テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
羂くん抜糸して
30
1,132
さーもん
36
「ちょっと、悠仁、そこは……ぁ、んっ、んぅ……!」
私は今、悠仁の部屋の狭いベッドの上で、彼に組み伏せられている。
悠仁の熱い体温が肌を通して伝わってきて、頭がどうにかなりそうになる。
ガサッ、とシーツが擦れる音が狭い室内に響く。
「野薔薇、すげぇ可愛い……もっと、こっち向いて?」
「う、うるさいわよ……っ、はぁ、ぅ、あッ///」
悠仁の大きな手が私の腰をがっしりと掴み、引き寄せる。
ドクドクと脈打つ彼の鼓動が、重なる胸から伝わってきて、胸の奥がキュンと疼いた。
悠仁はいつも真っ直ぐで、全力で私を愛してくれる。その熱量に流されるまま、私は彼と肌を重ね、何度も快楽の波に溺れていく。
「んぅ……ふぁ、あッ……は、はぁ……っ♡」
――でも、私の心と身体には、もう一つ帰る場所があった。
昨日、私は恵の部屋にいた。
恵は悠仁とは正反対で、静かで、どこか冷ややかで、だけど驚くほど執拗に私を求める。
『……野薔薇、お前、誰の匂いさせてんだよ』
そう言って、私の首筋に深く牙を立てるようにキスをしてきた恵の瞳。
思い出すだけで、ゾクゾクと背筋が震える。
恵の、あの冷たい指先が私をめちゃくちゃにかき乱すときの、切ないような、苦しいほどの悦び。
「ぁ、は……っ、恵……ぅぐっ///」
「え? 野薔薇、今なんて……?」
「っ! なんでも、ないッ……! あぁ、ぁんっ……! ぁ、は、いぃ……っ♡」
危ない。悠仁を抱きしめながら、頭の片隅で恵の冷徹な愛撫を思い出していたなんて、絶対に言えない。
二人の男を天秤にかけ、どちらの愛も手放せずに貪り尽くす。
私は最低で、どうしようもない浮気者だ。
だけど、この甘い泥沼から、もう抜け出すことなんて出来やしなかった。
「……っ、痛たた……」
ズキズキと痛む頭を振って、私は目を覚ました。
視界に飛び込んできたのは、見慣れた自分の部屋の天井。
でも、何かがおかしい。身体が妙に自由が利かない。
「な、にこれ……っ!?」
起き上がろうとして、身体が強張る。
私の両手首は、背中の後ろで頑丈なロープによってきつく縛り上げられていた。
しかも、身に纏っているのは薄手の白いワイシャツが一枚だけ。下着すら身につけていない。
冷たいフローリングの上で、無理やり足を左右に割った「ぺたん座り」の姿勢で固定されている。
ジャラ、と静まり返った部屋に、鍵の開く音が響いた。
「あ、起きた」
「……随分とよく眠ってたな、野薔薇」
ドアから入ってきたのは、悠仁と恵だった。
いつもなら見慣れた二人の顔。だけど、その瞳には一切の光がなく、ぞっとするほど冷ややかな温度が宿っていた。
「悠仁……恵……!? なにこれ、何の真似よ! 早くこれ解きなさいよ!」
「解くわけねぇだろ。なぁ、伏黒」
悠仁はいつもの明るい笑顔を完全に消し去り、じっと私を見下ろしている。
恵は静かに私の前に歩み寄ると、その場に屈み込み、私の顎を指先でクイと持ち上げた。
「野薔薇。お前に、いくつか聞きたいことがあるんだ。……正直に答えてくれるよな?」
「な、何よ聞きたいことって……! 私は何もやましいことなんて……っ」
「ふーん。じゃあさ、一昨日の夜、誰とどこにいたの?」
悠仁が冷たい声で問い詰める。
一昨日の夜……それは、恵の家で一晩中抱き合っていた日だ。
「一、一昨日は……! ほら、買い物が長引いて、ビジネスホテルに一人で泊まったのよ! 荷物も多かったし!」
