよ?
そこに関してはうらば達にはわかんないし、そゆとこもっかい確認しよ?」
か「りょーかいや…」
ら「ゆう…しよくの食べ物ない…?」
夕『あるよ、チョコだけど』
ら「食べる…」
か「チョコ、それビターなんか…?」
夕『食べる人の好みによって変わるって』
か「じゃあ食べるわ…」
夕『早く元気になりなよーー』
か「あーい…」
ま「あ、そういえば他の人たちはどこに…?」
夕『西と南側だね
まぁ大丈夫だと思うけど…心配ならドローン飛ばそうか?』
ま「お願いしてもいい?」
夕『はーい! じゃあ…
“桜の飾りよ、微睡みが願う。
私の望む形へと、変化せよ。
願いは、微睡みの中に”』
ま「相変わらず”あの実験”の結果は凄まじいね
そこだけは罪過に感謝かな…?」
夕『なるべく感謝したくはないけどね
あんな極悪非道な実験…二度とさせちゃいけない…だからこそ、罪過を潰さなきゃ』
ま「そうだね!
大丈夫、うらば達もついてるよ!!」
夕『うん、ありがとう!
…あっ、ここは西かな?朝陽居るし』
ま「西チームは…大丈夫そうだね!
てか朝陽さん強!?」
夕『あの人はほんとに強いと思う…うん…
あ、リボン1の方は南に行ってる
…うん、入日達も大丈夫そうだね』
ま「よ、よかったぁ…」
夕『…まっちゃん、寝る?今日は疲れたでしょ
今なら俺の膝枕付きだよ!』
ま「寝る」
夕『わお、即答』
ま「よっと…おやすみ、ゆう…」
夕『おやすみ、まっちゃん』
ら「…まら、羨ましい…..」
夕『家が無事だったら寝る前にやってあげる』
ら「!家無事だろうから確定だね」
夕『えー?わかんないよ?案外壊れてるかも』
ら「ぐもりの保護魔法かかってるよ」
夕『じゃあ確定で無事だね』
ら「そ、だから膝枕確定」
夕『やられたー』
ら「ふっふっふっ…」
か「うちもいること忘れとるやんけ…
うちにも膝枕してぇや〜…」
夕『明日ね』
か「やった〜…」
夕『ふふふっ…笑
ん?あ、残党倒し終わったみたい
…こっち来てって連絡しようかな
あ、連絡先持ってない
…ドローンで誘導しよ…..』
朝「その必要はないよ」
夕『朝陽…!?』
朝「ドローンは見えていたからね
千里眼使って来てみた」
夕『異能の使い方よ…
代償軽いっていいねぇ…』
朝「ふふっ、でしょ?
ところで、なんで君は膝枕をしているの?」
夕『お疲れだっただろうからさ
寝させた』
朝「なるほど
でも、移動しないとだけど…」
夕『それならドローンに任せればいいから大丈夫だよ』
朝「君、異能2個持ちだったりする? 」
夕『いや、これは異能とは違うかな
超次元能力…所謂、超能力ってやつ
罪過にいる異能者は強制的にこれを覚えさせられるんだよね』
朝「へぇ、便利だね」
夕『まぁね、ワードを言わないといけないのはめんどくさいけど… ムカつくくらい便利だよ』
朝「異能のワードとは違うの?そこに関しては僕知識ないんだよね」
夕『まぁ、罪過の秘密機関情報だからね
知らないのも無理ないよ
異能のワードは使うための許可でしょ?
超能力のワードは自身の想像力を使って物質を変化させる為の準備ワードみたいなもの
長ければ長いほど性能が良くなるんだよ』
朝「へぇ、それは凄い
鳳仙花には覚えられなさそう」
?「今物凄い悪口聞こえたんだけど」
夕『赫愁さん…!なんか久しぶりですね』
赫「君と話したのは第7話ぶりだね」
夕『貴方も最近メタよりですよね!? 』
赫「主人がそうだと部下もそうなるものだよ」
夕『ちょっと意味がわからない』
赫「こいつぶっ飛ばしたい…」
夕『え、俺一番の功績者ぞ?
