テラーノベル
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※年齢操作あり※
🍌と🍆のお話
🍌小学6年生
🍆35〜36歳位(あんまり意味はない)
☃️🐷は🍌のクラスメイト
※作者の妄想ストーリー
※ご本人様無関係
※SNS含むシェア🆖
広い心で見ましょう!!
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ミーーーンミーンミンミン…
ジリジリっーーーーー
「あづ……」
外を歩けば日差しが暑く突き刺さる
街路樹にはセミが止まって大合唱
本当は外なんか出たくなかった家でゴロゴロしていたかったけど
あいにく今日はお母さんも仕事が休みで
「図書館行って、読書感想文仕上げて来なさい!!」って首根っこ掴まれて、 玄関からポーンって放り出された…
夏の休みの読書感想文、コレを書かないことには俺の夏休みは始まらない…… なぜなら俺はこの読書感想文が一番キライだから…
毎年、毎年、本を読んで感想文を書けって…本当に辛い
一人で読むのも書くのも嫌だから
クラスメイトのおらふくんやMENを誘ったら
おらふくんは家族で北海道旅行中…
「ごめんな〜おんりー!旅行前に宿題全部終わらせろって言われて終わってんねん!!ほんまごめんッ!!帰ったまた遊ぼうぁ〜!!!お土産楽しみにしてて〜!!!」
MENからは…
「宿題まだやってんの?笑」
って煽りムーブの返信が来て、 腹が立つからスタンプだけ送ってスマホをしまった。
「はぁ〜…ようやく着いた」
自動ドアが開くとヒヤッ…と冷たい風が入ってきて
身体にまとわりついた汗がスーッと引いていった
コレだけ空調が整っていると
俺みたいに宿題をしに来る人はもちろん
ただ、涼みに来ているだけの人もチラホラ見かける
(ま、暑いより涼しいほうが良いもんね…)
どこで本を読むか、 以外と場所選びは俺にとって重要だったりする
例えば、両サイドに人がいるとなんだか落ち着かないし
長机みたいな所では集中して読むことができない…雑誌とか漫画なら
別に良いけど…読書感想文の本はやっぱり没入して読みたいからね
そうなると、目の前に人が居なくて、片側が壁で
出来れば仕切りがある一人席。そこを狙って辺りを見渡したら
ちょうど窓際の一人席が空いていた。
(ラッキー!ここにしよう)
持ってきた荷物を置いて本を探しに向かった
この時期は小学生向け読書感想文用の本が特設で置かれていることが多い。 わざわざタイトルを見て、表紙を見てって決めるより物凄く効率的だと思う。
(去年はこの辺にあったよなぁ…)
児童書エリアの近く
島のように組まれた棚に本が数冊置かれていた
なんか、今年は少ない気がするけどなんでだろう??
置かれた本は山積みになっていて
その本の上に一年生、二年生て書かれてる紙がポンッと置かれていた
(もしかして…まだ作られてない?)
毎年もう少し遅い時期に図書館に来ていたから
まだこの時期は特設エリアは出来てなくて
自分で探さないといけないミッションが急に課せられた…
(どうしよう…)
特設エリアの前でどうしようかと考えていたから
ゴロゴロ…と台車を引く音が近づいてきた
「はい、ごめんよー」
「あ、すみません」
台車を押した男の人が俺の居る特設エリア前で立ち止まった。
台車の上には大量の本と、一緒に置く予定なのかオススメの文字が書かれた紙が置かれていた。
「はい、ちょっとごめんねー」
本を棚の上に置くその人は図書館の職員さんなの…かな…
なんか見た目が怖いんだけど、てか、図書館でサングラスって
それに職員さんなら…え??普通するかな
俺は疑問を持ちながらその人のことを思わずジッと見つめてしまって
サングラス越しにパチリと目があった
「ん?なに、なんか本探してんの??」
「え、ぁあ、…その読書感想文の本を」
「あーー、マジ?ごめんごめん、何年生??」
「6年生…です」
「あーちょい待ち…えっとなぁ〜…あ!これこれ」
サングラスの人は山積みの本の中から一冊の本を俺に手渡してきた
「これ、俺のオススメね。読みやすいしあと感想文も書きやすい」
「そうなんですか?」
「そ、まぁ騙されたと思って読んでみ??」
「はい、ありがとうございます」
「それ読み終わる頃にはココ完成させとくから」
ニカッと笑うサングラスの人
エプロンの名札には「スタッフ」としか書かれてなくて名前は分からなかった。
だから俺はその人のことを「サングラスさん」と心で呼ぶことにした
席に戻って本を開いた
確かにページ数もそこまで無いし、何より文字がやや大きい
(これ、最高なんだけど!)
