” Forbidden ”
祥生「 」
瑠姫『 』
※ 長文が写ります.
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「 大平祥生 / 16歳 / 高一 」
普通の高校生 … だけど 、
僕は すこし 、周りと一段と違う恋をしてる 。
それは なんだって 、、
『 そこ昨日も間違えてなかったけ?笑 』
「 えぇ… そうだっけ、、 」
『 もー仕方ない
また教えてあげるわ 笑笑 』
「 へへっ 、 やった 、
白岩先生ありがとうございま ー すっ 」
『 ん、いいよ 笑 』
そう 、 僕の恋相手は 、年代も何もかもが違う 、
” ‘白岩瑠姫先生 ” 。
僕の担任で 、 いつもかっこよくてやさしいの 。
笑う顔も優しくて … いつも喋る声も甘くて …
いつでも何度でも惚れちゃうの 、、、
こんなにリスペクトな白岩先生だから 、
クラスからも 、学年からも 、全校からも 、
人気がNo 1 らしくて ……
同級や年下の先生にも 、 評判が良くて 、
よく話してるんだって …
四六時中 、 隣に誰かしら居るんだって 、
だから近づきたくても近づけない恋 …… ?笑
入学当初から思い続けてきたからこそ 、
こんな恋はとてもつらかった 。
いっそ諦めたいなんて 、何度思ったことか 。
でも唯一 、2人っきりの時間を取れる時っていうのは 、
放課後の残り勉強 。
休み時間はいつも女子と話しているし 、
朝は苦手で早く来れなくて …
だからってお昼ご飯誘うことも出来ないの 、
放課後は 、白岩先生目的で残る人は多いけれど 、
最後はいつも僕が残るんだ 。
でも 、頭は良くないし 、別に悪くない 。
だけれど 、悪いふりをして 、
白岩先生に少しでも近づきたいの …
これが僕なりの方法 、 笑
今日は体育祭 。
雲一つもない 、 優雅な青空を下に
僕らは 、 開会式・閉会式のリハーサル をする 。
初めての体育祭で何もかもが分からないけれど 、
結構楽しみ 、 。笑
絶対に僕のクラスは優勝して 、
白岩先生の笑顔見るんだもん 。
そして 、僕のクラスは 、 黄色のハチマキ 。
でも … 僕下手っぴで 、上手く巻けないんだよなぁ 、、、
いつも巻けないや … 当日までに直せなかったや、
「 ん … はぁ 、、、 」
「 やっぱ巻けないや … どうしよう 、 」
そんな事をため息つきながら、呟いていると 、
隣から甘くて優しい声がそっと聞こえてきた。
『 しょーせい っ 』
「 うわぁっ !?? 」
『 馬鹿 、 そんなビビらんでも 笑笑 』
「 急に来た白岩先生が悪いですもん … 」
『 ふっ 、笑 』
そう、白岩先生 。
やっぱ一段とかっこよくてイケメンだなぁ ……
白岩先生の顔に惚れて溺れちゃいそう… なんてね 笑
『 祥生 、 それハチマキ巻けないんでしょ?笑 』
「 はぁっ 、! 巻けます 、 」
『 ん 、 もうみんな巻き終わってるよ ?笑 』
『 ほら早く巻かないと 』
「 ん … 、、 あれっ 、…… (焦) 」
『 巻けないん ?笑 』
そうちょっかいかけるように笑いかける 、
白岩先生の笑顔は甘くてすこし可愛かった 、、笑
「 いつも巻けるのに っ … 」
『 まだまだ子供やなぁ 笑 』
「 うっさい 、 」
『 ん 、 ほらハチマキ貸して 』
「 へっ … あっ 、 」
『 静かにしてて 』
「 あっ … はい 、、 」
僕は初めて 、 こんなキュンとした感情を抱いた 。
僕よりも遥かに身長が高い白岩先生は 、
わざとしゃがんで 、 僕の身長似合わせてくれた 、
