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ほくしぃいいいいん!!!!! てめこのばばぁぁあ!!!! あほちゃん、ほくしんは私が保護します。ついでにジェシーも
メリバや…泣ける…
なんか泣ける😿
# 身代わり
俺は母が嫌いだ
実母は俺を産んで死んだ
俺の家族は国の王
父が現国王
俺が次期国王だ
その名に近づいてきた新しい母
母は性根が腐ってる
父の獲得した地位を利用し、好き放題するクソ野郎だ
母) 北斗?起きているの?(戸越)
まつむら) …、(布団潜)
父) なぁ、エリー!
母) あ、は~い!!
母は父の事が大好き
父は出張に出ていくことが多いため
1ヶ月で家にいるのはほんの数日
召使い) 北斗様、入ってもよろしいですか?
まつむら) 入るなっ…!
召使い) ですが、今日の午後6時からパーティーがっ、…
まつむら) うるさい!早くどっか行け!
召使いも変わった
今の母が来る前の召使い
ジェシーは男だったが、俺の母のような存在だった
じぇしー) 北斗様?寝ないのですか?
まつむら) …膝枕して、
じぇしー) …お任せ下さい笑
でも新しい母が来てからジェシーと母はぶつかることが多かった
じぇしー) 北斗様はっ、甲殻類アレルギーなんです、!
母) アレルギーなど甘えでしかない。残すことは許さない。
じぇしー) 北斗様は重度のアレルギーなんです、!
じぇしー) 下手したら死んでしまいますっ、!!
母) うるさい!ただの召使いがこいつの母親の私に口答えしてるんじゃないわよ!
じぇしー) 奥様は確かに北斗様の母親ですが、私の方が長く過ごしているんです…北斗様の事は私の方が理解しています、!
母) っ、こいつを連れ出せ!
その命令が通ると護衛達はジェシーは連れていく
まつむら) ジェシーっ、!!(泣)
じぇしー) っ、北斗様っ…!
そのままジェシーの行方は分からなくなった
召使い) 、…5時までにクローゼットの方にお越しください。
階段を降りていく音がする
まつむら) っ、は~…
深呼吸をする
深呼吸を繰り返していると窓を叩く音がした
まつむら) っ、?(覗)
窓の外を見るとボロボロの服を着た顔の可愛い男がいた
まつむら) 誰だお前…(窓開)
??) …(部屋入)
部屋の机に置いてあるお菓子を食べだした
まつむら) ん、?お腹すいてるのか?
??) んっ、…んく“っ…(食)
まつむら) おいおい、そんな詰め込むなっ、
まつむら) ほんとにこいつ人間だよな…?
そいつは人間のくせに首輪を付けられており
その首輪には
morimoto,sinntaro
そう書かれていた
まつむら) しんたろう…?
もりもと) んっ…、
慎太郎というやつは名前を呼ぶと直ぐに反応した
まつむら) 俺なんもしないからさ慎太郎。話してくれよ
もりもと) …おなか…すいた、
すごくカタコトだった
ぎこちない日本語
でも顔は純日本人っぽい
今の時代、孤児は多くないため
そこそこの歳になり拾われて日本語を教えられる
そんなケースは多い
多分慎太郎もそんな感じだろう
まつむら) ご飯貰わないの?
もりもと) …おなか、いっぱい…ならない、
そう言いながらお菓子を貪っている
まつむら) おいしい?
もりもと) んっ、めちゃ…おいしいっ、!
まつむら) …んはっ、笑 かわい、笑(撫)
王宮にいる者以外とはあまり関わってこなかった
それに自分より下の者と関わることなどもっとなかった
だからこそ
“可愛い“
その感情が爆発した
もりもと) おいしぃ、!おいしい…!
まつむら) ん、そっか、笑(撫)
もりもと) おれ、しん、たろう…おま、えは?
まつむら) お前って…笑
自分のことを指さしながら俺に名前を教えるように求めてくる
まつむら) 俺は、ほ~く~と、北斗
もりもと) ほく、と…
もりもと) ほくとっ…!
まつむら) んふっ笑 よくできました、笑(撫)
もりもと) しんたろう、…ほくと、…!(にこっ)
慎太郎が可愛くて可愛くてしょうがなかった
もりもと) ん“っ、んふ“っ…(詰)
まつむら) あ~、ばかばか。そんな詰めんなって(止)
小さな口にたくさんの菓子を詰め込む
まつむら) そんな焦んなくていいから。
もりもと) ん…おぃ…しいから…
きょとんとした顔でそう訴える慎太郎
まつむら) おいしいのは分かるけど、だれも取んないからゆっくりでいいよ
もりもと) あ~い…(食)
それから毎日夜中になると来るようになった
もりもと) あけて、
まつむら) はいはい、待ってよ(開)
もりもと) さんどうぃっち、…!