「へぇ。ビジネスホテルね。じゃあ、なんでその日の夜、お前のスマホのGPS、伏黒のマンションを指してたんだ?」
「っ!?」
心臓が跳ね上がる。恵が私の顔を覗き込み、冷たい笑みを浮かべた。
「ちなみに野薔薇、先週の土曜日は? 俺に『任務が長引いて直帰する』ってライン入れたよな。あの時、お前はどこにいた?」
「そ、それは……本当に任務が長引いて、疲れてネカフェで寝ちゃって……」
「嘘つけよ」
悠仁の声が一段と低くなる。
「あの日は任務なんか無かった。俺、お前の担当補助監督に確認したんだわ。お前、ネカフェじゃなくて、俺の部屋に来る途中の裏路地で……恵とキス、してたろ。俺、見たんだよ」
「あ……、あぅ……」
頭の中が真っ白になる。
言い訳を探そうと、口がパクパクと虚しく動く。
「違う、あれは……っ、恵が無理やり……!」
「嘘つくなよ。お前、自分から腕回して、嬉しそうに腰擦り寄せてただろ」
恵が静かに、だけど逃げ場を塞ぐように告げる。
「野薔薇、お前、俺のベッドの上でも言ってたよな。『恵が一番好き』って。……なぁ、虎杖の前でも同じこと言ってたのか?」
「ぁ、あ、う、嘘……違っ……///」
自分のついた嘘が次々と暴かれ、完全に逃げ場を失った。
恥ずかしさと恐怖、そしてバレてしまったという絶望感で、顔がみるみるうちに赤く染まっていく。
上目遣いで二人を見上げる私の瞳は、すでにうるうると涙で濡れていた。
「収集つかなくなって、嘘の上塗り重ねて……。野薔薇、お前、本当に悪い子だな」
「虎杖、もういいだろ。……お仕置きの時間だ」
「や、やだっ……! 触らないで、来ないでッ……!」
二人の男が同時に距離を詰めてくる。
私は必死に後ろ手に縛られたまま、お尻を擦って後ろに下がろうとしたが、すぐに壁にぶつかって行き止まりになった。
「逃げんなって、野薔薇」
悠仁が私の両太ももを掴み、がばりと強引に左右に開かせた。
白シャツの裾が捲れ上がり、秘められた場所が完全に二人の眼前に晒される。
「ひ、ゃぅ……! 見ないで、お願い、見ないでぇ……ッ///」
「無理。お前が悪いことしたから、全部めちゃくちゃにしてやる」
恵が背後から私の身体を抱きすくめ、耳元で低く囁く。
首筋に容赦なく、深いキスが落とされた。
それと同時に、悠仁の大きな手が、すでに蜜で濡れ始めているそこを乱暴に、だけど執拗に愛撫し始める。
「あ、はぁッ! ぁ、んぅ、うそ……つ、冷たい、あぁっ!」
「冷たい? ほら、ここ、こんなに熱くなってんじゃん。どっちの男のこと考えて、こんなに濡らしてんの?」
「ぅぐ、あぅ……っ! ちが、違う、の……ぁ、はぁっ、んんぅーーっ♡」
縛られた手首のせいで、身体をよじることしかできない。
抵抗しようにも、恵の強い力で背後から完全にホールドされ、身動きが取れなかった。
二人の男から同時に与えられる、暴力的なまでの快感と愛撫。
「野薔薇、どっちが好きか、身体にちゃんと叩き込んでやるよ」
「あ、ぁッ、恵……っ、悠仁……っ! む、むり、もう……ぁ、あはぁっ!///」
「ほら、まだまだこれからだからな」
悠仁が自身の熱を帯びた塊を、私の最奥へと容赦なく貫いた。
「あ”ぁッ、あ、あぅ、う、うそ……ぉ、おっき、い……っ! つ、貫かれ、るぅ……ッ♡」
「はは、すげぇ締め付け。なぁ、伏黒、野薔薇、めちゃくちゃ感じてんぞ」
「……分かってる。野薔薇、俺のことも見ろ」
恵の指先が、私のデリケートな場所を同時にいじめ抜く。
前からも後ろからも、逃げ場のない快楽の嵐が私を襲う。
