テラーノベル
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第3話
若井視点
「 は? 」
【 滉斗 】
この言葉がファンたちを困らせ、コメントが止まらなかった。
『 え!?彼女!? 』
『 居ないんじゃなかったの!? 』
『 私の大森くんが〜! 』
他にも批判するやつなんか沢山いた。
『 は?最低 』
『 ふざけんな金返せ 』
『 推して損した 』
それでも大森は笑っていた。
数日後。
あの件は少し落ち着いて来ていた。
ニュースにも、報道にも乗ったりして大変な目にあった。
市役所に行き名前を書くと、二度見をされるようになった。
名前も漢字も一緒。
そりゃ二度見するよな。
あの件から大森は
あの配信を最後に消えていた。
癒してくれる危なそうなサイトにも名前はなかった。
「 今日も居ないか、 」
毎日毎日確認してしまう。
もう一度声が聞きたい。
犯 さ れ た い 。
行きつけのカフェに足を踏み入れた途端、誰かとぶつかってしまった。
「 あ、すいません。 」
「 すいません! 」
聞いたことある声。
学校、いや、仕事場、
顔をあげるとパーカーを深く被っている少し背の高い男の人が立っていた。
横目で顔を見てみる。
鼻は高く、綺麗なフェイスラインをしている。
「 どこかで見たことあるな 」
「 えっ? 」
「 いや、人違いじゃ、 」
そうだきっと違う人だ。
そういうとカフェに黙って入った。
「 待って 」
「 若井だよね? 」
なぜ名前を知ってる。
この人、
高校生時代
「 若井すきだよ 」
「 え 」
「 何言ってるの?涼ちゃん 」
「 本気。 」
体育館裏で手を掴まれてこちらに本気な目で見つめてくる。
俺は大森が好きだって言うのに
こんなところ大森に見られてたら、
ち ゅ 、
小さく鳴るリップ音。
「 ん、」
「 若井のこと本気で好き 」
「 大森なんかに取られたくない 」
涼ちゃんはそう言って俺を抱きしめた。
手や声は震えていて、目には涙を浮かべていた。
「 ごめん今はどうしたらいいか分からない 」
そう言って結局何も出来ず、何も話さないまま卒業したっけ。
「 久しぶりじゃん 」
あの記憶が蘇る。
「 大森とはどうなの? 」
「 あー、会ってないよ 」
「 そっかちょっと時間ある? 」
「 俺の家来ない? 」
涼ちゃんの家は、甘い匂いがする。
チョコレート。
いや
クリームのような柔らかい匂い。
高校生の時はこの匂い好きだったな。
「 若井今は誰が好きなの? 」
「 誰、? 」
「 まだ答え聞いてないかな 」
「 僕今でも若井が好きだよ 」
「 ごめん。今はよくわからない 」
昨日の夜なにしてたっけ。
涼ちゃんの家に行って、
【ピンポーン】
急なインターホンの音に気付かされる。
「 はい 」
ドアを開けると前には大森が立っていた。
「 久しぶり若井 」
久しぶりに見た大森の顔は
優しくて、でも少しやせ細った顔をしていた。
「 大森、さん 」
「 大森さんだなんてやめなよ元貴でいいよ 」
「 そういえば今日から横に住むことになったから 」
急な報告に頭が追いつかない。
隣に引っ越してきた?
来るのじゃなくて?
もう引っ越したの?
「 あっ、はい 、 ? 」
急な報告に言葉が詰まる。
「 だからこれ手土産 」
「 これからよろしくね 」
渡されたものを見てみると、タオルと生活用品が沢山入っていた。
「 ありがとうございます 」
そんなことが1日あって、疲れながらパソコンを開く。
そして1個の配信に目がいく。
【 M・君だけの生配信 】
洒落たタイトルだな。
なんというか、
そう思いつつクリックしてみる。
まだ見ている人は俺しかいなくて画面にもまだ誰も写っていない。
でもなんだかこの部屋俺の部屋と似てる。
すると仮面を被った1人の男性が出てきた。
その男性の配信は玩具に何度も何度も腰を打ち付けている配信だった。
それを見ているうちに、モヤモヤ、。
いや少しムラっとしてしまう自分がいた。
少しだけ。
そう思い履いていたズボンを下ろす。
何時間配信を見ていただろうか、
自分は4.5回ぐらい射精してしまっている。
みっともない。
でも、気持ちよかったし、安心感。
一つだけ疑問なのが隣の部屋から配信と似ている音が聞こえること。
気になって隣の部屋のインターホンを鳴らしてみた。
すると玄関を開け出てきたのは大森。
黙って俺の手を引くと部屋の中に無理やり連れ込んだ
「 ちょ、 」
「 ねぇ 」
「 あの配信見てたの若井だけだよ? 」
「 え? 」
「 だから書いてあったじゃんタイトルに 」
「 君だけの生配信って。 」
そういうと大森はパソコンを閉じ、壁に俺を追いやり、
行き場をなくした。
next→2000❤︎
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少し遅れて申し訳ないです!
次ヤります!
第3話も好評だと続き出そうと思ってます🥹
今のところ皆さんは何話が好きですか?
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コメント
7件
うぉあああああああああああああああああああああああすきですっ
2話です!最後のセリフがたまらなく好き
やっぱり2話が好きかも...次が楽しみです!🎶