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Lulu🍓💖@ペア画中
二
「日菜、お友達がプリントを届けに来てくれたよ!」
水曜日の憂鬱な午後。お母さんのうるさい声が頭にキンキン響く。
「⋯⋯はぁ、ごめんね。いつもありがとう。」
「いえ、平気です。早く日菜ちゃんに学校で会いたいです。お大事にって、伝えておいてください。」
急に、心臓がドキッと跳ね上がった。この声⋯⋯もしかして⋯⋯。
「うん、わかった。ありがとうね。じゃ、気を付けて帰ってね。」
「はい、さようなら。」
その凛とした涼しげな声は、私には「ざまあみろ」という皮肉の言葉にしか聞こえなかった。
あの声、間違いなく⋯⋯
私をいじめた女、亜子亜子だった。苦しんでいる私を眺めて楽しんでいた、あの⋯⋯。
キィィィ⋯⋯
階段を上がる音が、トン、トンと、ゆっくり耳に届く。
「日菜、亜子ちゃんって子がね、日菜に会いたがっていたよ。いいお友達を持ったね。」
「⋯⋯そう⋯⋯。」
(違う、違うの⋯⋯!お母さん、その子は友達なんかじゃないの⋯⋯!)
⋯⋯なんて、言えるわけないよね⋯⋯。
「⋯⋯あのね、日菜。」
お母さんが少し寂しげな表情になり、低めのトーンで言葉を紡いだ。
「つらいとは思うけどね、でも、今は、やっぱりあなたにとってとても大事な時期だと、お母さんは思うの。」
「だから、お母さんと、ちょっとだけでいいから頑張ってみよう?ちょっとずつでいいの⋯⋯ね?」
「⋯⋯。」
黙ったまま、お母さんは私を抱きしめた。お母さんの服から、うっすらといつもの洗剤の匂いがする。
これが私にとってプレッシャーであることなんて、考えもしないんだろうな。
コメント
3件
第2話、読んだよ…🥀 亜子がプリント届けに来たってシーン、心臓止まるかと思った。日菜の「ざまあみろ」にしか聞こえないって感覚、すごく分かる。あの声だけで過去の傷がぶわっと蘇る感じ、しんどい…。 お母さんの「頑張ろう」も、洗剤の匂いも、ぜんぶ優しさなんだけど、それがプレッシャーになってるギャップが切なすぎる。日菜の孤独がひしひし伝わってくる…🤍 このお母さんには言えない感じ、すごくリアルだった。続きが気になる…