シェアする
注意 ゴードス 死ネタ 病気等の知識全くなし
生涯、誰よりもずっと温かく、優しい貴方とこれから先の未来をじっくりと考え、幸せでありたかった。僕は小さい頃から病弱で、一時期は安定したが最近は体調が優れない。主に食欲がなく、歩くのにも疲れ、睡眠不足になっていた。何度目かの病院で僕にもって余命1年半と診断された。急な余命宣告で驚き正直、等の僕もあまり実感が湧かない。でも1番実感すら湧かないのは僕の恋人のゴーゴリだと思う。僕がいうのもなんだが、ゴーゴリさんは大分僕を溺愛しており、体調が優れない時は率先して僕の看病をしてくれた。だからなのか、余命宣告されたのがまるで自分の様に固まっていた。病室から出た後、暫くゴーゴリさんも僕も押し黙った。隣でこれからのことを考えるゴーゴリさんを横目に僕はいつも通りに歩いた。家に帰るまでずっとその調子でいた。僕はリビングのソファーに腰を掛けた。適当な番組を付けてぼーっと時が過ぎるのを待っていた。5分が経過した頃、ゴーゴリさんが両手に色違いのマグコップと毛布を持ってきてくれた。
「ありがとうございます。……マグコップなんて久しぶりですね…。」
このマグコップは付き合って1番初めのデートの時に買った物の1つだった。パステルカラーの水色と
紫で、これを見つけたのはゴーゴリさんだった__