そしてハチマキも巻いてくれてる 、、
いつもよりも 、 服装や髪型に気を入れている
白岩先生がとてもかっこいい …
こんな先生と出会った僕は幸せ者だなぁ 、、
そんなことをボーッと考えていると
いつの間にか無我夢中になってしまって ……
『 おーい 』
「 わっ、 」
『 何ぼーっとしてんの笑 』
「 してないですし、 別に … 」
『 口ポカーンなってたよ ? 』
「 えっ、見たんですか、? 」
『 見ない以外に選択あったけ ? 』
『 可愛かったよ 』
「 へっ!? 」
突然の言葉に、僕は驚きを隠せなくて、
腰が抜けそうだった 、、 笑
急に爆弾仕掛けてくるから沼るんだよなぁ …
『 ほら始まる 、 前向きな 』
「 えっ、あ、 はい …… 」
にしても、こんなことを言われたのは初めて 。
いや 、 もしかして幻聴 ? ……
僕の妄想のし過ぎかも …
どうしよう 、もっと好きになっちゃうよ 、、
白岩先生 、いつも色んな人と居るから 、
誰か好きなのかもわかんないし ……
もう 、、、 ハッキリしてよ 、 白岩先生 、、
) 初めの競技は 1年生による 徒競走 です
1年生は準備をよろしくお願いします 。
「 うーん … 次かぁ 、、、 」
「 でも初めは女子からだから 、、 」
『 祥生早く走れんの ?笑 』
「 わっ … 」
「 白岩先生 、 ずっと一緒練習してるから 、
僕の速さ分かりますよね 、、 」
『 あそうだっけ? 笑 』
「 え、、 」
白岩先生が僕のこと忘れてるなんて 、
衝撃で思わず言葉が出てしまったよ 。
いつも一緒に練習してくれて、
褒めてくれて嬉しかったのになぁ、、、
まぁ、でもそうだよね ……
いつも色んな人と関わっているから 、、
いつも静かで目立つことが少ない 僕なんか 、
頭の片隅にもないよね 、、、
『 祥生 、何そっぽ向いてんの 』
「 なんもないです … 、 」
『 何お前不貞腐れてんの ? 』
「 ん 、 不貞腐れてないです 、 」
『 嘘つけ 笑 』
『 なんかあったんやろ ? 』
「 ッ …… 」
「 白岩先生なんて 、僕のこと知らないくせに … ! 」
『 待てよ 祥生 !! 』
初めて 、大好きな白岩先生から 、離れた 。
大好きで大好きで 、あんなに大好きだったのに 。
僕は自分の勝手な行為のせいで 、逃げてしまった
今更後悔なんて遅かった 、
もう1年生の競技始まってるのに ……
もういいや 、出なくていい 、 笑
どうせ … 誰も見てくんないし 、
白岩先生は今頃女子にチヤホヤされてんだろーな …
あんなに鳥はしあわせそうなのに 、
なんで僕はこんなにつらいの ……? 鳥さん …
僕もしあわせにしてよ 、
もう諦めたいよ 、 この恋 …
『 はぁはぁッ … (息切) 』
『 祥生お前逃げんなよ … 』
「 なんで付いてくるんですか 、、、 」
やっと、会場から逃げれた 。
そんな思いは束の間の時間だった
すぐに白岩先生は僕に追いついてきていて …
『 急に逃げるからだろ … 』
「 ついてこないでください、、 」
『 ッ 、、 逃げんなって 』
そう言うと、白岩先生は 、
僕の腕を鍛えた手でギュッと握った 。
離れようとしても離れられなかった
「 もう離して … !! 」
『 なんで逃げんだよ 、 』
「 いいからっ … もう一人で居る …… 」
『 まさかだが 、先生のことで嫌な事あった ? 』
「 ッ 、、、 」
こんな時に限って 、敏感な白岩先生は 、
まるで全部僕のことを知っているような感じだった
すこしの時間しか一緒に居ないのに。
いつもたのしく他の人と遊んでるくせに 、
