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こちらの窓のない白い建物は廃棄物処理棟です。中に入ってみましょう。
御存知の通り、そんしには好き嫌いがありません。植物、動物、腐りかけの汚物や糞尿までなんでもよく食べます。
加工場や製造工場からは毎日たくさんの生ゴミが出ます。この施設では、それらを特別なそんしに処理をさせています。
たくさんの廃棄物を処理するために、ここのそんしには多少の調整を施してあります。
ほら、あれがそうです。あのそんしは、動物で言うと味覚や嗅覚、満腹中枢を破壊した状態に相当します。ですから、なんでも食べるし何を食べても「ゆっくりできない」のです。
すべての廃棄物を迅速に処理し、そんしのうんうんに変えていくのがこの棟の役割なのです。むやみに廃棄物を垂れ流さない当社は、環境に優しい企業であると自負しております。
このうんうんを発酵させ、堆肥にしたのがこちらです。この堆肥は農家の方から大変評判が良く、人気の商品になっています。
私もこの堆肥を使ってプチトメィトゥを育ててみたのですが、とても立派でおいしいトマトになりましたよ。
ええ、そうですね。確かにそんし自体の数はあまり多くはありませんが、オラ森農場で安定的に生産されており、不安視はしていません。
世の中には自分語りで炎上するものやギャラスト行為をするもの、パー券を売りつけるものたちが次から次へと現れてきます。そういったものたちがいる限り、そんしの増長と繁栄が続くのです。
涸沢や 駝鳥が頚を 括るとも 世に無能の 種は尽きまじ (字足らず)
と言ったところでしょうか。