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優吾side
今日の晩ご飯は何しようかな、なんて冷蔵庫とにらめっこしてたら
突然、
北斗「うわぁぁぁぁぁんっ」
と北斗の泣き声がした。
リビングに行くと大号泣の北斗とやっちゃったって顔で突っ立ってる樹。
ローテーブルにコーヒーの海……
と、コーヒー色に染まった画用紙?がある。
北斗「うわぁぁぁぁぁんっ」
優吾「樹!ぼーっとしてないでそれ拭いて」
樹「ご、ごめん」
優吾「北斗おいで」
泣き叫んでる北斗を抱き締めて優しく背中を撫でてあげると、
俺の腰に腕を回して抱き返して来る北斗。
北斗「うわぁぁん…ヒクッ、うぁぁんっ」
この様子じゃ話出来ないし、樹に聞いてみるか。
優吾「樹、何があったの?」
樹「いや、あの……」
優吾「何?」
樹「北斗何してんのかなって覗こうとしたら、クッションで滑って、北斗の絵にコーヒーこぼしました…」
馬鹿だねぇ、そりゃこんなに泣くよ。
優吾「ちゃんと見て動けよ」
樹「ごめん」
優吾「俺に謝ってどうすんだよ。北斗に謝れ」
樹「北斗、ごめん…」
まぁもちろん北斗は返事をする余裕無し。
このタイミングで仕事に行ってた3人が帰って来た。
大我「ただいま。玄関まで北斗の声聞こえてたけど、どうしたの?」
慎太郎「大丈夫?」
ジェシー「ほくちゃんどうしたのぉ?」
北斗「たろぉグスッ、らっこぉ」
慎太郎「いいよ!よいしょ」
3人に泣いてる理由を話すと“それは樹が悪い”と
樹は批判されまくる。
優吾「北斗が泣き止んだらもう1回謝りな。分かった?」
樹「ぅん……ポロッ」
優吾「もぉー樹まで泣かないでよぉ。ごめん、言い方きつかったね」
樹「大丈夫、俺が悪いしグスッ」
北斗の絵を台無しにした責任を感じてる上に、俺に怒られて皆に怒られて
樹の色んな感情が涙として流れたんだろうね。
すると、
北斗「ヒクッ……じゅい、えんえんちてる。ほっくんのしぇい?」
優吾「北斗のせいじゃないよ」
喉が潰れるんじゃないかってくらい泣き叫んでたのに、樹が泣いてると分かった瞬間
“らっこおわり”って慎太郎に降ろすように頼んで樹に駆け寄る北斗。
北斗「じゅい、らいじょうぶ?」
樹「大丈夫。北斗ごめんな、せっかく描いたのに台無しにして…」
北斗「いいよ。ほっくん、じゅいがえんえんちてるほうがやら」
その言葉を聞いて樹が北斗に抱き着いた。
北斗「うわっ!」
樹「お前優しすぎるわ」
北斗「えへへっ、じゅいらいしゅき!」
樹「俺も北斗大好き!」
自分達で仲直りした2人。
その様子を見てた3人は樹に言い過ぎたっと謝り北斗に優しいなっと褒めた。
まぁ何はともあれ無事解決したから良かった。