「 知らないくせに …… 」
『 なんつった?』
「 全部白岩先生のせいです 、 」
「 もう話しかけてこないで 、、 」
『 なんでいつも一人で溜め込んでんだよ 』
「 え、? 」
そんな些細な言葉に僕は驚いた
だって、いつも他の人と沢山いる先生が
僕の行動に気づいていたから 。
『 先生いつも見てんだぞ? 』
「 でも僕のことなんか知らないでしょ、 」
『 へぇ … 知らないことなんてないと思うなぁ … 』
「 んぇ、?? 」
『 ん、 (顔近) 』
そう言うと、白岩先生は 、
僕の顔に顔をグッと近づけてきた 。
白岩先生の甘い香りと 、真っ直ぐな瞳に
僕はきゅんと 、心が動かれたような感覚がした。
「 わぁっ!?? // 」
『 ふぅ …… さあ競技に戻ろっか 』
「 へ、あ、、 」
『 ほら、早く行くよ 』
「 … /// 」
何も無かったかのように 、
会場へと急ぎ足で 、僕を連れていく 、
白岩先生の姿は 、いつも… いやいつも以上に
かっこよくて 、、今すぐその体に抱いて欲しかった 、。
『 ほら早く走って 』
『 もう次の次で祥生たちの番 』
「 へっ、あっ、、 」
『 もー早く 』
「 あっ… はい、、 」
戻ってきた時の 、クラスの視線は少し 、
冷たいようなそんな目をしていた 。
戻ってこなければよかった ……
もっと白岩先生といれば良かった 、、
この時間が苦しくて苦しくて 、
さっきの白岩先生との甘い時間なんて
すぐに吹き飛んでしまった 。
) それではついに後半戦 、10組目です 。
10組目の1年生男子は準備をお願いします 。
c,m[ 早く構えてくんない? 始まんない ]
「 はっ、、 ごめん … 」
周りでは 、キャーキャーと女子の声が聞こえる 。
はあ … いいなぁ、、
でも僕には白岩先生が居るんだもん 、。
どうせ報われないけれどな …
) それでは構えてください 。
よーい!!!ドン!
ドンッ (押)
「 うわっ、!!! 」
僕が、走ろうとした瞬間 、
誰かに押される感覚がグッと感じた
やばい、どうしよう、焦りが僕を責めた 。
泣きそうになっている時 、
誰かが僕をおぶって 、一気にゴールに向かって、
走っていったのだ 。
もう他の走るメンツはゴールに着いてるのに 。
誰だろう …
僕の目は涙でいっぱいで 、周りがぼやけていて …
何も見えなくて 、、、、
でもこの甘い匂いで 、誰かはすぐにわかった 。
『 祥生大丈夫か? 』
「 あっ、え、あ … はい…… 」
『 血が出てんな… 手当てしてくれるから保護所に行こ 』
「 はい、 」
「 ん、 …… 」
『 歩けるか? 』
「 …… 歩けます、 」
「 ふ、、、 んん、…… 」
『 こーゆうところな 。祥生の良くないとこ。 』
『 助けが必要ならすぐに求めろ 。 な? 』
「 はい、、 」
そんな爽やかな白岩先生に連れられて、
保護所へと連れていかれた 。
あの願いが叶ったなんて ……
おぶってくれることがこんな時に叶うんだ …
そして、僕にも味方がいるんだ 。
そう思えた 。
白岩先生はたらしでもなんでもないんだなぁ 、、笑
なんて馬鹿なことを考えていた 。
その後の競技は 、ずっと傍に白岩先生は いてくれた 。
次の日とかには女子に何か言われそうだけど、
でもこんな幸せなことなんて今日だけだ
そう思えば 、後々のことなんてどうでもよかった 。
♡,💬 たくさんよろしくお願いします 😭🙏🏻
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もうるっくんがリアル王子