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ak視点
『…ッあ、う…ッ』
なんで、俺が泣いてるんだろう
泣きたいのは、ふわっちの方かもしれないのに
…あ、ふわっち、悲しそうな顔をしてる
ぼやけている視界でもそれははっきりと見えた、気がする
「…ごめんな、あきな」
そういって、俺の頭を撫でてくれる
その声は優しくて、暖かかった
そして、俺はそのまま、深い眠りについた
fw視点
俺が、あきなを泣かせてしまった
怖がらせてしまった
今はこうして眠っていても、気持ちの整理ができていないはずだ
愛されるのが怖い、あきなは確かにそういった
目の前で寝ているあきなに毛布を掛け、俺は財布と家の鍵、そしてスマホだけをもって、家をでた
もう薬の効果はきれたようだ
今は、俺はあきなのそばにいていいような人間じゃない
俺が、幸せにしようとしてたのに…守りたいって思ってたのに、結局、あきなに怖い思いをさせてしまったんだ
【…ふわっち?】
不意に後ろから声が聞こえた
「…ローレン、」
【その顔……、俺の家来る?】
ローレンは俺の様子に気づいてくれたのか提案した
今日は帰るところも考えてなかったから言葉に甘えることにした
ロレ宅…
【で?何があった?】
「…えっとな、」
俺は起きたことを全て話した
話したと言ってもローレンだったからだ
普通の人に話せと言われても話せないし、話さないと思う
【はぁッ!?あきなを泣かせた!?】
「そーゆーこと…」
【なるほどねぇ…】
「俺はだめやな…最低すぎたわ…」
【そんなことないと思うけどなぁ、?あきなはふわっちのこと好きだと思うけど】
「それはぁ、本人も分かったっていっとったけどさ…」
【…愛されるのが怖いかぁ、あきなに聞いてみないと実際分かんないんじゃ?…かといっても、いまのふわっちは聞きにいけないか…】
「そーなんよなー…」
あきなの知り合いとか、俺知らないからな…ん?いや…
「…叶さん」
【え、いまなんて…】
「いたんだよ!あきなに詳しそうな人!いやぁ、でも会えるかな…」
【ま、まって、今、叶っていった?】
「え?そうやけど」
【なんだ、ふわっちも知ってたんだ…】
「…え?ロレ知り合い?」
【まぁね、何?叶さんに会いに行く?】
「うん」
【じゃあここいってみなよ、きっとあの日とのことだからこの時間帯はここにいるよ】
そうやってローレンは俺に地図を送ってきた
「、!さんきゅー!」
【いいってことよ!あきなのことは任せろ!俺がふわっちの家行っとくから】
「まじありがと!じゃあ俺行ってくるわ!」
ローレンにお礼をつたえて俺はもうダッシュで目的地に向かった
「ここ、か?」
ついたのは小さな居酒屋
ほんとにここにいるのだろうか
「…失礼しまーす」
店内はあまり賑わってなく、客も少ない
叶さんはここにいるだろうかと店の中を見回す
《あれ?ふわっちじゃん!》
「あ、葛葉!なぁなぁ、ここにさ…」
〔葛葉~…なにしてんの~?…あれ?ふわっち?〕
「…ッ!」
そこにいたのはあの時と一緒の服装をしている叶さんだった
《なに?お前ら知り合い?》
「それはこっちの台詞…葛葉とは、どういう関係?返答次第でローレンに言いつけるけど」
《いや、こええよ、あと浮気とかじゃねぇし、ただの仕事仲間だ》
「ふーん…」
〔……ごめん葛葉、少し外でふわっちと話してきてもいい?〕
《はぁ?俺を差し置いて?》
「葛葉…頼む…」
俺は顔の前で手を合わせ、懇願する
《…すぐ帰ってこいよ、一人つまんないんだから》
「!」
〔おっけー、じゃあ一時間ぐらいねぇ~〕
《それは長いだろ!》
〔…話って?やっぱりあきなのこと?〕
「はい、叶さんは、あきなのトラウマとか、分かりますか、?」
〔…トラウマ…思い当たる節はないことはないんだけどね〕
「教えてください!」
〔びっくりした……えー…多分ふわっちの前の対象のせいじゃない?〕
「俺の、前?」
〔うん、僕らは対象を幸せにすることが仕事、だから、おかしな人がいるのは日常茶飯事〕
「な、なるほど」
〔あきなはそれがはじめての仕事だった〕
あきなには、俺の前に対象になる人物がいた
その人は酒や煙草におぼれ、借金まみれの男だったらしい
けれど、性格はよかったらしく、そこまでやばいって訳ではないらしい
あきなも、頑張っていた
それでも、彼は結局死を選んだ
あきなにとっては最悪で、忘れられない仕事になったのだろう
〔…その人がなくなったことで俺がって、ずっと天界で泣きわめいててね…そこからあまり本性を出さなくなっちゃった〕
〔いつもにこにこしてて、まるで、作ってるかのような…〕
「……」
〔でも、ふわっちにあって変わったと思うよ?久々にみたんだよ、あんなあきなの顔〕
「そ…ですか…」
〔このままでおわりたくないなら、あきなと話した方がいいんじゃない?〕
「…分からないんです、あきなに、どんな声を掛ければいいのか、どんな顔して会えばいいのか…どうすれば、いいんですか?」
〔…俺に聞かれてもなぁ、?ふわっちが選んだ方がいい〕
俺が…選ぶ……