コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
手に何か感触がある
気のせいだろうか
気のせいにしたいのだが….
「本物だ….」
気分が乗らない
その姿は猫のような獣耳に尾が生えていた
原因は何となく分かる
昨日珍しい薬草が生えていたもので
色々試し、1つは果実水にして飲んだ
今日は昨日の事件のことで壬氏に呼ばれているのにこんな姿を見せたらどうなるだろう
きっと気がついたら壁に追いやられているのだろう
「行きたくないな」
そう嫌そうに呟きながらも壬氏のいる棟に向かった
☆☆☆☆
「猫猫さん、猫猫さん」
「どうしたんですか、雀さん」
私があるけばやはり皆気になるのだろう
雀はその姿に驚きながら同時に楽しそうな
表情を見せる
「どうしたんですかその耳に尻尾」
「色々ありまして」
そう話していると雀は背中にまわる
背中に何か違和感があった
「!?」
雀は尻尾を触る
「猫猫さんは尻尾まで弱いんですね♪」
「雀さん!!….」
びくりと動いてしまう
そこで-----
「何をしているのだ?」