後ろ手に縛られた姿勢のまま、激しく揺さぶられ、脳が、思考が、一瞬で真っ白に染まっていく。
「ひ、ゃぅうぅっ……! ぁ、あ、んっ、は、はぁーーっ!♡///」
「気持ちいい? 浮気したバツな、これ」
「あ、あぁっ! ごめ、なしゃ……ごめんなさ、ぃっ! ぁ、は、いぃぃーーっ!♡」
謝っても、二人の容赦ないピストンと愛撫は止まらない。
「っ、あぁ゛っ!? ゅ、ゆ、じっ、そんな、いきな、りっ……!!」
悠仁の腰の動きが、それまでの比じゃない速さで激しくなった。
バンッ、という肉と肉がぶつかり合う下品で濃密な音が、狭い部屋中に鳴り響く。
「あ゛っ、ぁっ、んんっ! は、はぁっ、あぁああぁっ!♡ む、無理、そんな、そこ、そこぉっ!!」
縛られた手首が、衝撃でビクビクと跳ねる。
自分の意思とは関係なく、身体が奥まで突き上げられるたびに、勝手に甘い声を漏らしてしまう。
視界が快楽でチカチカと明滅して、涙がぼろぼろとこぼれ落ちる。
「っあ、はぁ、う、あぁ゛っ……! ぁんっ、ひ、ひぐっ、ダメぇ……ッ♡♡」
後ろから恵が、私の濡れた髪を乱暴に掴んで、首元に歯を立てた。
痛いのに、それすらも今の私には快感のスパイスになって、全身が震える。
恵の指先が、私の前方の感度を限界までいじくり回す。
「あぁ゛っ、そこッ! ぁ、指、指、いぃ……ッ!! あ゛っ、ぁんっ、んぐぅーーっ!♡♡」
「野薔薇、声、もっと聞かせろよ。俺らどっちのこと考えて喘いでんだよ、あぁ?」
悠仁が私の白シャツの胸元を掴み、さらに深く、私の最奥をグリグリと抉るように突き上げる。
「あ゛っ!! は、ぁっ、はぁっ、あ゛ぁぁっ!!♡♡♡ や、だ、壊れ、る、あ゛っ、壊れちゃうぅーーッ!!///」
「壊れてもいいよ。お前が俺ら以外のこと考えられないように、全部俺らで埋めてやるから」
恵の冷徹な言葉と共に、さらに激しさを増す愛撫。
前後から、内側から、逃げ場のない快楽が休みなく脳を焼き尽くす。
恥ずかしさなんて、とっくにどこかへ消え去っていた。
「ぁ゛っ、あ゛ぁっ! ッ、んあ゛ぁっ!!♡ ぁ、は、あぁ、悠仁、恵、ぁんっ、い、いいいいっ!!/// ぁ、あっ、あ゛ぁぁぁーーっ!!♡♡♡」
思考は遮断され、私はただ、二人の荒々しいリズムに身を任せて、何度も何度も絶頂の波へと突き落とされた。
「つ、つぃ、冷たい……っ、やだ、もう、やめてぇ……ッ!!」
完全に理性を溶かされかけた頭の片隅で、生存本能のような恐怖が警鐘を鳴らす。
このままじゃ、本当に二人によって私の全部が壊されて、二度と元に戻れなくなってしまう。
「ひ、ゃぅあッ、んんぅ……ッ!!」
一瞬の隙を突いて、私は後ろ手に縛られたまま、擦りむけるのも構わずに膝と肘で床を這い、必死に前方へと這い進もうとした。
白シャツの裾がめくれ上がり、シーツの上を無様に這いずる。
二人の手の届かないところへ。この甘く恐ろしい地獄から、一歩でも遠くへ。
「あれ。野薔薇、どこ行くの?」
だが、そんな弱々しい抵抗など、最初から無意味だった。
ほんの数十センチも進まないうちに、足首を悠仁の大きな、熱い手にガシッと掴まれる。
「ひゃっ!? ぁ、離、離してぇ……ッ!!」
「逃がさねぇよ。お仕置き、まだ終わってねぇだろ」
グイッ、と容赦のない力で引き戻される。摩擦で太ももの内側が床と擦れて熱い。
さらに背後から、恵が私の腰を上から完全に押し潰すようにして、ずっしりとした体温を浴びせかけてきた。
逃げようともがけばもがくほど、ロープが手首に食い込んで、ズキズキとした痛みが走る。
