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コメント
6件
ハッピーエンドだね!!めった良かった!!
よかったー!どうなることやらと心配してました!
「……触れて……お願い、僕を……」
若井の手が迷わず伸び、藤澤の冷えた指をぎゅっと握った。
「……俺たちが、楽にしてやる」
藤澤も頷き、柔らかく微笑む。
「涼ちゃんのせいじゃない。……俺たちに任せて」
次の瞬間、藤澤は2人の胸に抱きしめられた。
「あ……っ……!」
その瞬間に押し殺していた声が堰を切ったように洩れ、背筋を震わせる。
大森がそっと唇を重ねると、藤澤は目を潤ませながら声を洩らす。
最初は優しく、だが切実さを帯びて深くなっていく。
「はぁ、っ……元貴……」
吐息と共に声がもれる。
その声音は、快楽と同じくらい愛情を求めていた。
若井も背後から腕を回し、耳元で囁く。
「大丈夫。……俺たちがここにいる」
藤澤は震える声で答える。
「……ありがとう……嬉しい……」
次第にキスは深くなり、藤澤の吐息は甘さを増す。
「ん……っ、ふ、ぁ……っ」
藤澤の身体が小刻みに震え、声が漏れた。
大森の手が胸元へ伸び、そっと愛撫する。
胸の突起を指で転がされるたび、甘い声が抑えきれずに溢れ出る。
「ひぁ……っ!あ、そこ……やぁっ……!」
「……嫌?涼ちゃん」
「ううん……。今までより……全然違って、気持ち良すぎてっ……声が、でちゃう……っ!」
大森が囁き、若井の手が下腹部へと伸びる。
熱を帯びたそこを掌でなぞった瞬間、藤澤は弓なりに反り返った。
「ぁああっ……っ!だ、だめ……!熱い……っ、そこ……っ」
涙が頬を伝い、声は絶え間なく漏れる。
「……恥ずかしい……こんなの、見られたくないのに……っ」
だが大森はその顔を両手で包み込んで言った。
「……見せて。全部、俺たちに見せていいんだよ」
その言葉に、藤澤は必死に大森に縋りつくように唇を重ねた。
「んっ……んん……はぁ……っ」
若井はさらに下腹部を指で攻める。
敏感になった場所をゆっくり、しかし確実に愛撫する。
「んっ……だめぇ……あっ、そこ……っ!気持ちいい……っ」
藤澤の声は甘さを増し、快楽の波に呑まれていく。
胸を舐める大森の舌。
下腹部を執拗に責める若井の指。
二方向からの愛撫は、彼の理性を一瞬で溶かす。
「あっ……あぁぁっ……だめっ……くる、イく……っ!」
指が一層深く扱かれ、舌が敏感な突起を吸い上げる。
「やぁああっ……あああぁっ!!」
藤澤は絶頂の波に呑み込まれ、涙を流しながら身体を震わせた。
大森は、震える藤澤の背中を優しく撫でていた。
「……大丈夫。もう、大丈夫だから」
だが藤澤は小さく首を振った。
「……違うんだ。僕が……僕の手で、あの薬を作ったんだよ……」
掠れた声で絞り出すように言葉を吐く。
「禁忌の薬……僕が調合して、あいつらに渡した。飲ませて、効き目を試させて……笑われて……。そして……」
藤澤の声が途切れる。
喉が詰まって言葉にできない。
だが、何をされたのかは2人に伝わっていた。
若井は拳を強く握り、悔しさに震えた。
「……それでもだ」
彼は藤澤の頬を掴み、涙で濡れた顔を正面から見つめる。
「俺たちにとって涼ちゃんは……仲間で、家族なんだ。汚れてるなんて思わない。むしろ、お前を守れなかった俺たちが悔しい」
「……家族……?」
藤澤の声はかすれ、目からは涙が溢れ続ける。
「そうだよ」
大森は微笑む。
「涼ちゃんは俺たちの大事な、かけがえのない存在なんだ」
若井も力強く頷いた。
「お前がどんな姿でも、俺たちは見捨てない。……だから、一緒に帰ろう」
その言葉に、藤澤の張り詰めた心が音を立てて崩れていった。
「……ごめん……ありがとう………」
声を詰まらせながら、2人の胸に縋る。
大森と若井は同時に藤澤を抱きしめた。
痩せ細った体を包み込み、温もりを与えるように。
「いいんだ。俺たちが支える」
「……これからは一緒だ。もう二度と離さない」
快楽に溺れながらも、確かにそこにあったのは支配ではなく、愛情だった。
「……2人がいるなら、僕……生きていける……」
夜空を見上げると、雲が切れ、満月が三人を照らしていた。
涙に濡れた藤澤の横顔を、柔らかな光が優しく照らす。
やがて疲れ果て、藤澤は安らかな寝息を立てた。
彼を包み込み、2人で頭を撫でながら、いつまでも寄り添い合った。