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部屋の中に響き渡る音
俺はそれをドアの前で聞くことしか出来ない
いや、絶望することしかできない
早めに打ち合わせが終わったから急いで彼奴の家に向かった
今日は別に約束してた訳じゃないけどただ驚かせたかった
彼奴が好きなお菓子を沢山買ってお酒でも飲もうと
あの光景を見た
来るんじゃなかったと思う
目の前が真っ暗になる
見間違いだったらよかった
もう何度も目を擦った後だ
目元は真っ赤
なんでだ
俺じゃ駄目だった??
いやそうか
そうだよな
俺男だもんな笑
彼奴を満足させてやれなかった
ごめんな
楽しいって幸せだって思ってたのは俺だけだったのか
、、今日はなんの約束もしてなかったけど
あの日した約束だけは守って欲しかった
とりあえず証拠の写真だけ撮る
ドアの音とともにカシャっと音が鳴る
彼奴と目が合う
目を見開いた後こっちに来ようとしていたのか身体を動かしていたが、俺は静かに扉を閉めた
“一緒に居ることに慣れてもずっと変わらないままでいてね”