慎太郎は俺の夜食を食べに来るようになった
米、パン、麺、果物
その中でもパンで野菜とハムが挟まれたサンドウィッチが気に入ったようだ
もりもと) んむっ…
可愛い顔をして食べる慎太郎は愛おしくて写真を沢山撮った
まつむら) しんたろ~、
もりもと) ん…(振返)
まつむら) んはっ…かわい…/(撮)
月の明かりによって慎太郎の綺麗な瞳は照らされている
美しい薄茶色の目は綺麗に輝いている
まつむら) 俺があげた服は?
もりもと) き、れない…
まつむら) ん?なんで?小さかった?
もりもと) んん、きれい…だったから、おれはきれない、
まつむら) はぁ~?笑
慎太郎は健気で素直だ
まつむら) 大切にしてくれんのは嬉しいけど俺は慎太郎に着てほしいの。
もりもと) いいの…?きたなく、なる…
まつむら) い~よ。もうそれは慎太郎の物なんだから
もりもと) …わかっ、た!あした…きてくる!
まつむら) うん、ありがと
そんな会話を毎日
決まって25時
数分の間に交わす
その時間が大好きだった
慎太郎が俺の部屋へ通い始めてから2ヶ月がたった頃
異変が起き出した
こんこんっ
窓を叩く音が聞こえ、カーテンを開けると目から血を流している慎太郎がいた
まつむら) 慎太郎っ、!?(抱)
もりもと) ん、…
どうしてそうなったのか聞こうとした
まつむら) 目どうした…?
もりもと) …、(食)
何度質問をしてもうんともすんとも言わない
どうにか聞き出そうとする
まつむら) なにがあったの?痛くない?
もりもと) ぁ、…
掠れた声だった
きっと声帯も潰れてる
だから声が出せないんだ
まつむら) なぁ、どうして…
最後まで聞かずに窓から出ていってしまった
まつむら) なんで…
それからも毎日変わらず来ていた
でも日に日に傷は増えていっていた
まつむら) 今日は…耳が切れてる…
耳の半分がちぎられたようになくなっていたり
腕の途中からすぱりと無くなっていたり
段々とボロボロになっていった
まつむら) 慎太郎っ、…どうしたの…?
もりもと) …ぁ…(食)
最終的には喉に穴があき、食べたものも上手く喉を通らないようだった
まつむら) 慎太郎っ…なんか言ってよ、…(泣)
なにも言わずに出ていった
翌朝
夜のことを思い出しながら部屋を出ると下の階では大騒ぎになっていた
母) なぜっ、なぜ北斗は死んでいないんだ!!
召使い) 奥様、落ち着いてくださいっ…!
母) うるさいっ!なぜだ!
母) 毎日…毎日呪い続けたのに、怪我もなく…なぜそんなに元気なんだ北斗っ!!
母の目は血走っていた
殺気が溢れでている
まつむら) わ…わからなぃっ…
その場にしゃがみこんだ
母は落ち着かずずっと叫び続けている
母) なぜだっ!神は…裏切ったというのか、!!
俺の近くにいた召使いの会話が聞こえた
召使い) 地下で呪い続けてたらしいぞ…
召使い) しかもなぜかこの城の敷地内に少年が死んでいたようだしな
まつむら) っ、は…おい、!
俺は思わず声をかけた
召使い) っ、は、はい?
まつむら) その…少年というのはどんなだった…?
召使い) えっと…目がえぐられていて耳もなくて…あ、あと腕も切れていました、
まつむら) …
しばらく動けなくて
召使いの声で気がついた
召使い) 北斗様…?なにかありましたか?
まつむら) あ、い、いや…なんでもない、ありがとう…
自分の部屋に戻る
まつむら) 慎太郎っ…なのか、…?
その事ばかり考えてしまい、その1日は生きた心地がしなかった
夜中
ちょうど25時
俺のお腹に重みを感じた
目を開けると目の前に人間の顔があった
まつむら) ん…、(目開)
もりもと) …、(にこっ)
まつむら) 慎太郎っ、!?
俺が起きたことに気がつくとすぐに窓際に行ってしまった
まつむら) まって、慎太郎…!!
呼ぶとピタリと止まった
もりもと) …、(振返)
まつむら) お前は…俺の代わりに…ぼろぼろにっ、…(泣)
もりもと) …
涙が溢れ出してまともに喋ることが出来ない
すると俺の頬に手が添えられた
もりもと) …、
俺を見つめる目は
優しい目だった
濁りがなく澄んだ目
まつむら) あ、…あぁっ…(泣)
慎太郎は微笑むと月へと向かって窓を飛び出した
まつむら) 慎太郎っ…、すき…だよ…、(泣)
_俺もっ!!
# 身代わり