行数も短くて絵本みたいな感じ。でも内容は俺達高学年寄りの話でめくる度にドキドキしたりハラハラしたり凄く面白かった
読み終わった後のすっきり感、頭にすっと入ってくる内容
俺は読み終わると直ぐに感想文を書き出した
スラスラ…スラスラ…書ける!!すごい不思議だ
なんでだろう、今までだったらはじめの文から躓いていたのに全然それがない
むしろ皆にも知ってほしいからどう書いたらこの本の良さが伝わるかまで考えてしまう
(やば…もう、書き終わったんだけど)
気づいたら原稿用紙一枚…ぎっしりと文字が並んでいた
「俺…こんなに埋めたの初めてかも」
驚いてさっきの本を手にもう一度サングラスさんの居る所に向かった
だってあと、2枚書かないといけないからね…
「あ、まだいた」
サングラスさんはまだ作業をしてて
首を傾げて「ここか?」「いや、こうか?」なんてブツブツ言いながら 本やオススメの紙を置いたりやめたりしていた
「あ、あの…」
「ん?…おーーー、さっきの。どう?面白かったろソレ」
「はい!!」
思わず大きな声で返事をしてしまい周りにいた人たちの視線がグッと集まった
(あ、やべッ)
館内ではお静かに…よくMENが注意されてたのを見てたから
俺も叱られる。そう思っていたらサングラスさんは声を殺してクスクスと笑っていた。
「ッ…ふふふ…めっちゃ、元気な返事w…いや、悪ぃ、その…あまりの元気の良さにッふふふ笑…ッくくくっ」
「わ、笑わないでくださいよ」
「わりぃ、わりぃw…はー、笑った、笑った」
サングラスさんは俺から本を受け取ると
その本を特設エリアの一番上に置いた
「あ、あの…」
「んー?どうした」
「その、あと2冊…読書感想文を書かないといけなくて」
「あーなるほど、あと2冊オススメが知りたいと?」
「はい!さっきの本も凄く面白かったし、次も面白い本あれば教えて欲しくて!!!」
「あーーーそうだなぁ…」
サングラスさんは少し考えてから
「明日、また来れる?」
「明日??」
「そ、今…その本、手元にねぇからさ明日には用意できると思うから」
「わかりました!また、明日来ますっ!!!」
「明日もこの時間なら俺居るから」
「はい!サングラスさん!!」
「…サン…グラスさん!?」
しまった…と思ったときはもう遅くて
心で勝手に呼んでいた名前が口に出てしまった
「ご、ごめんなさいっ!!名札にスタッフとしか書かれてなかったから…」
「あー確かに、そういやそうだな笑…いや、別に怒っちゃいねぇよ?気にすんな」
「ごめんなさい」
「ハハッ…俺は、そうだなぁ〜皆から良く「ぼんさん」って呼ばれてるよ」
「ぼん…さん」
「そ、ぼんさん」
「じゃぁ、明日また来てもいいですか…ぼんさん!!」
「ぁあ、待ってるよ…えーっと」
「俺、おんりーって言います」
「よし、おんりーまた明日な」
「はい!!」
俺は頭を下げて自分の席に戻ると荷物をまとめて
図書館を後にした
外に出るともちろん暑くて「うげっ」と現実に戻ったけど
明日も新しいワクワクやドキドキする本に出会えると思うと凄く心が弾んだ
それに、ぼんさんに会えるってのも大きかった
俺はひとりっ子だから、兄ちゃんとかそういった存在に憧れてたのもあって
ぼんさんみたいな人が兄ちゃんだったらなぁ…なんて、そんな事を思いながら 俺は帰り道を楽しんだ…ーーーー。
ーーーーーーーーーーー
「やばい!」
「やばい!やばい!!」
「やばい!やばい!やばぃぃ!!!!」
ダッダッダッダッ!!!!
ーーーバンッ!!!!
「ちょっと!!!ドズルさん、助けてっ!!!」
「もう!!ぼんさん、図書館は走らないッ!静かにって何度言えばわかるのッ!?!」
「あーーごめんごめん!!そ、それよりっ!!明日」
「明日?…明日がなんです」
「明日までに小学6年生向けの読書感想文、オススメの本教えて!!!!」
「えぇー??なんです、急に…今特設エリア作ってますよね?そこから選べば」
「違う違う!!!あれ以外で”俺が楽しめるやつ”が知りたいの!!!」
「ぇええ…なんでまたぁ〜」
「いいの!!約束しちゃったの!!めちゃくちゃカッコよく約束しちゃったからお願いッ!!!!」
「約束???カッコよく??いったい誰と約束したんですか??」
「おんりー!」
「おんりー??誰ですそれ、そんな、職員居なかった…ーーー」
「違う!今日、図書館に来た6年生の男の子!!!その子が俺が勧めた本で読書感想文書いたんだけど後2枚書かないといけないみたいで…俺、ココに来てまだ日も浅いし、本も本当に気に入った奴なら勧めれるけど…そうじゃないやつは…どーも苦手で」
「はー、なるほど…それで、そのおんりーと約束したと…次の2冊を明日までに用意しとくね…みたいな事言ったんですね」
「その通り!!!さっすが!ドズルさん」
俺の無理難題な願いをドズルさんは「仕方ないですねぇ」と言って
ポンポンポンッと俺の目の前に本を積み上げた
その数約20冊…いや、厚いのから薄いの様々だけど…
「コレが僕のおすすめ20選です」
「は、はい」
「この中から”ぼんさんが没入して、面白かった本”をそのおんりーに伝えて下てください」
「20冊……わ、わかった!!!」
「最近、本離れしていく子供が多い中、興味を少しでも持ってくれる子が居るなら全力でサポートしますよ」
「ありがとう〜!!ドズルさん、俺コレ読んでくるわ!!!」
20冊を抱えて受け付けカウンターに腰掛ける
よっぽどの事がない限り声はかけられねぇから
ココで読んで、メモって、おんりーが喜びそうな本を見つけるぞ
「さぁ、読むぞぉ…」
ーーーーーーーーーおわり。
コメント
2件

🍆さん自然体で🍌さんに接してる姿が可愛い。❤️🍌さんにとってかっこいいお兄さん。👍
#雑談
雛サン&らい(nrkr)
1,130
#ご本人様には関係ありません
みら

1,895