〇〇 「温斗っ!だれっ!(コソッ)」
温斗 「しっ!うるさい」
〇〇 「ちぇー」
家には男の人達が数人入ってきたのが見えた
じゅんぎゅ 「ちょ、え?!」
真史帆 「じふんくんじょんふぁにのお世話してあげてね」
じふん 「しほ、なにか言うことあるんじゃないの?」
真史帆 「うん?ㅎ何もないけど」
じふん 「通報したの、お前だろ」
突然のことで何が起こってるか分からなかった
けど、見上げた温斗の顔は真剣で。
真史帆 「…どうしたのそんな真剣な顔してㅎ なんのこと?」
じふん 「水族館で会った」
真史帆 「水族館?行ってたんだいいね」
じふん 「…正直に言って」
真史帆 「…あのさ、僕たち練習生だよ、?」
真史帆 「こんな誘拐みたいなことしてるなんてバレたら、」
誘拐…?
真史帆 「人生かけやってるのに、」
じふん 「や、真史帆、」
〇〇 「誘拐なんかじゃありません…!!」
温斗 「ちょっ、おまえ」
〇〇 「じふんさんは私を助けてくれたんです。あの地獄みたいな生活から…」
〇〇 「だから絶対誘拐だなんて言わないでください」
や、ば…やっちゃった
じふん 「〇〇、」
真史帆 「やっぱりいたんだね」
真史帆 「〇〇ちゃん、警察行こう」
行きたくない、嫌だ。
でも、じふんさん達の人生壊すくらいなら…
〇〇 「分かりました、行きます」
じふん 「〇〇ッ!」
じゅんぎゅ 「〇〇何言ってんの」
芳典 「〇〇冗談やめてや、」
〇〇 「私がいるせいでみんなの人生壊すくらいなら、行きます」
〇〇 「みんなのこと大好きだから、ㅎ」
朝光 「…」
温斗 「やめろ」
じょんふぁん 「じゃあひょん、」
真史帆 「うん、〇〇ちゃん行こう」
短かったけど、楽しかったな
安心してねみんな
もう何も気にせず生きて
じふん 「待ってっ、」
私が家を出て行こうとした時、じふんさんが
私の腕を強く握った
じふん 「おねがいだから、(泣)」
じふん 「もうこれ以上俺から奪わないで、」
衝撃的だった、
あんなにいつもは弱みを見せないじふんさんが
こんなに感情的になって、
芳典 「じふな…」
〇〇 「じふんさん、(泣)」
朝光 「まっしー、一回だけ、見逃してあげて欲しい」
朝光 「二人はお互いを支え合って生きてるから、」
真史帆 「っ、」
真史帆さんは俯いていた
芳典 「まっしーごめんな、」
芳典 「でもまっしーにだけは迷惑かけへんって約束する」
芳典 「だから、お願いします」
じゅんぎゅ 「俺からも、お願いします」
温斗 「俺も、」
みんなは真史帆さんに深く頭を下げた
私のために、ここまでしてくれる人が
今までいただろうか、
真史帆 「っはぁ〜、わかったよ」
じふん 「真史帆っ、」
真史帆 「〇〇ちゃんがみんなにとってどれくらい必要なのかわかった」
真史帆 「最初から連れて行くつもりなんてなかったし、ㅎ」
真史帆 「じゃっ」
真史帆さんはそう言い残して家を出て行った
最初から連れて行くつもりなんてなかったは
きっと嘘だ。
真史帆さんにとってみんなはそれほど
大切なのだろう
私は急いで真史帆さんを追いかける
真史帆さんは誰かに電話をかけていた。
真史帆 「〜の件なんですけど、」
真史帆 「僕の見間違いでした、ㅎ」
真史帆 「はい、すみませんㅎ」
〇〇 「真史帆さんっ、!!」
私は車に乗ろうとしていた真史帆さんに向かって名前を呼んだ
真史帆 「〇〇ちゃん、」
〇〇 「本当にありがとうございます(泣)」
私は深く頭を下げた
真史帆 「頭上げなよ!!ㅎ」
真史帆 「ごめんね、傷つけるようなことして」
真史帆 「みんなのこと、幸せにしてあげてな」
〇〇 「っ…!!!」
〇〇 「はい…!!!」
真史帆さんは優しい笑みを浮かべて
家を後にした。
外は雪が降り始めて寒くなった。
けれど、その時は暖かく感じたんだ
芳典 「〇〇!!!」
玄関からはよしくんとじゅんぎゅさんが、
〇〇 「よしくん、(泣)」
芳典 「よしよし、怖かったな、ごめんな」
じゅんぎゅ 「〇〇じふなが、」
急いでリビングに戻るとぐったりしたじふんさんが、
〇〇 「じふんさんっ、!!!」
じふん 「〇っ、〇」
じふんさんは過呼吸で目を真っ赤にして泣いていた
〇〇 「じふんさん、落ち着いて、」
〇〇 「ごめん、2人にさせてほしい…」
芳典 「うん、行ってき」
じふんさんの部屋に入った。
〇〇 「じふんさん、大丈夫??」
〇〇 「大丈夫じゃないよね、ㅎ」
〇〇 「ごめんなさい私のせいで」
じふん 「〇〇っ、、よかった」
じふんさんは泣きながら私に抱きついてきた
〇〇 「もう大丈夫だよ、じふんさん」
〇〇 「ずっと一緒にいてもいい、?」
じふん 「う、んっ、ㅎ」
じふんさんは苦しそうな顔で微笑んだ
真史帆さんの事があってから、3日がたった。
家には色々事情がありジョンファンって子が急遽一緒に住むことになった
〇〇 「んん…」
じふん 「おはよ、ㅎ」
目を開けばじふんさんがいる
エアコンの修理が来るまではじふんさんの部屋で寝させてもらうことになった
私はひーくんと寝るって言ったんだけどㅎ
〇〇 「じふんさん、まだねむい…」
じふん 「寝てていいよ準備してくるから」
〇〇 「やだ、なら私も行く」
じふん 「まったくㅎ」
リビングに行くとじゅんぎゅさんと朝光は起きていた
じゅんぎゅ 「〇〇〜おはよ」
〇〇 「じゅんぎゅさんおはよ!」
朝光 「〇〇おはよ寝癖ついてんでㅎ」
〇〇 「ほんとだ!はねてるㅎㅎ」
じゅんぎゅ 「はねてる髪もかわいいね〇〇〜」
〇〇 「えー?」
温斗 「はよー」
〇〇 「渡辺おっはよー」
温斗 「おはよ」
〇〇 「よしくんとふぁにちゃんは?」
温斗 「まだ寝てるんじゃね」
〇〇 「よく寝るなぁ〜」
じふん 「〇〇ご飯の準備するからテレビでも見といて」
〇〇 「はーい!」
じゅんぎゅ 「ねえ、まっしーが会社来なくなってもう3日経つけど、」
朝光 「…」
温斗 「会社には長い間休みますって言ってたらしい」
じふん 「、」
ダダダっ
勢いよく階段を降りてくる音が聞こえてくる
〇〇 「ふぁにちゃん朝から暴れてる?ㅎㅎ」
じょんふぁん 「ひょ、ひょん…!!」
じふん 「どうしたんだよ朝からㅎ」
じょんふぁん 「真史帆ひょんが、っ、」
温斗 「…まっしーがどうしたん」
「病院に緊急搬送されたって、」
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コメント
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まっしーどうした 、 きじょりんした ?