「あぐっ、痛っ、痛い、恵……っ、悠仁、おねが、い……ッ!///」
「痛いのは嫌なくせに、俺たちを裏切るようなことは平気でするんだな、野薔薇」
恵の冷たい吐息が耳元を掠め、ゾクゾクとした悪寒が背筋を駆け上がる。
逃げようとしたことで二人の独占欲に完全に火をつけてしまったのだと、本能で理解した。
二人の瞳の奥にある、暗く濁った情念が、私を完全に閉じ込めようとしている。
「ごめ、なさ……ごめんなさぃッ! もう、浮気、しない、からぁ……っ!!」
「本当に? じゃあ、お仕置き、もっと深く刻み込んどかないとな」
「あ゛っ、ひ、ゃぁああぁーーっ!!♡♡」
逃げ道を完全に塞がれたまま、先ほどよりもさらに深く、暴力的な角度で悠仁の塊が突き刺さる。
逃げようとして開いた身体の隙間に、容赦なく二人の愛撫と熱が侵入してきて、私の小さな抵抗は一瞬で無慈悲な快楽の波にかき消された。
「ぁ、は、あぁぁッ!♡ 逃げ、逃げられ、にゃい……っ! も、もう、ダメぇ、あぐっ、あ゛ぁぁーーっ!!♡♡♡///」
「……は、ぁ……っ、ふ、ぅ……ぅ……」
激しいピストンに揺さぶられ、涙と蜜にまみれた状態で、私はかろうじて息を吐き出す。
全身の力が抜けきって、後ろ手に縛られたまま床にぐったりと突っ伏していた。
もう、指一本動かす余力なんて残っていない。
これでやっと終わる――そう思って、弱々しくまぶたを震わせた。
しかし、そんな私の淡い期待は、冷酷な衣擦れの音によって無残に打ち砕かれる。
カチャ、とベルトのバックルが外れる金属音が、静まり返った部屋にやけに大きく響いた。
私の目の前に影が落ちる。
ゆっくりと視線を上げると、そこにはズボンのフロントを緩め、禍々しいまでの熱を完全に剥き出しにした悠仁と恵が立っていた。
二人の暗い瞳が、床に転がる私をじっと見下ろしている。
「おい、野薔薇。身体の方はたっぷり可愛がってやったろ」
恵が冷ややかな声で言いながら、私の髪を掴んで、無理やり顔を上に向けさせた。
すぐ目の前には、ドクドクと脈打つ悠仁の熱い質量が迫っている。
「次は、こっち。お前の可愛い口で、俺たちのこと綺麗にしろよ」
その言葉の意図を理解した瞬間、私の背中に一気に冷たい汗が噴き出した。
頭の芯がサーッと冷たくなっていく。
「な……っ!? や、やだ……っ! 口は、口だけは、本当に、やだ……ッ!!」
それまで快楽に蕩けていた私の顔が、一瞬にしてあからさまな絶望に染まる。
ただでさえ呼吸が苦しいのに、あんなものを口の奥まで押し込まれたら、息ができなくて死んでしまう。
何より、自分のプライドが、そして女の子としての最後の尊厳が、完全に踏みにじられるような底知れない恐怖があった。
「お願い、本当に、それだけは……っ、許して、ぇ……う、うぅ……ッ」
ボロボロと涙が溢れ出し、私は激しく首を振って拒絶した。
縛られたまま、這ってでも後ろに下がろうとする。
しかし、そんな私の絶望に満ちた懇願も、泣き顔も、今の二人には何の意味もなさなかった。
彼らの瞳にあるのは、ただ冷徹な支配欲と、裏切られたことへの容赦のない制裁の意思だけ。
「嫌って言われてやめるわけねぇだろ。浮気したお前が悪いんだよ」
悠仁は私の拒絶をあからさまにガン無視し、太い指で私の顎を無理やり掴むと、力任せに口を割らせた。
「ふ、ぐぅっ……!? や、ぁ、んんぅーーッ!!」
「暴れるな。噛んだらどうなるか、分かってんだろうな」
背後から恵に頭をがっちりと固定され、逃げ場を完全に塞がれる。
そして、濡れた熱い質量が、私の抵抗を嘲笑うように、容赦なく狭い口内へと割り込んできた。
