テラーノベル
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朝。目が覚めた。
今日は…ああ配信日か。面倒くさい。
まだ眠いと言っている膝を起こすように、膝を少し曲げたりして鏡の前に歩いて立つ。自分の姿を見る。
「目つき悪。」
そういえば…『玉藻(たまも)』さんSNS最新の投稿あるかな。
(あ。あった。なにこれ髪桃色に染めてる!?かわいい。ただでさえ可愛いのに桃色に染めるとか反則じゃない…?無理。無理無理無理。限界オタク化なりそう。即いいねに決まってるだろこんなの。)
あたしは即いいねをした。もちろん捨て垢で。配信用のアカウントでしたら大変。
…配信。
最初は承認欲求のためだった。初配信の時、雑談をしようと思ったけど…一人しか同接がいなかった。その一人が玉藻さん。
最初は馬鹿な人だと思った。なんだよアカウントが…
『金津 玉藻』
って。本名だろ絶対。
でも
色んなことを喋ってくれて嬉しかった!
喋れて嬉しかった!
それから玉藻さんは毎日配信に来てくれた。それと同時にあたしの配信を見に来る人も多くなった。別にあたしを肯定してくれる人は玉藻さんだけで十分なのにな。
今度イベントやるから来てくれないかな。あ。そうだった。と思い、
SNSで投稿する。
『●月×日。
〇〇県〇〇市〇〇ドームでイベントやりまーす。ぜひ来てね〜。』
中身も無い投稿。ただの事実報告だ。
いいんだよ。構わないんだよ。
あの人だけに届けばいい。
「来てくれるかな…楽しみだ。会えるかも。生で会えたら絶対気絶しちゃうや…あは。」
見てくれたかな。反応すぐ来るはず。わかってるよ。
玉藻さんはいいねとコメントと反応すぐ返してくれるから。
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