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ヤマト:「フッ…!フッ…!フウッ…!!」
じいちゃんに基礎を教わって2ヶ月、この時最初の頃よりメニューが増えていた。
ヤマト:「フゥー……うし、ランニング行ってくるか」
今は腕立て中、ノルマが150だから前より50回増えた
結構な数字だけど慣れれば大差はそうない
ちなみに……
念願のシックスパックもできた時期だ
その代わりと言ってはなんだが……、
ヤマト:「ッ…グッ…ゴフッ、ゴホッ…ぉ”えッ…」
そう、これだ
ビチャビチャッ…
ヤマト:「ハァ……ッ、…」
その代わり、発作のスパンが早くなった気がする
鼻と口から出た黒みがかった血を見つめながらトボトボと歩いて湖の辺りで口をゆすぐ
この時間が一番、一番…俺の…俺の精神を蝕んだ。
ゴシ…ゴシ、
ヤマト:「やば、服で口拭いちゃった。ダメだな、じいちゃんに怒られる。」
ヤマト:「じいちゃん、発作が起きたんですけど」
リンデル:「おぉヤマト、発作か。おいで、治してやろうの。」
テントの中にいるじいちゃんは最近、何かをしてる。いや…作ってるのか?
ヤマト:「…ありがとうございます、何作ってるんですか?」
リンデル:「これは…ふふん、秘密じゃ」
憎たらしい笑み…何かヤな感じ
スープで火傷しろ、スパルタ鬼じじいめ
リンデル:「何か失礼なことを考えてるな?お主」
ヤマト:「いえ何も、ッ…ゴホッ、ケホ…」
リンデル:「おいおい、咳が出とるぞ。ほれ、こっちを向け」
グイッ
ヤマト:「ん……」
リンデル:「Король Духов, даруй тебе благословение………」
ヤマト:「………」(あたたかくて…眩しい……)
リンデル:「よぅしよし、これで大丈夫じゃ」
トコトコ
ヤマト:「ん?」
ドラゴン1:「ねぇねぇ!何やってるの?」
ドラゴン2:「魔法の練習?!」
ドラゴン3:「僕も僕も!僕もやりたい!!」
リンデル:「これお主ら、違うぞ」
ドラゴン3:「ちぇ〜…なんだ」
ドラゴン1:「遊ぼ遊ぼーーー?」
ドラゴン2:「ヤマト〜、遊ぼうよー…」
この子たちは見ての通りドラゴンの子
ここに来てから2ヶ月だから、すっかり仲良くなった
遊び方は…少々問題アリだけど。
ヤマト:「良いですよ、トレーニング終わったところなので」
ドラゴン2:「飛び込み!飛び込みしよ!!」
ヤマト:「じゃあ崖行きますか」
ドラゴン2:「やったーー!」
7歳のこの時は、すごく楽しかったことを覚えてる
じいちゃんと修行して…ドラゴン達と遊んで
危険な遊びもしたけどその全てが
楽しかった
それだけ、覚えてる