「んぐぅぅーーッ!! む、ぐ、ぅぅ、ぅッ……!!♡///」
喉の奥を直接貫かれるような暴力的な異物感に、目の前がチカチカと火花を散らす。
口内を完全に蹂躙され、吐き気と苦しさで、目尻からさらに涙が溢れて頬を伝う。
顔全体が恥ずかしさと窒息感で真っ赤に染まり、息がまともに吸えない。
「はは、野薔薇の口、きつくて最高。なぁ、恵、こいつもすげぇ濡れてんぞ」
「……耳まで真っ赤にして、可愛いな。野薔薇、もっと奥まで咥えろ」
「ん、んぅぅーーッ!! ぁ、ぐ、ふ、ぅぅっ……!!♡♡」
奥を突かれるたびに、喉が勝手に締め付けられ、グズグズと濡れた音が狭い部屋に響く。
あれほど泣いて拒絶したのに、私の意思なんて最初から存在しないかのように、二人はただ無慈悲に、そして楽しそうに、私の口内をお仕置きの道具として使い潰していく。
「ふ、ぅぅ、んぐぅぅっ、は……っ、ん、んぅぅーーッ!!♡♡♡///」
絶望と、息苦しさと、頭を白く染め上げるような屈辱。
それでも、容赦なく繰り返されるピストンに、私の身体は抗うこともできず、ただ涙に濡れた瞳で二人を見上げるしかなかった。
「は、ぁ……っ、ふ、ぅ……、ぅ……ッ」
すべてが終わり、部屋の中に満ちていた荒い呼吸音と、じっとりとした熱気だけがゆっくりと引いていく。
私の口からドロリと溢れたものが、顎を伝ってシーツに丸い染みを作った。
「ん、ぅ……っ、は、ぁ……」
手首は後ろ手に縛られたまま。
感覚が麻痺して、自分の手じゃないみたいに冷たくなっている。
身体中が二人の熱と匂いでドロドロに汚されて、腰の奥はズキズキと重い痛みを訴えていた。
顔は涙と、恥ずかしさと、激しいピストンによるのぼせで、耳の裏まで真っ赤に染まったままだ。
「野薔薇、お疲れ。……すげぇ可愛かったよ」
悠仁が、いつもの調子に戻ったような、だけどどこか冷たい温度を残した声で、私の頭をポンポンと撫でる。
その手が、私の頬に残った涙の跡を指先でなぞった。
「う、ぅ……っ、あんた、たち……サイ、テー……」
掠れた声で精一杯睨みつけるけれど、涙で濡れた瞳には何の威圧感もなくて、ただの強がりにしか見えない。
恵は静かに私の後ろに回り、ようやく手首のロープに手をかけた。
「……反省したか? 野薔薇」
「っ、……」
「これに懲りたら、もう二度とバカな真似はするなよ。……次やったら、こんなもんじゃ済まさないからな」
ロープが解かれ、血が巡る痛みが手首に走る。
自由になった手を前に持ってきて、私は震える手でシーツをシワが寄るほどきつく握りしめた。
下着も穿いていない、白シャツ一枚だけの無防備な身体。
二人の視線がまだ私の全身をねっとりと這っているのが分かって、全身に鳥肌が立つ。
「あ、は……っ、んぅ……///」
身体の奥に残る、消えない熱。
あれほど酷いお仕置きをされたのに、私の身体は、今も二人の匂いを強烈に刻み込まれて疼いている。
絶望と、恥ずかしさと、そしてどうしようもない敗北感で、私は顔を両手で覆い、ただ小さく丸くなって震えることしかできなかった。
コメント
1件
うわああああ待って待って第1話からこれ!?😭💦❤️🔥 悠仁の明るさの裏に潜む独占欲と、恵の執着のヤバさがガチで刺さりすぎてる…!! 「どっちの男のこと考えて濡れてんの」とか地獄の一言すぎて頭抱えたよもう🫠💥 野薔薇ちゃんの、逃げたいのに身体が覚えてる感じとか、縛られてからの絶望と快楽のギャップがエグすぎて何度も読み返した… これは続きが待ちきれない…!!うたひめちゃん天才すぎます😭💕