いいのそんなことして〜 』
赫「え、マジすか朝陽様」
朝「まぁ、味方増やしたのは褒めようかな」
赫「えー、凄いじゃん」
夕『えっへん!』
ま「ん”〜…?…なんか人いっぱい…..」
ら「あ、まら起きた」
ま「おはよう…」
ら「おはよう、相変わらず寝起き悪いね」
ま「うっさい…」
夕『…ねぇ朝陽』
朝「どうしたの?」
夕『ちょっと街見渡せる場所に行かない?』
朝「いいよ」
夕『まっちゃん、膝枕終わり』
ま「ん…わかったぁ…..」
夕『朝陽、こっち来て
隠れスポットがあるんだよ』
朝「はいはい」
…まっちゃん達以外と話すの、久しぶりだったなぁ。入日とも、スミレカスミとも話せたし。
ねぇ、朝陽。君が巡り合わせてくれたんだよ
改めて、その感謝を伝えたい
夕『ほら、ここ綺麗に街を見れるんだよ』
朝「ほんとだ、綺麗だね
…ホントに、ここは素敵な街だよね」
夕『でしょ〜!
…そんな街を守れたのは、朝陽達のお陰なんだよ。本当に、ありがとう』
朝「…もしかして、それを伝えるためにここに来させたの?あそこでもよかったんじゃ…」
夕『それはあとで伝える
でも俺は、君に伝えたかったから』
朝「え」
夕『俺を、ここに連れてきてくれてありがとう。まぁ元々ここに居たわけだけど…
それでも、君が俺をオリジンに誘ってくれたから入日達に会えたんだ』
朝「それは、元々計画されていたことかもしれないじゃん」
夕『それはない
この街はぐもの加護とか保護魔法とかがかけられているから、 簡単には見つからない。なのに今回は見つかった』
朝「…だとしたら、もしかしたらこの街が襲われたのは僕たちのせいだ。ごめん」
え、謝らせたかったわけじゃないのに
感謝を伝えたかっただけなのに
やっぱ俺言語能力なさすぎ…
夕『…謝らないでよ
そもそも罪過は底が知れない奴らばっかだからね。朝陽みたいに千里眼を持っている奴がいるかもしれないんだし』
朝「…さっきと矛盾してない?」
夕『そうかも笑
でも俺が伝えたかったのは感謝だけだったから。謝らせたい訳じゃなかったから 』
朝「…そっか、ありがとう」
夕『俺ね、最近まで罪過に囚われてたから
人とまともに会話したことないの
ここへも、最近戻ってきたばっか』
朝「…うん」
夕『だからもしかしたらここが襲われたのは俺のせいかもしれない
だから、さっき謝らせてごめんね』
朝「それは僕が勘違いしただけ
謝らなくていいよ」
夕『そっか、ごめんね 』
朝「謝らなくていいって言ったでしょ」
夕『むぐっ』
ほっぺを掴まれている…
なんで??
朝「感謝とか謝罪とか、一々しなくていいよ
これはオリジンにとって当たり前で、ただの仕事なんだから」
…あぁ、そういうこと
俺がそういうので一喜一憂しないようにしてくれてるのかな?あはは、優しいなぁ
夕『…わかった!』
朝「ならよし」
夕『あ、でも最後にこれだけ言わせて』
朝「何、謝罪の言葉だったら聞かないからね!?」
夕『ありがとう
君が居てくれて、良かった』
朝「…一々感謝しなくていいって言ったでしょ。ほら、行くよ」
夕『なんか日につれて朝陽の態度が冷たくなっていってるー!!俺悲しい〜〜!!』
朝「…たまには感謝されるのも、悪くないね
えへへ…」((ボソッ
夕『!!
ほら悪くないんじゃん!』
朝「うるさい地獄耳」
夕『酷い!!!』
どんなに苦しみの時間が長くたって、
幸せな時間はいずれやって来る
その日を待って、生きていこう
キャラ設定置き場【その1】
・楪炉夕陽
今作の主人公
異能:触れたものの思い出を具現化する
代償:一時的な右目視力の剥奪
自殺・拷問が趣味
階級はピンク(中間)
・霡彗朝陽
夕陽のオリジナル?
異能:全ての力を持つ
代償:一時的な異端召還児との感覚感情接続
何やら複雑な過去を持つ
階級は緑(最上)
罪過突撃隊編 完結
コメント
7件
うわあ、第12話読み終わったよ…!夕陽がまっちゃんを膝枕で寝かせてあげたり、朝陽に「君が居てくれて良かった」って伝えるシーン、すごくじんわり来た。苦しい時間があっても、こういう穏やかな瞬間があるから報われるんだなって思えた。キャラ同士の掛け合いも自然で、戦闘後だからこその温かさがすごく良かったです🌙🤍
ゆめ
95
25
13
#バトル